敵がまだいるかもしれない
『キツネ男』の人型攻撃に苦戦していたアスカだったが、そこへコウセイとヒロミが追いついて、コウセイの守護霊、蒼き竜騎士『空飛ぶイルカ』があっさり撃退した。
『キツネ男』を戦闘不能させた3人は、先に行ったヒロヨとオビトを追いかけようとする。
そこへ亡霊が現れた。
アスカ
「紅蓮の戦士『不動の解脱者』!」
コウセイに助けられて小休止したアスカは、精神力を回復。ゆえに以後は戦闘に参加できる。
『不動の解脱者』の手拳ラッシュ。亡霊を撃退。
次いで亡霊が3体、現れる。
コウセイ
「蒼き竜騎士『空飛ぶイルカ』!」
『空飛ぶイルカ』の槍さばきで3体の亡霊を瞬時に全滅させる。
コウセイ
「妖怪の数が多いな」
ヒロミ
「私も手伝います! 白銅の獣聖『迷い犬』!」
ヒロミ、守護霊を召喚。
アスカ
「ヒロミは大人しくしてなさい。 あなたの守護霊は戦闘向きじゃないんだから!」
ヒロミ
「バカにしないで! 『迷い犬』の鉤爪は飾りじゃないのよ!」
新たに現れた小鬼を、『迷い犬』の「引掻く」で斃す。なお「引掻く」というのはヒロミがそのように叫んだだけで、守護霊の固有能力ではない。
コウセイ
「喧嘩をしている場合ではないよ。 ほら、今度は鬼が現れた」
さっきから襲ってくる亡霊よりも実体化している。
大きな爪を立てて無差別に殴りかかってくるが、コウセイの『空飛ぶイルカ』の敵ではない。瞬殺とまではいかないも、手にした槍の連続刺突で完全調伏。
鬼を斃したら、今度は巨鬼が現れた。それも2体。
アスカ
「数が多いだけじゃないわ。 戦闘力が高い妖怪もいる!」
ヒロミ
「これがクラハシの丘? 古墳の邪気が妖怪に戦闘力を与えているとしたら……オビトたちが心配だわ!」
コウセイ
「確かに! だが、古墳の邪気だけで、巨鬼まで現れるというのは聞いたことがない。 巨鬼なんて、古墳の主クラスじゃないか!」
『空飛ぶイルカ』がまず、巨鬼の1体を撃退。
もう1体は、アスカの『不動の解脱者』が相手にしている。『不動の解脱者』は新能力の絶対防御を使い、巨鬼の攻撃を強固に防いでいる。だが、攻撃力に乏しいため、巨鬼にダメージを与えられない。
そこへ『空飛ぶイルカ』が加勢する。もう1体の巨鬼も撃退。
小鬼も相変わらず現れる。
ここまで妖怪が増えると、小鬼のような小妖怪は、ヒロミの『迷い犬』が担当する。攻撃力が低い『迷い犬』であるが、この程度の小妖怪なら何とか対応できる。
コウセイ
「変だ! クラハシの丘の妖怪にしては数が多すぎるし、戦闘力も高すぎる!」
ヒロミ
「しかも、なんだか統制が取れているようにも見えます!」
コウセイ
「そうだ。 この妖怪たちは、クラハシの丘の邪気に集まって来たような悪霊たちのなれの果てとは思えない!」
アスカ
「ちょっと! どういうことですか!」
コウセイ「『キツネ男』みたいな敵が、まだいるかもしれないということさ! しかし困った! こう敵の数が多いと、オビト君や妹(ヒロヨ)を追いかけることができない!」
『キツネ男』を戦闘不能させた3人は、先に行ったヒロヨとオビトを追いかけようとしている。しかし、あまりに多くの妖怪が襲ってくるものだから、先に進めず足止めを喰らうこととなる。