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蛊真人  作者: 魏臣栋
魔君纵横
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第三十五節:黑楼兰升仙(中)

小家子気蛊(しょうかしきこ)があれば、天災地劫(てんさいちごう)影響(えいきょう)(あた)える手段(しゅだん)()にしたことになる」方源(ほうげん)(しず)かに(かたわ)らに()ち、観察(かんさつ)していた。


狂風(きょうふう)()(ごう)し、大雪(おおゆき)席巻(せっけん)し、(かた)(てつ)のような(ひょう)()じり、()()なく方源(ほうげん)(からだ)()()けられたが、方源(ほうげん)微動(びどう)だにせず、仙僵(せんきょう)体躯(たいく)微塵(みじん)(きず)つかなかった。


砰砰(ぼんぼん)


黒楼蘭(こくろうらん)()()なく小家子気蛊(しょうかしきこ)()き、これらの上古(じょうこ)気道蛊虫(きどうこちゅう)天地(てんち)()()(きゅう)(しゅ)して限界(げんかい)(たっ)するのを()ち、(ただ)ちに回収(かいしゅう)した。この過程(かてい)で、(おお)くの小家子気蛊(しょうかしきこ)(おの)ずから爆発(ばくはつ)し、(きゅう)(しゅ)した天地(てんち)()()(ふたた)天地間(てんちかん)(もど)った。


蛊師(こし)(せん)(のぼ)(とき)天地(てんち)()()(げき)しく(どう)(よう)し、凡蛊(ぼんこ)であれ仙蛊(せんこ)であれ、すべて反噬(はんじ)()ける。


黒楼蘭(こくろうらん)小家子気蛊(しょうかしきこ)準備(じゅんび)したとはいえ、せいぜい天劫地災(てんごうちさい)(すこ)影響(えいきょう)(あた)えるだけで、制御(せいぎょ)できるほどではない。


時間(じかん)次第(しだい)経過(けいか)するにつれ、()けられず、天地(てんち)()()はますます()くなり、天劫地災(てんごうちさい)(しょう)じる瀬戸際(せとぎわ)となった。


()(こく)(しん)(ごう)狂風(きょうふう)(なか)黒楼蘭(こくろうらん)(くろ)(かみ)()い、(かみ)(さき)氷雪(ひょうせつ)一緒(いっしょ)になって彼女(かのじょ)(かお)()った。蛊虫(こちゅう)(しょう)(せい)した衣服(いふく)は、(あき)らかに普通(ふつう)衣服(いふく)よりも耐久性(たいきゅうせい)がある。彼女(かのじょ)()(すそ)がひらひらと(ひるがえ)り、狂風(きょうふう)()()かれたが、それでもなお強靭(きょうじん)()れなかった。


方源(ほうげん)暗暗(あんあん)不思議(ふしぎ)(おも)った。「もうこの(とき)になっても、どうしてまだ天災地劫(てんさいちごう)(しょう)じないのか?」


(かれ)両眼(りょうがん)()(こう)(はな)ち、蛊虫(こちゅう)発動(はつどう)して慎重(しんちょう)観察(かんさつ)し、(てん)(おお)風雪(ふうせつ)(かれ)視線(しせん)(はば)むことはできなかった。


方源(ほうげん)十二分(じゅうにぶん)警戒(けいかい)(いだ)した。天災地劫(てんさいちごう)種類(しゅるい)(おお)く、あるものは(ゆう)(だい)浩瀚(こうかん)としており、あるものは()(かい)(きょう)()本当(ほんとう)(なに)()るか()からず、蛊師(こし)(うん)(てん)(まか)せ、できる(かぎ)準備(じゅんび)するしかない。(げん)()()(てん)(おう)じて対処(たいしょ)する。


ううううう&


(かぜ)(おと)はますます(するど)く、ほとんど鼓膜(こまく)()(やぶ)らんばかりで、方源(ほうげん)()いていて一段(いちだん)(こころ)(わずら)い、()()った。


突然(とつぜん)(かれ)ははっと(われ)(かえ)り、偵察蛊(ていさつこ)(つよ)発動(はつどう)し、雲層(うんそう)(なか)(のぞ)()んだ。たちまち、(ひと)つの(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)(かたち)()しているのを()にした。(いま)ゆっくりと回転(かいてん)し、うううという()(はっ)していた。


なるほど、天災(てんさい)はすでにひっそりと(しょう)じていた! ううううという()はますます(たか)らかに(するど)く、(かぜ)(なか)()じり、(ほう)(えん)百里(ひゃくり)(ひろ)()(わた)っていた!


方源(ほうげん)はたとえ(みみ)(ふさ)いでも、この(おと)(はば)むことはできない。(かれ)もいくつかの音道凡蛊(おんどうぼんこ)準備(じゅんび)していたが、音道(おんどう)造詣(ぞうけい)(きわ)めて(ひく)く、(かれ)には有効(ゆうこう)(ふせ)ぐのは(むずか)しい。


(かれ)(こころ)(なか)はますます煩悶(はんもん)し、心臓(しんぞう)(するど)嘯音(しょうおん)(ともな)って(きゅう)(そく)鼓動(こどう)し、全身(ぜんしん)()(えき)(ぎゃく)(りゅう)(はじ)めた。


一方(いっぽう)で、黒楼蘭(こくろうらん)はうめき(ごえ)()らし、口鼻(こうび)から()(あふ)れさせ、状況(じょうきょう)方源(ほうげん)よりもひどかった。


方源(ほうげん)細目(ほそめ)になり、(かん)(こう)がきらめいた。「これは驚心音劫(きょうしんおんごう)音劫灌耳(おんごうかんじ)蛊師(こし)()けば、血液(けつえき)(ぎゃく)(りゅう)し、心臓(しんぞう)はますます(はや)鼓動(こどう)する。時間(じかん)(なが)ければ、血液(けつえき)(しち)(きょう)(ぎゃく)(しょう)し、心臓(しんぞう)轟然(ごうぜん)自爆(じばく)する。(わたし)仙僵(せんきょう)体躯(たいく)尸血(しけつ)(つめ)たく、ほとんど(なが)れないので、()ける影響(えいきょう)(ちい)さい。しかし黒楼蘭(こくろうらん)大力真武体(だいりきしんぶたい)気血(けっけつ)(もっと)(さか)んで、ちょうど驚心音劫(きょうしんおんごう)(かっ)(せい)される! (かなら)音劫(おんごう)(みなもと)(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)破壊(はかい)しなければ!」


ここまで(おも)(およ)び、方源(ほうげん)はもはや躊躇(ちゅうちょ)なく、軽虚蝠翼(けいきょふくよく)発動(はつどう)し、(いっ)()衝天(しょうてん)


(かれ)(すみ)やかに()()がり、(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)(ちか)づけば(ちか)づくほど、(かれ)はますます(おどろ)いた。劫雲(ごううん)から三百歩(さんびゃっぽ)距離(きょり)では、(かれ)心臓(しんぞう)鼓動(こどう)(きわ)(げん)(はや)さに(たっ)し、全身(ぜんしん)筋肉(きんにく)(にく)まで一緒(いっしょ)鼓動(こどう)(はじ)めた。


突然(とつぜん)方源(ほうげん)()(なり)(ひと)(しゅん)(とどこお)り、大口(おおぐち)()け、(ひと)(くち)(ざん)(りょく)(ざん)(りょく)とした尸血(しけつ)()()した。


(いま)しがた、(かれ)心臓(しんぞう)はついに()えきれず、完全(かんぜん)爆裂(ばくれつ)した。


しかし方源(ほうげん)仙僵(せんきょう)であり、心臓(しんぞう)はもはや(かれ)弱点(じゃくてん)ではなく、このような(きず)(ぎゃく)(かれ)凶暴性(きょうぼうせい)(ふる)()てた。


(かれ)呵呵(かか)(かい)(しょう)八腕(はちわん)一斉(いっせい)()()げ、殺招(さっしょう)急発(きゅうはつ)した。


冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)


(はち)つの(せい)(だん)(すみ)やかに(かたち)()し、(いっ)(せい)劫雲(ごううん)()かって()()した。


それらは劫雲(ごううん)(もぐ)り、次々(つぎつぎ)に(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)命中(めいちゅう)した。音磬(おんけい)堅固(けんご)ではなく、瞬間(しゅんかん)粉砕(ふんさい)した。驚心魔音(きょうしんまおん)はただちに()み、方源(ほうげん)圧力(あつりょく)(きゅう)(やわ)らいだ。


しかし(つぎ)瞬間(しゅんかん)劫雲(ごううん)が滾々(こんこん)と()き、天気(てんき)集結(しゅうけつ)し、(ひと)つの(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)(ひと)()()る間に(ふたた)形成(けいせい)されようとしていた。


方源(ほうげん)()(つめ)たい(ひかり)(ひん)(ぱん)にきらめく。天災地劫(てんさいちごう)がそんなに容易(ようい)に、一撃(いちげき)崩壊(ほうかい)するわけがあるだろうか? この変化(へんか)は、(かれ)予想(よそう)(ない)だった。


冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)


(かれ)(はち)(ぽん)(うで)(ひと)(しょ)(あつ)まり、(ふたた)攻伐殺招(こうばつさっしょう)発動(はつどう)し、(ひと)(だん)(おお)きな冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)(ぎょう)(けつ)させた。


(ふか)(らん)(いろ)(せい)(こう)(なか)(ひと)(ひと)つの星塵(せいじん)がダイヤモンドのように(かがや)き、()()なく(たが)いに(らん)(ぼう)にぶつかり()った。


方源(ほうげん)(かる)一喝(いっかつ)(はち)(ぽん)(うで)一斉(いっせい)(よう)(りょく)して()し、星団(せいだん)劫雲(ごううん)(ふか)くへと()()げた。


星団(せいだん)(たい)(けい)(おお)きく、速度(そくど)緩慢(かんまん)になったが、(ふたた)形成(けいせい)された(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)轟砕(ごうさい)した(あと)、それでもなお(おお)きな(かたまり)星団(せいだん)(げん)(しょ)(のこ)り、咔咔(かか)(ぽん)(ぽん)(おと)()て、()()なく自爆(じばく)した。


天気(てんき)(ぎょう)(けつ)し、()()なく(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)形成(けいせい)し、瞬間(しゅんかん)星団(せいだん)磨滅(まめつ)された。


星団(せいだん)肉眼(にくがん)()える(はや)さで(すみ)やかに消融(しょうゆう)したが、驚心魔音(きょうしんまおん)はもはや方源(ほうげん)(みみ)(とど)かなかった。


方源(ほうげん)天劫(てんごう)(よく)(せい)成功(せいこう)したが、それでもまだ警戒(けいかい)()かなかった。十絶体(じゅうぜつたい)蛊仙(こせん)昇格(しょうかく)するのに、どうしてそれほど簡単(かんたん)だろうか?


(かれ)()()なく冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)(はっ)(しゃ)し、この殺招(さっしょう)凡道殺招(ぼんどうさっしょう)ではあるが、威力(いりょく)(じつ)(なみ)ならず、都敏俊(とびんしゅん)伝承(でんしょう)融合(ゆうごう)した(あと)仙元石(せんげんせき)四枚(よんまい)価値(かち)がある。


冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)()()なく()(きゅう)され、(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)はその(なか)()()なく生滅(しょうめつ)した。


方源(ほうげん)(いとま)(ぬす)んでうつむき、下方(かほう)黒楼蘭(こくろうらん)(ひと)()()た。


後者(こうしゃ)呼吸(こきゅう)(ふたた)安定(あんてい)し、両眼(りょうがん)はやはり(きん)(へい)していた。彼女(かのじょ)表情(ひょうじょう)(けん)()凌空(りょうくう)坐禅(ざぜん)()み、岿然(きぜん)として(うご)かなかった。(しろ)(よう)(えん)(めん)(ぼう)に、(かぜ)(かわ)いた血痕(けっこん)(のこ)っていた。


しかし大力真武体(だいりきしんぶたい)回復力(かいふくりょく)(おどろ)くべきもの、十絶(じゅうぜつ)第一(だいいち)(しょう)され、黒楼蘭(こくろうらん)がさっき()った(きず)はこの時間(じかん)ですっかり全快(ぜんかい)した。


彼女(かのじょ)()(うご)きは()()なく、一方(いっぽう)()小家子気蛊(しょうかしきこ)()き、もう一方(いっぽう)()(もっぱ)回収(かいしゅう)した。彼女(かのじょ)(あき)らかに戦術戦略(せんじゅつせんりゃく)()え、小家子気蛊(しょうかしきこ)(おお)地面(じめん)()き、(そら)()ばすことは(すく)なかった。


これから推測(すいそく)すると、小家子気蛊(しょうかしきこ)数量(すうりょう)(おお)くはなく、結局(けっきょく)上古(じょうこ)気道蛊虫(きどうこちゅう)だ。たとえ蛊方(こほう)()にしていたとしても、炼蛊材料(れんこざいりょう)も非常に(さが)しにくい。


黒楼蘭(こくろうらん)(なが)時間(じかん)充分(じゅうぶん)準備(じゅんび)()て、()蓄積(ちくせき)された(かず)も、(おお)くはない。


方源(ほうげん)がちょうど視線(しせん)()(もど)した(とき)、この(とき)(みみ)もとにおうおうという(こえ)(ひび)いた。


(こえ)()しみに()ち、あたかも(しん)(きゅう)(えん)()()(ごえ)のようで、また(しょう)(じょ)(おも)(びと)(おも)(ゆめ)(なか)(つぶや)きのようで、(こえ)(ひそ)め、(てん)(てん)()(そく)(てん)綿(めん)(おん)(じゅう)(じゅう)(まん)し、さらに情仇哀怨(じょうしゅうあいえん)がある。


方源(ほうげん)はこの(おと)()き、さすがの仙僵(せんきょう)体躯(たいく)でも、一陣(いちじん)一陣(いちじん)虚弱(きょじゃく)(かん)じた。全身(ぜんしん)(ちから)(はい)らないような(かん)じ、英雄(えいゆう)気短(きたん)無辺(むへん)温柔(おんじゅう)(きょう)(おちい)り、一身(いっしん)(そう)()(ゆう)(しん)()ばし(がた)い。(もと)(けん)(じつ)拳脚(けんきゃく)は、あたかも綿(わた)(なか)(おち)ったようだ。また重病(じゅうびょう)から回復(かいふく)したばかりのようで、(きょ)(じつ)(りょく)なし。


方源(ほうげん)(あん)一声(いっせい)不味(まず)いと(おも)い、偵察蛊(ていさつこ)発動(はつどう)して(あお)()ると、()たして(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)(ちか)くに、さらに(ひと)つの桃色(ももいろ)音磬(おんけい)(しょう)じているのを()にした。


音磬(おんけい)()()なく(しん)(どう)し、嗚咽(おえつ)する(こえ)(はっ)していた。


これは()()音劫(おんごう)だ!


方源(ほうげん)殺招(さっしょう)(もよお)すのを()たず。桃色(ももいろ)音磬(おんけい)()(やぶ)る、すぐ(つづ)けて魔音貫耳(まおんかんじ)


咚咚(どんどん)(どん)


(こえ)(かみなり)のように(ひび)き、また巨人(きょじん)太鼓(たいこ)(たた)くようだ。(ひと)(ひと)つの(おと)はあたかも方源(ほうげん)(のう)(かい)(ふか)くを(こう)(げき)し、方源(ほうげん)(のう)(ちゅう)()(ねん)はたちまち運転(うんてん)できず、(ひと)(ひと)つの炸雷(さくらい)(おと)(しん)(さん)(しん)(さい)された。


震念音劫(しんねんおんごう)


仙僵(せんきょう)は元々(もともと)思考(しこう)硬直(こうちょく)している。この天劫(てんごう)はちょうど方源(ほうげん)(かっ)(せい)する。


方源(ほうげん)頓感(とんかん)強烈(きょうれつ)眩暈(げんうん)思考(しこう)できず、身軀(しんく)(はげ)しく()(うご)き、(あや)うく(たか)(くう)から()逆様(さかさま)()ちそうになった。


危難(きなん)関頭(かんとう)(かれ)はわずか一筋(ひとすじ)清明(せいめい)で、楽山楽水蛊(らくさんらくすいこ)発動(はつどう)した。


連続(れんぞく)三顆(さんか)青提仙元(せいていせんげん)が、楽山楽水蛊(らくさんらくすいこ)(そそ)()まれ、磅礴(はくはく)とした(がく)()(ふん)(よう)し、たちまち方源(ほうげん)(すべ)ての(のう)(かい)蔓延(まんえん)した。


方源(ほうげん)がちょうど()(なり)安定(あんてい)させた。シュッ!


突然(とつぜん)(みみ)もとに(するど)(おと)(しょう)(せい)(ひび)いた。急速(きゅうそく)接近(せっきん)する。


方源(ほうげん)無意識(むいしき)()()ばして(ふせ)いだ。次の瞬間(しゅんかん)(かれ)五本(ごほん)(ゆび)(じか)(せつ)()()とされ、()()とされた五本(ごほん)(ゆび)風雪(ふうせつ)(つつ)まれ、たちまち茫茫(ぼうぼう)たる風雪(ふうせつ)(なか)()えた。


シュッシュッシュッ…


(するど)(おと)(しょう)(せい)連綿(れんめん)として()えず、(ふたた)方源(ほうげん)接近(せっきん)する。


方源(ほうげん)(ひとみ)(もう)(しゅく)し、()(ぎょう)らし、連続(れんぞく)して三種類(さんしゅるい)偵察手段(ていさつしゅだん)転換(てんかん)し、ついにぼんやりと()えた、風雪(ふうせつ)(なか)(ひと)(すじ)(ひと)(すじ)透明(とうめい)(いと)()じり、(ほう)(えい)非凡(ひぼん)(れん)(けつ)して(ひと)(まい)巨網(きょもう)()し、(てん)(おお)()(おお)うように方源(ほうげん)(おお)(かぶ)さろうとしていた。


これらの透明(とうめい)(いと)は、有形(ゆうけい)物質(ぶっしつ)ではなく、すべて(おと)によって(ぎょう)(けつ)されている。


方源(ほうげん)()寒毛(かんもう)(ちょく)(りつ)した。「これは飛刃音劫(ひじんおんごう)だ! 発甲(はっこう)軽虚蝠翼(けいきょふくよく)


(ぼう)(ぎょ)殺招(さっしょう)発動(はつどう)し、すぐに()(どう)殺招(さっしょう)発動(はつどう)した。


方源(ほうげん)連続(れんぞく)(せん)(らく)(くろ)(こう)(かたまり)(かたまり)ごと(ほう)(かい)し、発甲(はっこう)主体(しゅたい)から(はな)れると、(くず)(へん)はぼうぼうと(しげ)僵尸(きょうし)(くろ)()()した。


方源(ほうげん)左右(さゆう)()(まわ)り、ついにやや()(うす)隙間(すきま)()つけ、(おと)(いと)巨網(きょもう)突破(とっぱ)した。


しかし透明(とうめい)(おと)(いと)(げん)(げん)不断(ふだん)、やはり(かれ)()かって()()せてくる。発甲(はっこう)はさらに三呼吸(さんこきゅう)(ささ)え、ついに限界(げんかい)(たっ)し、轟然(ごうぜん)(ふん)(さい)した。


方源(ほうげん)(ひや)やかに(はな)(わら)い、(いそ)いでもう一度(いちど)(ぼう)(ぎょ)殺招(さっしょう)発動(はつどう)し、(あたら)しい発甲(はっこう)形成(けいせい)し、かろうじて体躯(たいく)(おお)った。


(かれ)(ひだり)(みぎ)にかわし、()(なり)はあたかも()()(きょ)(えい)同時(どうじ)(ひと)(だん)(ひと)(だん)冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)暴雨(ぼうう)のように(しゃ)()げられた。


星塵(せいじん)(おと)(あみ)()たると、すべて(さえぎ)られ、()(きざ)まれて一片一片(いっぺんいっぺん)(せい)()となった。


時機(じき)(じょう)じて、方源(ほうげん)(ゆび)(すみ)やかに()び、(ばく)(さい)した心臓(しんぞう)(ふたた)(ぎょう)(けつ)して(かたち)()した。


ううううう…


星団(せいだん)持続的(じぞくてき)補充(ほじゅう)がなくなり、最初(さいしょ)(むらさき)(いろ)音磬(おんけい)がついに生長(せいちょう)()した。


()(こく)(しん)(ごう)(おと)(ふたた)(ひび)き、方源(ほうげん)全身(ぜんしん)()(けつ)(ぎゃく)(りゅう)し、ちょうど()くなった心臓(しんぞう)が、(ふたた)(らん)(みゃく)し、自爆(じばく)への末路(まつろ)へと()かった。


方源(ほうげん)()(ぎょう)(じゅう)だった。


冰鑽星塵(ひょうさんせいじん)であれ、軽虚蝠翼(けいきょふくよく)であれ発甲(はっこう)であれ、すべて(きわ)(げん)(さかい)()まで発動(はつどう)されていたが、危局(ききょく)対抗(たいこう)するのは(むずか)しい!


これはまだ黒楼蘭(こくろうらん)天劫(てんごう)だけで、地災(ちさい)小家子気蛊(しょうかしきこ)(よく)(せい)のため、まだ完全(かんぜん)には形成(けいせい)されていない。


方源(ほうげん)(のう)(ちゅう)膨大(ぼうだい)(がく)()(すみ)やかに消耗(しょうひ)し、(みじか)(あいだ)に、すでに十分(じゅうぶん)(いち)消耗(しょうひ)した。


(わたし)(いま)()()している戦力(せんりょく)は、すでに六転上等(ろくてんじょうとう)結果(けっか)としてこの天劫(てんごう)にどうすることもできない。十絶体(じゅうぜつたい)升仙(しょうせん)天劫地災(てんごうちさい)はやはり(きょう)()普通(ふつう)蛊仙(こせん)数倍(すうばい)! うん?」


突然(とつぜん)方源(ほうげん)面色(めんしょく)一変(いっぺん)心中(しんちゅう)(きゅう)(しず)んだ。


(かれ)発見(はっけん)した、この劫雲(ごううん)(ふか)く、さらに(よん)(どう)音磬(おんけい)(いろ)はそれぞれ(こと)なり、ゆっくりと(かたち)()しつつある。


さっきの(よん)(どう)音磬(おんけい)で、すでに方源(ほうげん)(おう)(たい)()われていた。(いま)さらに(よん)(どう)(しょう)じれば、方源(ほうげん)仙道殺招(せんどうさっしょう)万我(ばんが)』を使(つか)うしかない。太白云生(たいはくうんせい)(あん)(しょ)()(した)()いた。「どうやら十絶(じゅうぜつ)升仙(しょうせん)(なん)()数倍(すうばい)どころか、普通(ふつう)蛊師(こし)升仙(しょうせん)(すく)なくとも十倍(じゅうばい)だな」


(かれ)は元々(もともと)自分(じぶん)(ごう)(わた)るのは、すでに(むずか)しいと(おも)っていた。思いもよらず、黒楼蘭(こくろうらん)(なん)()(かれ)よりもさらに(たか)く、そしてはるかに(たか)い!


「まずい、これは普通(ふつう)天劫(てんごう)ではなく、十大凶災(じゅうだいきょうさい)(ひと)つの八重魔音劫(はちじゅうまおんごう)八音(はちおん)(せい)(ぱつ)浩蕩(こうとう)八百八十里(はっぴゃくはちじゅうり)天翻地覆(てんぽんちふく)驚神滅仙(きょうしんめっせん)!」(とお)く、ずっと(いん)(とく)していた黎山仙子(れいざんせんし)(はっ)(ぴき)音磬(おんけい)偵察(ていさつ)し、(みち)()()き、(あや)うく()(しゅ)して(たす)けようとしたところだった。


八重魔音劫(はちじゅうまおんごう)…もし八音(はちおん)(せい)(きょう)(まか)せれば、(かなら)威能(いのう)超絶(ちょうぜつ)今回(こんかい)渡劫(とごう)事前(じぜん)失敗(しっぱい)、もはや(ひと)(すじ)成功(せいこう)(のぞ)みもない」方源(ほうげん)()(れい)(ぜん)状況(じょうきょう)困難(こんなん)であればあるほど、(かれ)戦意(せんい)はますます(よう)々(よう)。


啪啪(ぱちぱち)


全過程(ぜんかてい)で、(かれ)使(つか)った凡蛊(ぼんこ)は、次々(つぎつぎ)に爆発(ばくはつ)した。


天地(てんち)反噬(はんじ)(かれ)大量(たいりょう)凡蛊(ぼんこ)損失(そんしつ)をもたらした。


しかし方源(ほうげん)準備(じゅんび)相当(そうとう)充分(じゅうぶん)予備(よび)蛊虫(こちゅう)はなお余裕(よゆう)たっぷり、殺招(さっしょう)(けっ)して途切(とぎ)れさせなかった。


ちょうど(かれ)万我(ばんが)発動(はつどう)しようと準備(じゅんび)した(とき)下方(かほう)黒楼蘭(こくろうらん)(とっ)(ぜん)()(ひら)いた!

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