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天国と地獄  作者: すずめ屋文庫


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7/7

第7話

 「っはぁ。はぁ。はぁ。」


 肩で息をするシェリー。涙を流して駆け寄るジェシカ。


 つと、バチのお腹の方に目をやる。


「あなた……。っっっつ。ジェシカを……助けてくれて、ありがとう……。」


「いや……。上手くいって……よかった。」


「はぁっ。はぁっ。かなりっ、遅かったけどね!!!」


「シェリー!!!!!バチは、あなたの為に!!!!!」


「ジェシカ嬢……言わなくて……いい。」


 ジェシカの口がワナワナと震えた。


「ふん!!これでここの花壇の権利は私達のものよ。他のミツバチにも言っておいてよね。」


「あ、あぁ。わかった。」


 彼は、嬢達から離れた後、ふらふらと、横たわっている羽音の兄に近づいていった。


 (もう、死んでいるかも……。)


 だが、彼は、足は折れていたものの、羽の方はかろうじて機能しそうだった。


「飛べるか?」


「な、なんとか……人間たちは……?」


「あぁ、あいつらは……俺が刺してやった。泣いて……家の中に入って行ったよ。」


「お、お、お前っっ!!!ゲホッゲホッ!!!刺したのか!?」


 バチは、答える代わりに笑顔で返事をした。


 そして、羽音の兄の隣に倒れ込んだ。


「なぁ……巣に戻ったらさ、みんなに…言って欲しいんだ。嬢達と約束をしたんだ……。あの花壇は、今後、嬢達のものだ。俺達は……別の場所の蜜を……今後探す。それと……ゲホゲホッ!!!………ビー助に……頑張れ、と………。」



「バチっっっっ!!!!!」



 この言葉を一気に残し、ビー助の兄は空へ帰った……。

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