俺の名はイケメン
俺の名はイケメン。
試験で追試になっちまったがサルや和樹と一緒にされたくない。
なぜなら、イケメンだからだ。
また、和樹の奴寝てるな、そんなんじゃ追試受かんねーぞ。
まぁ、それでも友達ではいてやるがな。
和樹がこっちに来た、何って話せばいいんだ。
えーっと、ここはクールに、
「僕は和樹やサルと違って脳がハイスペックだから君たちには協力しないよ」
あっ、失敗した。これじゃ嫌われちゃう。
「イケメン、俺明日の追試の問題知っているから協力しないか?」
えっ、いいの。
「ハン、ミーの貴重な時間を使おうったってそうはいかないぜ」
俺のバカなんでそんな事言っちゃうんだ。
「わかった。じゃあ、ヒントだけ聞けみんなが幸せになるような答えを出すんだ」
「???」
なんのことだろう。
~試験当日~
和樹やサルは大丈夫だろうか。
俺は余裕だがあの二人が落ちたらかわいそうだ。
「やってやりましょう親分」
「そうだな。当たって砕けろだ」
「ユー達は何の対策もしていないだろうけどせいぜい頑張り給え」
俺のアホ。
そこに先生が来た。
「では追試を行う。50点以上取らないと留年なので頑張ってください」
「オッケー、ベイビー」
「ではテストを配る」
テスト用紙と白紙の紙一枚が配られる。
「白紙の紙に解答を書いてください」
道徳の問題でこんなに書くのか、ベイビー?
「では制限時間30分、よーい始め」
なんだこんな問題簡単だ。
妻を救って子どもを新たに作ればいいんだ。
5秒で解けた楽勝!楽勝!
ただ、和樹の言ってたみんなが幸せになるような答えっていうのが気にかかる。
この解答でみんな幸せじゃないか?
「15分経過。残り半分です」
あっ、置いて行った子どもがいるこの子が幸せにならいとかわいそうだ。
でも、どうすれば。
「25分経過。残り5分です」
これしかない!
俺はそれにかけることにした。