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♯15「私は……」



 気が付くと、、閻魔の前へと立っていた高井正。。



 閻魔は満面の笑みでこういった。



「よく、、ブラックヘルを救ってくれたな。。ありがとう」


「あっ?? あれ?? 俺、、ポコによると消滅するはずじゃ??」


「あれはポコの嘘だよ。君が自分を消滅させてでも、、みんなを助けるかどうかを最後に、、試したのだ。君は、、ゲームをクリアしたんだ。それより、、君が、、あんなにも奴隷たちを助けようと必死になるとは思わなかった。あのゲームで何を学んたんだ??」


「私は、、最初は、、自分だけよければそれでいいと思っていました。。人を傷つけ、、迷惑かけることに喜びを感じていました。しかし、、自分が痛い想いをするうちに、、こんな痛い想いをするのは自分だけで十分だ。。他の者たちには味わってほしくない。可哀想だからって思いました。だから……」


「よく気づいた。。そこだよ。それを慈悲というのだ」


「私は……私は…人を殺しました……」


 生前、、8人の子供たちを殺したことに対する、、罪悪感に、、胸が張り裂けそうになり、、高井は申し訳なさそうに下を向いた。


「そうだ!! 君は8人も子供たちを殺してしまった。だが、、大事なのは、、過去じゃなくて未来だよ。。これからどうするか。。それが一番大事だ。これから、、その過去を人を救う力に変えて、、呆れるくらい、、善い行いをしていけばいい。君は生まれ変わった。本当に変わったよ」



「私は……8人も幼い子供たちを殺したんだ!! 8人もだぞ?? いくら頑張っても取り返しのつかないことをしたんだよ!! 俺はもうおしまいなんだよ!!!!」


 高井は自暴自棄になり、、地面に膝をつき、、思い切り泣き叫んだ!!



 閻魔は高井のすぐそばまで行くと……


「バッチーーン」


 思い切り、、高井に愛のビンタをした。




「生きてこれから償え!! 本当に人を殺したことを申し訳ないと思うなら、、これから償っていくんだ!!」


「償いきれません!! 俺は8人の尊い人生を奪ってしまった!! ああああああ!!!! 何やってんだ!! 俺は!! どうしていつもこうクズなんだ!!」


 高井は心から絶望した。


「君をブラックヘルの奴隷解放ゲームに参加させたのは、、罪を受け入れ、、生きて償い、、やり直してもらうためだ!!」


「8人も殺しておいてやり直せるわけねえ……やり直していいわけねえ!!!!」


「やり直してくれ!! 本当に殺した子供たちやその家族のことを想うなら、、これから、、やり直して、、たくさんの人を幸せにしていくんだ!! 君がやり直して生きれば、、たくさんの人を救えるかもしれん。。それが本当の償いってものだろう!!」


 閻魔は高井に手を差し出した。。


 高井は閻魔の手を取り立ち上がった。


「ちくしょう!! ちくしょうーーーーーー!!」


 高井は自分の至らなさに感情が爆発した。


「今まで苦しめた人たちのために、、これから人を救っていくんだ!!」


「もう遅い……」


「遅くない!! いつからでも、、いくらでもやり直せる!!」


「…………本当に……ごめんなさい!!!! これからたくさんの人を幸せにしていきます!! 生きて償っていきます!!!!」


 高井正が涙を流しながら、、心を入れ替えた瞬間だった。


「あっ!! そうだ!! さっきのビンタの仕方といい、、手の差し出し方といい、、所々の話し方といい、、もしかして、、閻魔はポコじゃないよな??」


「ん?? まあ、、いいじゃないか、、そのことは……」


 高井正は閻魔がポコかもしれないという疑問を口にした。


 閻魔は上手く誤魔化したが、、実際はどうなのだろうか。。




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