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俺 ドント ラブ AI!!  作者: 花園三京-Chan-


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27/39

ラストは最強トリオが鬼らしい。

第3回の模擬投票結果も渡辺が1位だった。

渡辺本人も平静を演じているが、そろそろ焦ってくる頃ではないだろうか。


そして、またまた時間がある中、最後の鬼ごっこの鬼が発表された。

五百旗頭いおきべ、渡辺、渡部の3人か。


確か誰も<体力回復薬>は使用してないけど、3人とも余裕の笑みだ。

そりゃあ、20mシャトルランとかでえぐい記録を小学校の時から保持している体力お化けトリオだ。

そう簡単に倒れるわけがないよな。


そして、渡辺にはどうにかして人間だということを証明する最後のチャンスといったところだろうか。

正直俺としては体力お化けだからという理由で渡辺が疑われている構図が好きではない。

ちょっと鬼ごっこの最中に心理戦を仕掛けてみようか。


なんてことを考えていると、


「いやぁ、ここにきて最悪の布陣だね。」


っとっと!越智!隣にいたのか!驚かさないでくれ!


「何?ボッチ気味のあんたに声かけただけなんだけど、なんか文句あるわけ?」


と下から顔を覗き込まれる。

あのなあ、と反論しようとした矢先


「伊藤くんは何かしらの作戦を持っているようです。越智さん、あなたと違ってね。」


越智とそろって声の方向を見ると落合がそこに立っていた。

この2人って出席番号が隣通しだからいろんなイベントで一緒になる機会あったけど水と油のごとく意見が一致しないんだよな。


まあ、性格が真逆だからな。


「で?どーなの?瑞樹みずきは誰がえーあいなのか分かったってこと!?」


「確証、って言える範囲ではないがグレーだな、と思う奴なら。」


「へーだれだれ?」


うわ、そんな大声で迫ってくるなよ。注目を浴びるだろ。

誰のことをAI(人狼)だと思ってるかなんて外した時が怖いから言えるわけないって。


「やめたほうがいい。あなたと違って伊藤くんは賢い」


「誰が馬鹿だってぇ?」


「誰も馬鹿とは言ってない。ただ、賢い人には分類されないといっただけ。」


「それって馬鹿ってことじゃん!」


…こいつら一周周って仲いいんじゃないか?

まあ、ああいう越智みたいな人間味があふれている奴らこそ人間にカウントされるべきなのかもしれない。落合はわからない。どっちともとれる。


さてと、さりげなくこちらは距離を取らせてもらって…

あ、越智に気が付かれた。こっちによって来る。


「何か用があるのか?」


「ないけど!」


なら邪魔しないでいただきたい。

俺は正門付近に何となくで集まっているグループの中から抜け出す。越智もついてきたが有難いことに一言も話しかけてこなかった。


「あんた、本当に何か作戦があるわけ?」


なんとなくグループから陰になる位置まで移動した時、越智が声量抑え目で話しかけてきた。


「…鬼ごっこが始まったらこの位置に隠れてる。」


一瞬話すかどうか迷ったが、話しても問題ないと判断して話し出す。


「はぁ?かくれんぼで逃げ切るつもり?ここなら──」


「すぐに見つかることが目的だ。特に渡辺、あいつにだ。」


先手して越智が言いたいことを先に言っておく。


「…何言ってんのかわかんない、やっぱ私もーどろ」


と出ていきそうな越智の右手を引っ張り物陰へと引きずり戻す。

ちょうどカウントダウンが始まったところだ。

グループの面々が校舎に向かって逃げていく。


「今出ていったら、バレるだろう?」


「ちょっと離してって…」


「駄目だ…!」


ちょっとここは大事なので、本職の暴徒鎮圧訓練の成果出させてもらいます。

あまりレディーにするものではないのですが。

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