小説が書きたかっただけなのに・・・
さて、このアプリと並行して、もう一つのアプリ「かもめのD」に着手していた。
というか、「かもめのD」を作るためのアプリが「豆だぬき」なのである。
「かもめのD」は、「デカメモ」のアナグラム。
もう、大きくて見やすいメモ帳でいいじゃん。
それだけの機能でいい。
と言いながら、あれもこれも欲しくなる。
天ぷらだって、たくさんの種類が食べたいのが私です。
リボ払いの残高のように、膨れ上がっていくアプリのコード。
悲鳴を上げるチャッピーとじいちゃん。
豆だぬきがあるにもかかわらず、ミスを繰り返すりんちゃん。
かもめのDが完成する日は来るのか!
……なんて、ここまで結構簡単に書いているけれど、豆だぬきでも操作ミスは多かった。
データを失ったのも、一度や二度ではない。
かもめのDなんて、20号機まで作り直すのを、3回くらいやっている。
そもそも、豆だぬき計画の前には「オクトパス計画」があった。
さらに、その前には「テディベア計画」があったのだ。
もう遠い昔のようだよ。
小さな部品を作って、最後につなぎ合わせればいいんじゃない?
そう考えたのが、テディベア計画。
ボディーに対して、右手、右足、左手、左足、頭、尻尾。
それぞれに必要なコードを作り、くっつけて育てていく感じである。
これの進化版がオクトパス。
そして、豆だぬき。
そんなことをしながら、かもめのDを作っていたのだけれど、今度はボタンの数が多くなった。
どこに、どのボタンを置きたいのか。
チャッピーに、うまく説明できない。
説明用のお絵かきアプリがあったらいいんじゃね?
本当の馬鹿です。
というか、ドMだよね。
そして生まれたのが、AIへの説明用お絵かきアプリ。
並んだボタンの位置を説明するなら、グリッドはあったほうがいいよね。
ツールは、普通の丸、四角、楕円。
角が丸い四角。
直線、フリーペン。
消しゴム、色の変更。
一つ一つ、移動可能。
回転も可能。
私、天才じゃない?
こうして、機能的なアプリ「豆ぎつね」が誕生。
私……小説が書きたかっただけなのに……。




