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都市伝説をさ

「都市伝説あるんだが話していい?」


角のとがったデビルの少女が言った。


「カネになる話ならいいわよ」


耳のとがったエルフの少女が言った。


港町の喫茶店に二人の姿はあった。


「なにそのスタンス。感じ悪いな」


「いまさらでしょ。今まで私が感じいいことがあった?」


「ないね」


「うわっ、感じ悪っ!」


「うるせぇ。都市伝説の話をさせろ」


「伝説ってことは作り話ってことでしょ? 聞くだけ時間の無駄よ」


「つまんねぇ奴だな。いいから話させろ」


「そうはいかないわ。私も忙しいのよ」


「嘘つけ。このあと予定ないだろ」


「今から決める」


「じゃあないじゃん。話すぞ」


「ま、まて! 話せば分かる!」


「話したいのか話されたくないのか、どっちだよ」


「私がこのあとの予定を決めるのが一手早いわよ」


「早撃ち勝負ってやつか? いいだろう」


「いいのかよ」


「合図がいるな。なににする?」


「ここはおしゃれに、このコップの中の氷が溶けて崩れた時の音にしましょ」


「おしゃれなのか? まあいいか」


「じゃあ始めましょう」


「まて」


「話せばわかる?」


「違うそれじゃない。この合図が始まるまで時間があるだろ。お前に考える時間を与えることになる」


「いいじゃない。私に有利で」


「だからダメなんだろ。合図を変えよう」


「えーめんどくさいからいいわよ」


「めんどくさがるなよ。何にしようかなー」


「じゃあ今のうちに考えるわ」


「つーかこんだけ引き伸ばしてまだ予定のひとつも思いつかんのか?」


「まあ、ぶっちゃけないからね。暇だし都市伝説でも話して」


「伝説級にめんどくさい奴だな」


二人は喫茶店をあとにした。

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