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異世界総務のヨシコさん(58)  ~エリート弟妹たちとスマホで繋がって「魔王軍ホワイト化」始めます。残業代はきっちり請求しまっせ!~  作者: 早野 茂
後日談:ヨシコとカケル

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エピローグ・ショート:仏壇の前のヨシコ

久しぶりに帰ってきた日本の我が家。  

ヨシコは、少し埃のかぶった仏壇に線香をあげ、チーンと鐘を鳴らした。  

遺影の中で、夫が優しく微笑んでいる。


「……お父ちゃん、ただいま。久しぶりになってすまんな」


 ヨシコは手を合わせ、報告した。


「カケルな、まだ見つからへんねん。……せやけど、あの子が生きてる気配は感じるんや。私、もうちょっとあっち(異世界)で頑張ってみるわ」


 ヨシコは、カケルの写真――成人式の時の、夫に似た笑顔の写真――を指で撫でた。


「あんたは病気で寿命やったから、しゃあない。……でもな、ブラック企業は『人災』や。防げる悲劇やねん」


 彼女の目には、強い光が宿っていた。


「私はもう、誰も死なせへん。この命、全部使ってでも……あの子らが笑って暮らせる場所、作ったるからな。……そっちで見守っといてや」


 線香の煙が、まっすぐに上へと昇っていく。  

それはまるで、夫が「行ってらっしゃい」と背中を押してくれているようだった。


「よし! 行くか!」


 ヨシコはエプロンの紐をギュッと締め直し、再びゲート(異世界)へと向かっていった。


最後まで『異世界総務のヨシコさん』をお読みいただき、本当に、本当にありがとうございました!


ブラックな環境を変えたい、働く人が笑っていてほしい。そんな願いを込めて、この物語を書きました。


そして最後に、読者の皆様へ一つ「答え合わせ」を。


最後、ヨシコさんは「カケルは生きている」と信じて旅立ちましたが……その直感は当たっています。 別の異世界で、カケル君が自らの運命に立ち向かう物語――それが『…前借スキル…』です。


ヨシコさんの「業務改善」と、カケル君の「冒険」。 二つの物語は繋がっています。ぜひ、息子の奮闘も見守ってあげてください!


▼息子・カケルの物語

「異世界召喚されたので、『前借スキル』で速攻ラスボスを倒して楽をしようとしたら、理不尽にも“感情負債140億ルーメ”を背負うことになったんだが?」

https://ncode.syosetu.com/n1424ll/


【最後のお願い】 もし「面白かった!」「元気が出た!」と思っていただけましたら、ページ下の【☆☆☆☆☆】を5つ星に染めて評価していただけると、作者にとって最高のボーナスになります!


ヨシコさんとカケル君の戦いはまだまだ続きます。

そして・・・後日談として、ヨシコさんとカケル君の再会を何話か書きました。

引き続きお楽しみください。


作者拝

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― 新着の感想 ―
「よし! 行くか!」この掛け声は、ヨシコさんらしいが、 ヨシコはエプロンの紐をギュッと締め直すのは、さらにヨシコさんらしい。 ふと思ったのだか、ヨシコさんが働いていた企業は、ヨシコオカンの損失をどう補…
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