4-1-3 俺は姉に二人から襲われる現場を目撃される
「いらっしゃい」
姉が二人を出迎える。
「お邪魔します」
「お邪魔いたします」
二人がそれぞれあいさつした後俺は
「姉さん、これから昼食の時間ですけど二人の分も用意できてますか?」
「うん、バッチリだよ!」
俺が昼食の用意を頼むと姉はそう言って台所へと向かっていく。
「じゃ、一旦俺の部屋に荷物を置こうか」
「わかった」
「わかったわ」
俺は自分の部屋へと案内し荷物を部屋に置いてもらう。
それにしても二人ともやたら荷物が多いような・・・・・・・・
「じゃ、1階に行こうか」
俺は1階のリビングまで二人を連れていき二人も交えて昼食をとる。
「「ごちそうさまでした」」
「お粗末様でした」
母がそう言って食器を片付け始める。
俺達も食器を片付け、俺の部屋に再び二人を入れ、二人が来る前に用意していた座卓の周りに座ってもらう。
もちろん俺も座卓の周りに座る。
「じゃあ勉強を始めようか」
「うん」
「ええ。でもその前に・・・・・・・」
俺と栗栖が勉強を始めようとすると綾瀬先輩が俺の部屋の感想を言い出す。
「健一郎くんの部屋、随分とこざっぱりしてるわね」
「それは思った。もっとごちゃごちゃといろんなものが置いてあるのかと思ってた」
「・・・・・・・・・俺、そういう風に見える?」
俺が訊くと綾瀬先輩も栗栖もうんと答える。
「何ていうか、男子の部屋って散らかってるイメージが」
「確かにあるわね」
「少なくとも俺は見ての通りそこまで散らかしてない。わかったら勉強」
俺は無理やり部屋の中に関する追及を打ち切り勉強しようと提案する。
「そうね。それじゃまずは」
「待って。そもそも今回の中間テストの試験科目と範囲はどこなの」
「試験科目と範囲は」
俺がそれらについて綾瀬先輩に教えると
「そう・・・・・・とりあえず二人の実力を見ようかしら」
綾瀬先輩はおもむろに問題集を取り出し俺と栗栖に順次問題出題し解くように言う。
「なるほど、栗栖さんと健一郎くんはほぼ実力が同じなのね」
「前にも伊良湖と問題出しあったことあったけどその時も同じ感じだったよね」
「ああ」
前栗栖の家で勉強会をしたとき。確かにそんな結果になった。
「とするとお互いに教え合うにも躓くところが同じじゃ意味がないわね」
ハッ
た、確かに。
栗栖も同じことを思ったらしく気づかなかったという顔をしている。
お互いなぜそこに気づかなかったのか・・・・・・・。
「なら、私が試験範囲に関係する問題出すからそれに二人で解答してその解答を添削する形でいきましょう」
綾瀬先輩からの提案に俺は快諾、栗栖はしぶしぶ了承し勉強し始める。
1時間おき位に休んで3時になる。
「じゃあ休憩にしましょう」
「はーい。あ、そろそろおやつの時間だよね」
「ん?ああ、そうだな」
俺が栗栖の言葉に同意すると栗栖が荷物の中からいそいそと何かを取り出す。
「伊良湖、頭が疲れるとさ、糖分摂りたくなるっていうじゃん?」
「ん?ああ、確かに言うな」
俺が栗栖の言葉に同意すると手に持った箱から何かを取り出し
「だからね、はい。糖分、一緒に摂ろうよ」
それを咥えて俺に食べるように言ってくる。
これは、ポ〇キー?
「栗栖さん、いったい何をしているのかしら?」
「さっきも言ったじゃん。糖分を摂るのよ。伊良湖と一緒に」
「私はどうしてそんな方法をとる必要があるのかと訊いているのだけれど?」
綾瀬先輩がもっともな疑問を口にする。
すると栗栖は
「別にどんな方法で一緒に当分取ろうとアタシの勝手でしょ?」
と反論する。
「そんなうらやまけしからん方法で糖分を摂ることは認めないわ」
「自分ができないからってむやみに禁止するのはどうなんですかね~?」
綾瀬先輩の言葉に栗栖が煽りで返す。
「く、なら」
綾瀬先輩は栗栖のもとに行きポ〇キーを1本奪って咥える。
「健一郎くん。私と一緒に糖分を摂りましょう」
綾瀬先輩も栗栖と同じように俺に口に咥えたポ〇キーを食べるよう迫ってくる。
「伊良湖」
「健一郎くん」
二人同時に迫ってくるが俺の体は一つしかない。
つまり俺はどちらかのを先に食べなければならない。
なら俺は今回は・・・・・・・
「ポキッ」
栗栖のを食べ始める。
綾瀬先輩を抑えながら食べていく。
俺は栗栖が咥えているポ〇キーをすんでで折って離れようとする。
が、栗栖は俺の後頭部に手を回して俺の頭を引き寄せ
「くちゅ、んん」
そのまま俺にディープキスをする。
ディープキスをしながらポ〇キーを栗栖と俺は飲み込む。
少しの間俺にディープキスをして栗栖は離れる。
「健一郎くん。栗栖さんにしたからには当然私にもしてくれるわよね?」
綾瀬先輩が栗栖と同じ事をしろと要求するのでそのようにする。
「伊良湖、もっとして」
「健一郎くん、私にももっと」
ドスッ
俺は二人に押し倒され二人から交互にディープキスをされる。
「伊良湖、もっと」
「健一郎くん。まだ足りないわ」
二人が蕩けた顔で俺の唇と口内を互いに蹂躙する。
いくら二人の要求でもこれ以上はダメだ。二人を止めないと。
俺はそう思い二人を止めようと試行錯誤していると
「健くん、さっきから大きな音させてるけど一体」
と言って姉が俺の部屋のドアをノックせずに開ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
姉がドアを開けた瞬間全員が無言になる。
姉は部屋の中の様子を見て目の光が完全に失われた病み切った目になる。
栗栖と綾瀬先輩は未だ上気し切った顔で姉のほうを見る。
俺はあ、終わったと、その時思った。
「健くん。勉強会終わった後わたしの部屋に来てね」
0Kまで絶対温度を下げる声と底なしの恐怖に満ちた笑顔とともに姉は部屋のドアを閉めて去っていった。
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