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1-9.この世界について。

このまま次も説明回になると思われますがのんびり見てください。

まさかでびっくりした。

あんなに美味しい食事したのいつ以来だろうか。

家でもあんなに美味しい食事は食ったことないしどっかの祝い事かなにかで食ったきりだろう。

抜けてそうなシーシェにあんなスキルがあろうとは……。


ついでに、食事の間にミズホも交えてこの世界の現状を教えてもらっていた。


どうにもこの世界は5つの大陸で出来ておりその内2つが現在人類の住んでいる土地で、残りの3つの大陸にいないかというと違うのだが、人類が繁栄しているという点ではこの2つに絞られるらしい。


で、今自分がいる場所はその2つの内でも大きな方の大陸、その中でも都市の一つの近くに居を構えておりけっこう有名なダンジョンらしい。ちなみに大陸の名前はダイクラフト。

もう一つの大陸はこのダイクラフトに抱えられるような位置にあり、名前も兄弟大陸としてレイクラフトと言われている。


ダイクラフトは商業として盛んでギルドの本拠や両方の大陸を統治する王様もこちらに住んでいる。

逆にレイクラフトは魔法が盛んでこちらは領内とは言われているが獣人やエルフたちが住んでおりほとんど開拓されておらず一部を覗いては無法地帯のようなイメージらしい。


一番気になったのは種族である。

大まかに分けてこの世界には人類、魔物、冒険者という3種の種族がいる。


人類は人間、エルフ、ドワーフ、獣人といった人間に親しい姿をした種族。

魔物はよくRPGなんかにいる敵役、モンスター。


そして気になる冒険者だが、これはどの種族でもなる可能性のある種族で、最大の特徴は「ステータス」が開け「レベル」「スキル」があること。

彼等は人間たちと違い「スキル」や「レベル」に依存しているらしく、

例えば料理を作るにしても「スキル」がなければいくら勉強をして練習を重ね、知識を得ても何故か失敗してしまうらしい。


逆に「スキル」さえあれば知識や練習がなくても出来る辺りズルいともいえるがそこで「レベル」による問題が発生する。


この「レベル」の上げ方なのだが、モンスターを倒すのではなく生活しているだけで普通に上がってしまう。

本を読んで知識を得た場合、家事の手伝いをした場合、習い事等で練習した場合。

あらゆる行動が経験値になり「レベル」を上げる要因になってしまうが、それを戦闘に割いた場合、魔法に割いた場合、普通の人間では出来ないような特技を発揮したりする。


「レベル」が上がるたびに「スキル」を覚えることはないが「スキル」を覚えるタイミングは「レベル」が上がる時のみ。

次に「レベル」が上がると、どの系統の「スキル」を覚えるかは「ステータス」に各種別に確認することが出来る。

その代わりに人によってレベルの上限が決まっており、最低が「10」で最高は現状では「100」らしい。

ちなみに最高の「100」を記録したのは現在もいる勇者と呼ばれる人間らしい。


魔物にも冒険者と同じく「スキル」や「ステータス」が存在するが冒険者と同じようにレベルアップしていくのは「ユニーク」や「ネームド」と呼ばれる特殊個体のみであるらしい。

ちなみに、ミズホはもちろん、シーシェやシーラは「ネームド」に属する。

「ユニーク」は自然発生なので稀少らしくシーラも見たことがないとのこと。


この「ネームド」「ユニーク」の違いは魔王により生み出されたか、自然発生したかの違いで、

「ネームド」は魔王が名前を与えた魔物がなるもので数に限りがあり、レベルアップには魔王により強化してもらうしかないが代わりにステータスの割り振りは自由、スキルなども選ぶことが出来る。

「ユニーク」は特徴として、そのほとんど冒険者とおなじものらしいが姿が通常の魔物と違うこと、「ユニーク」には決まってレアスキル、「ユニーク」固有のスキル外の"ナニカ"を持つ。


と、だいたいこんな感じらしい。


「つまり、ステータスが開けない時点で俺にはなんの能力も無いしただの人間だと。」


「そういうことじゃな。まぁ代わり主殿には魔王の徴もある。そこいらの人間や冒険者程度では歯が立たんから安心せい。」


そうそう、あの携帯にいつの間にか入っていたアプリの名前は「魔王の徴」というらしく、ダンジョンの運営やモンスターを生成するだけではなく周囲を支配する力があるらしい。

使い方については「引き継ぎ」が終わるとほとんどの機能が使えるようになるらしいので現在はそれ待ちである。


それにしても食後のお茶なのに美味しいな。

スキルってすごい……。

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