4-1-4 俺は3人の美女と・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺たちは姉が出て行った後も少しの間無言だった。
そして栗栖が最初に口を開く。
「ごめんね、やりすぎた」
「いいよ」
俺の言葉に栗栖は申し訳なさそうな顔をする。
「私もごめんなさい。あそこまでやることはなかったわ」
「いえ」
綾瀬先輩も俺に謝る。
「勉強に戻りましょうか」
綾瀬先輩が元いた位置に戻りそう一言言うので栗栖と俺は起き上がる。
すると栗栖が
「ちゅ」
と起き上がったと見せかけて俺に近づいて俺の唇にキスをする。
すると綾瀬先輩も
「栗栖さん、ずるいわ。あなただけ」
と言って栗栖と同じく唇でキスする。
「な、何を」
「だって勉強始まったらしばらくイチャイチャできないじゃん?だから」
「あら、それは私も同じなのだけれど」
栗栖と綾瀬先輩は自分が元いたところに戻るとそんなことを言う。
いやいや・・・・・・まあいいや。
「ん、んん。それじゃあ今度こそ続きしましょうか」
綾瀬先輩の一言でまた俺たちは勉強会を始める。
そして時間が過ぎて夜になる。
時間も時間なので俺は勉強会は終わりにしようと提案する。
栗栖と綾瀬先輩は俺の言葉に同意する。
「お疲れ様」
「お疲れ」
「二人ともよく頑張ったわ」
俺と栗栖は疲労困憊と言う表情を、綾瀬先輩はやり切ったという顔をする。
すると俺の部屋のドアがノックされる。
どうぞと言うと、
「みんな、もう夜だよ。そろそろ帰らないと遅くなっちゃうよ」
と姉が入ってきて二人に帰るように言う。
「静さん、私は今日ここに一晩お世話になりますので」
「アタシも、急ですけどこの家に泊まります!」
「あれ?わたしは健くんからそんな話は聞いてないけど」
姉が俺のほうを向いてどういうこと?と言う目で見てくる。
「私もさっき聞きました」
「そう・・・・・・・なら否が応でも帰ってもらうしかないわね」
「あら、泊っていってもいいじゃない」
二人に帰るように言おうとした瞬間母が突然現れて二人とも泊ってもいいという。
「お母さん!」
「母さん!一体何を言ってるんですか!?」
「え?だってお泊りなんて楽しそうじゃない」
母がのんきにそんなことを言う。
いやいや・・・・・・・・
「しかし母さん!部屋が」
「健一郎の部屋で寝てもらえばいいでしょう?」
「お母さん!ダメだよそんなの」
姉が母の言葉に抗議の声を上げる。
「なら静も一緒に寝ればいいじゃない。ときどきそうしてるでしょう?」
「うぐ」
珍しく母に姉が言い負かされている。
「・・・・・・・わ、わかった。わたしがあなたたちの動きを監視すると言う条件で泊ることを認めましょう」
姉が珍しく母に負けた。
「お母さまからの許可も出たことだし健一郎くん、一緒に」
「お風呂に入ろう」
「お風呂に入りましょう」
と母の言葉に二人がそんなことを言い出す。
「あらあら、健一郎はモテモテね~」
と母がとぼけたように言うが俺は針の筵だ。
「あなたたちが一緒に入るならわたしも一緒に入るから」
姉がそう言って俺の腕を取り風呂場に連れて行こうとする。
「待ってください、私も」
「あ、アタシも」
俺の後に二人もついてくる。
「その前に俺の着替え・・・・・・・」
そう思いながら俺は姉に連行される。
「着替え、ちゃんと用意しといたから。頑張りなさい」
母が俺が脱衣所に入る前にそんな言葉を残して台所へと向かっていく。
「本当だ。なんですでに俺の着替えが脱衣所に・・・・・・」
「健くん、脱ぎ脱ぎしましょうね~」
姉が脱衣所に入った瞬間、俺の服を脱がせてくる。
「姉さん、自分で脱げます」
「ダメ、今日はお姉ちゃんが脱がせてあ・げ・る♡」
姉はそもまま俺を脱がせる。
「うらやましい」
「ずるい」
二人が後ろで恨めしそうに言いながら着替える。
「下はさすがに」
「ダーメ!」
姉が下も素早く脱がせてくる。
「はい、全部脱げたね」
「「・・・・・・・・・・」」
二人が何とも言えない表情で前を隠している俺のほうを見てくる。
「・・・・・・・・・・・風呂先入ります!」
俺はそのまま素早く風呂場に入り体をすぐに洗った後湯舟に入る。
「お待たせ」
「待たせたわね」
「待った?」
俺が湯舟に入って少しして姉と綾瀬先輩、そして栗栖が入ってくる。
俺が壁側に目を背けると
「こっち向いて、健くん」
と姉が俺の両頬を持って無理やりこちらに顔を向けさせてくる。
待って、全員どうして
「だってお風呂入るときにタオルなんて使わないじゃない」
「そそ、温泉もタオルは湯舟につけるなって注意書きもあるでしょ」
「そうだよ健くん、お風呂にタオルはマナー違反なんだよ」
と三人そろって俺が言わんとすることに先回りして反論する。
なんでこういうときだけ鋭いんだ・・・・・・・。
「どう、お姉ちゃんの身体は?」
「どうかしら、私のプロポーションは」
「アタシは?アタシはどう?」
俺の顔を自分のほうに向けさせて3人が聞いてくる。
「・・・・・・全員きれいです」
「むぅ」
「・・・・・・・仕方ないわね」
「なんか不服だけどまぁいいや」
俺の感想に3人が不満そうな声を出す。
でも俺は気にしない。
「最初にわたしが体を洗うから、二人は掛湯をして湯舟に入ってね」
「「わかりました」」
そして綾瀬先輩と栗栖が姉の言葉ともに掛湯をして入ってくる。
無理やり俺の間に二人が入ってきて挟むようにしてくる。
「健一郎くん、私の身体の感触をしっかり感じてね」
「アタシの感触もちゃんと感じてよ」
二人が俺の身体に自分の身体を密着させてくる。
もうやめて、俺のライフは-∞よ!
「じゃ、次は誰が体を洗う?」
「・・・・・・お先にどうぞ、生徒会長様」
「あら、珍しいわね。それじゃ私が」
「ふふ、健くん。今度はお姉ちゃんの感触もじっくり味わってね」
綾瀬先輩が湯舟を出ると同時に姉が俺の横に入って体を密着させてくる。
栗栖が体を洗う番になったときも綾瀬先輩がまた体をグイグイ密着させてくる。
そして全員体を洗い終えたので
「お風呂出よっか」
と姉が言うので二人もわかりましたという。
そして当然のごとく4人で風呂から出てまたも姉に綾瀬と栗栖に見られながら寝間着に着替えさせられた。
っていうかこの3人、互いにライバルなんじゃないの?
なんか今日途中から妙に仲が良くね?結束力がやたらすごくね?
と俺はそのとき思ったが口にはしなかった。
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