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20話


「エルフの村ですか……今回のことの報告があるので、【神樹】様のところまで一緒にきて欲しいのですが」


【神宿りの森】にいる【神樹】様の前にエルフの村によらせてもらうことを条件にサロインのお願いに頷いておいた。


「そういえば、サロイン達って種族はなんなの?オーク?ってやつ?」


豚顔に二足歩行で歩き武器を使うと言えば、ファンタジーで定番のオークだと思うのだが、ゲームとかだとモンスター扱いのことが多かったから気になった。


「我々ですか?……【神樹】様の加護を得て【ハイポーク】という種族になってまして」

「オークなんかと一緒にしないでいただきたい」

「あいつらはモンスターで、我らは亜人だ」


サロイン達【ハイポーク】族は【神樹】の加護を受けて亜人になったらしいので、モンスターのオークと一緒にされたくないようだ。

サロイン達に謝って、みたことないオークのことを聞いた。


「体内に魔力の核石(魔石)を持っているのがモンスター、または魔物と呼ばれてますね」

「人型がモンスターでそれ意外が魔物だ」


魔石の有無が亜人とモンスターの境目らしい。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「っと、着きましたよ」


雑談しながらだったからか、思いのほか早くエルフの村に着いた。

サロイン達がいても特に何も言われずに村の中に入った。


「アポカリプスのこと知ってる人がいるって聞いたんだけど、教えてくれないかな?」


一番最初に目についた村人に紹介状を見せると、慌てて誰かを呼びに行ってくれた。


「お待たせしましたかな?」

「大丈夫です」

「ここでは、なんなので私の家まで来てもらえますかな?」


呼びに行った人とさほど変わらない、20代くらいの金髪ロングのイケメンを連れて来た、彼が目的の人物かはわからないが彼の後を付いていく。


「すごい、あれが【神樹】?」


村の中を進んで大木のうろにつけてある扉をくぐった。

扉の先は高台になっていて遠くの方に巨大な大樹が見えた。


「うろの中が高台って……」

「空間系の魔法なので、扉はすぐに閉めて下さい」


ゼノが驚いているなか、金髪ロングが扉を閉めるように言ったのでユッカが慌てて閉めた。

高台から続く軽く舗装された道を進み、【神樹】には劣るけど、樹齢が数千年はしそうな樹の根本にある扉に案内された。


「ヒカリ姉、道が……」


ゼノの言葉に後ろを振り返れば、通って来た舗装された道などなかった。

どうやら金髪ロングの持つ【神樹】の加護とやらが影響して通りやすい道を作ってくれていたらしかった。

【神樹】の加護はすごいモノのようだね。


「遅れましたが、ようこそリッタ氏族の村へ……私が村長のシアンリッタです」


扉の中に入りシアン氏が壁に向かってなにか話かけると、広間に円卓と植物の椅子がはえてきた。

飲み物も全員分用意されて、話がはじまった。


「ここからさらに奥に進んだところに【アビス霊洞】と呼ばれる場所があります。文献によればアポカリプスが封印されていた場所なので、恐らくは……」


「警邏隊の警戒区域にはそんな場所はないから外れてるんだろう」


サロイン達もアポカリプスが以外と近くにいたことに驚いているようだった。


「そういえば、ここに来る途中で変なモンスターと戦ったけど。わかりますか?」

「人形のように見えますが、トレントよりだいぶ強力なようですね」


木人の残骸をシアン氏に見てもらった。

トレントってモンスターがいるみたいで、ユッカに聞いたところ、危険度はC~Dというところで以前のユッカならソロ狩りもできないくらいの危険な相手ということだった。


「……、ありました。どうやら幻獣の眷属のようですね」


木人を調べに席を外していたシアン氏が答えとともに戻ってきた。


「幻獣?」

「過去に暴れた記録がありました、鉄には弱いようです……少しでも樹を使ってる武器は効かないとあります」


木人の性質もわかり、【アビス霊洞】への行き方も教えてもらったので、村を後にした。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


アポカリプスの情報を手にいれたので、サロイン達とともに【神樹】様への報告につきあうことになっている。

報告が終われば【アビス霊洞】へと突撃して、さっさとユリィを助け出したいね。


エルフ族の村を出て少し歩くと大きな岩があった、シアン氏がいないから歩き難い道を進み、二度目の休憩をとりたいなと思いはじめたところで到着した。


【神樹】様の呼び掛けをサロインがしてる間に簡単な甘いものをユッカとゼノに渡して休憩をとる。


「待たせたな、サロイン【神樹】様がお会いになる」

「ガルム様!!」


少しして、色白の肌に銀髪で片目を隠すように伸ばした美少女が現れた。

ガルムと呼ばれた美少女はこちらを見ると大岩に向き直り手をかざした。

何をしたのかわからなかったが、大岩が横にズレていき後ろに隠されていた小さなトンネルが現れた。


「【神樹】様がお待ちだ、ついて来い」


ボクより少し背の高い美少女が皆について来るように告げ、さっさとトンネルの中に入って行く。

ボク達も続いて入っていく。

いよいよ、【神樹】様と対面だ。

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