深呼吸
151、深呼吸
形なき 名もなき詩を胸に 街に背中向けた
あの夏の澄んだ空に ずっと憧れを抱いて
夢の道 わけもなく歩んでいた 時に涙を知り
戦いて 背く 自分が嫌で 自問自答をくりかえす
風の中で 両手広げて 深呼吸をすれば・・・
まだ見ぬ世界へと飛べる羽が生えた気がする
戻れない過去を嘆くよりも 知らない明日を追いかけよう
想い出 綴った詩を共に 唄った共に手を振る
青春の日々をホントに・・・ホントに・・・ありがとう さよなら
光る瞳 お互い うつむく また帰ってくるよ
景色の流れる視界の隅に たまる涙が
知らない街を濡らしていく 帰ろう 夢を叶えたとき
風の中で 両手広げて 深呼吸をすれば・・・
これまで支えてくれた人たち たくさんのありがとう
溢れる言葉 伝えられず こうして今になって悔いる
まだ見ぬ世界へと飛べる羽はこの街がくれた
戻れない過去を嘆くよりも 知らない明日を追いかけよう
帰ろう 夢を叶えたとき
帰ろう・・・
帰ろう・・・
新たな決意を抱えた若者が街を捨てて、夢を追いかけるそのとき――。
多くの想い出が頭に浮かぶだろう。
いつかまた帰る。僕の街へ。
夢を叶えるまでは、深呼吸して追いかけるだけ。