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Pure Love  作者: 餡子餅
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始まりの日

どうも。

前回の小説どおり、相変わらずの駄文です。

それでも、今回こそは頑張って行きます。


4月4日


新たな一日が始まるこの日……


「涼ー?早くしないと遅刻しちゃうわよー?」

新学期の朝。母さんの声が響き渡る。

中学の3年を終え、長かったような、短かったような春休みを終え。

そして、今日から高校生として学校へ向かう…

そう、今日は入学式なのだ。

俺の名は

「わかってる。すぐ行くよ」

部屋で制服に着替え終わり、一階へ。

居間には母さん、父さんの姿が。

そして…

「今日から俺も高校生だぜ…兄さんにも見てほしかったなぁ…」

居間の奥に飾られた写真。

その写真に写っていたのは、2年前…交通事故で死んでしまった兄さん・・・

藤原の写真。

高校の入学式当日、学校へ向かう途中トラックに弾かれて死んでしまった…

だから、俺は決めてたことがある。

「俺、兄さんの分まで高校生活楽しむよ。兄さんの出来なかったことも、たくさん…」

兄さんが早く死んで、やり残してしまったこと…それを、俺が果たす。

そして、兄さんの分まで生きてやる。

「それより、涼?時間・・・大丈夫?」

そう言い、時計の針を刺す。

時間は7時半…

「今そっこーで飯食べて…家からダッシュすれば間に合うと思う。そんなに遠くないし」

俺の今日から通う学校…私立陵風学園。

うちは、小中高一貫の学校で、エスカレーター方式ってやつか。

基本は、引越しの都合が無い限りは、校舎や教室が変わるだけ。

小学校からずっと同じこの学園に俺は通っている。

ちなみに、年に何人か、他校からやってくる人も数名居たりする。

「ごちそう様っと…んじゃあ、俺もう行くわ」

朝食を全て食べ終わりその場から立ち上がる。

「気をつけて行ってくるのよ?」

「わかってるって。じゃ、行ってきます」

そのまま玄関に向かい、靴を履き、外に出る。

気持ちのいい、新学期の朝。

そんな朝を全身で感じている中…

「何のんびりしてんだよ。涼」

聞こえてきたのは、友人である山本潤一。

「おっす。珍しく今日は早いじゃんかよ」

遅刻の常習犯であるコイツがこんな朝早くから来るなんて、どういう風の吹き回しだ。

「いやぁ、今日からの新クラス生活を想像してたらよ、眠れなくてよ」

心の奥底で、ガキかよ…なんて思ったけど、実は俺も。

新しいクラスや、新入生。

そういうことを考えると、すっごくわくわくして、昨夜は眠れなかった。

「とりあえず、さっさと行こうぜ。新学期初日から遅刻なんて、たまったもんじゃないしな」

そして歩き出そうとする潤一。

「あっ、おい…おいてくなよ」

そして急いで相手の後を追う。



そして色んなことを話しながら歩いていくと、もう並木道に。

「いい感じに桜が咲いてるなぁ」

桜の花びらが舞う道の中、そんなことを呟く。

そして、歩いていくと背後から何か声が聞こえる。

「ちょっ…無視しないでよー!」

やっと聞こえたと思ったら、そんな俺ら気づいてなかったのか?

そして、声のするほうへ二人で振り向く。

「はぁ…はぁ…やっと気づいた…」

俺らのほうへ走ってくるた女子生徒・・・綾瀬天音。

小学生のころからの同級生で、幼馴染…と言ったところか。

「おう、朝からランニングとは関心ですな。またダイエットか?」

冗談交じりで、笑いながら言ってみる。

隣では「マジ?」なんて笑いながら首をかしげている潤一。

「うぅ…違うよー…山本君と、涼君が気づかないで行っちゃうから、ずっと走ってたの」

あら、やっぱ気づかなかったのか俺ら。

ずっと走ってたからなのか、息切れをしている天音。

「あははっ、まぁ今気づいたから良いじゃんかよ。綾瀬も頑張るよなぁ」

気楽に隣で笑う潤一。

「ん〜…スマン。思い切り気づかなかったよ」

手を顔の前で合わせて「許してくれ」と言わんばかりの顔をする。

我ながら結構な出来だ。

「え?えぇ…あぅ…じゃあ、許すよ」

ちょっと謝り方が大げさだったのか、少し困り顔をしながら許してくれると言う。

さっすが天音。優しいよな。

「んじゃ、許してもらったわけだし。さっさと行こうぜ」

何故か潤一が仕切って、歩き出す。

「あっ、もうちょっとスピード遅くしてよぉ」

そしてその後を天音が追いかける。

「涼君ー、早くしないとおいてっちゃうよー」

一度振り向いて手を振る天音。

「おう、すぐ行くっての!」

そして天音と潤一のもとへ急いで追いつく。



そして校門前…たくさんの生徒が行きかう中には数人見慣れた顔も居た。

「おっ、涼に天音ー!潤一も、おはようー」

一人は元気に挨拶をしてくれる。

彼女は内川広美。

中学のとき、天音を通して知り合った。

とても活発で、元気な子だ。

運動神経もよく、競争とかじゃ勝てたことが無かったっけか…

「あ…お、おはようございます」

こっちの少し気弱そうな子は、鮎川さくら。

俺の友達の中では、多分一番頭が良い。

事実、学園では成績トップである。

こっちの子も、天音の知り合いだったらしく、紹介されて知り合った。

「朝から校門前で何やってんだよ」

まるで誰かを待ってるかのような二人に聞く。

「えっと…麻奈ちゃんを待っているんです…」

麻奈っていうのは、俺らの友達で、名前は堀内麻奈という。

聞いた話、すぐに来ると言うらしいが…

「そのついでに、あんたたちも待っててやったのよ」

何故か上から目線で言う広美。

「へぇ…にしても、麻奈が遅れるなんてめずらしいな・・・」

麻奈は前のクラスで同じだったのだが、毎回俺が学校に着けば確実に教室にはいて、遅刻したとこ

なんて見たことが無かった。

「はぁ…はぁ…おおーい!みんなーー!」

と、後ろから聞き覚えのある声が聞こえる。

それは紛れも無く…

「おっ、来た来た…麻奈ー、遅いよー」

手を降り始める広美。

俺はその背後を見ると、すぐそこには麻奈の姿があった。

「ふぅ…間に合ったぁ…ごめん、広美。さくら」

登場したと思ったら深々と頭を下げる。

「気にしてませんから、良いですよ」

優しくさくらが声をかけてやる。

「ありがと…そういえば、何で白波たちが居るのよ?」

頭を上げれば今度は俺の顔を見る。

いや、その言いようは無いだろ…少し傷ついたぞ?

「いやぁ、学校着いたら内川と鮎川と偶然会ってさ。んで、堀内待ってるって言うから俺らも

待ってたっていうわけなんだよ」

と、俺が喋ろうとしたことを潤一が言う。

「…ま、とりあえずそういうことなんだよ。な、天音?」

と、天音に話をふってみる。

「うぇ?!あ、う…うん」

突然話を振られたから、驚いた顔をしている。

少し間を空けて、やっと話が読めたのか小さく頷く。

「あら、そうだったの…まぁ、別に良いけどさ」

…じゃあ気にしないで普通に挨拶しろよな。

「それより、さっさと行かないか?体育館に集合だろ?」

携帯を取り出して時間もギリギリだということを知らせる。

「よし、んじゃあ行こうぜ」

なんて、また潤一が仕切った。

そして、六人で一斉に体育館に向かった…





オリジナル設定のはずでしたが…

さまざまな理由から、結局一部…ほんの一部の設定を使ってしまいました…

でも、やっぱり前書きどおり、頑張っていきます。

今後も、よろしくお願いします。

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