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異教徒、トルコ説話の一片 The Giaour, A Fragment of a Turkish Tale. (1813)  作者: バイロン卿ジョージ・ゴードン George Gordon, Lord Byron/萩原 學(訳)
僧院にて
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ここからは、後日談のようなもの。全集版にあるコールリッジ他による註釈では、この段のみ最初のモスレム漁師が語り、以後は出てこないという。

「あそこに見える孤独な修道士の名は何と?

 あの目鼻立ち確か前にも見たこと、

 もうずっと前だが、自分の土地に、

 独り岸辺を颯爽駆け抜けて行った時に、

 見るからに乗騎を急き立て疾駆する様、

 騎手たる者の求め続ける境地さながら。

 'How name ye yon lone Caloyer?

 His features I have scanned before

 In mine own land: 'tis many a year,

 Since, dashing by the lonely shore,

 I saw him urge as fleet a steed

 As ever served a horseman's need.

 しかしその顔、見た事はあるが、その時も

 刻まれたる苦悶の色も在々と

 見過ごすふりも二度とはできぬ程

 その同じ暗い魂今なお息づくようだ、

 その額に死が刻印されたかのように。」

 But once I saw that face, yet then

 It was so marked with inward pain,

 I could not pass it by again;

 It breathes the same dark spirit now,

 As death were stamped upon his brow.

Caloyer:東方正教会の修道士。『チャイルド・ハロルド』からの引用、原註に曰く

Childe Harold, Canto II. stanza xlix. line 6, and note 21, Poetical Works, 1899, ii. 130, 181.

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