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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
3章 美女たちからの好意をどう受け取ればいいのか
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3-1-7   わたしは健くんにお仕置きする

6時。




「ただいま」



麦茶でも飲もうかな、と思って部屋を出た瞬間健くんが帰ってきた。

わたしは急いで玄関まで行って



「お帰りなさい」



と言う。

すると健くんは



「ただいま帰りました、姉さん」



とわたしのあいさつに返してくれる。

わたしはその後すぐ健くんを抱きしめる。

健くんはわたしに大人しく抱き着かれる。


でも健くんはわたしが抱き着いてるというのにちっとも恥ずかしがってくれない。

だから



「ね、姉さん」



両腕をもっとぎゅっとしてわたしの胸を健くんの胸板に押しつけるようにする。



「姉さん、その・・・・・・・胸が」

「ん?どうしたの?」

「いえ、何でもありません」



健くんはわたしが胸を押し付けた瞬間若干だけど恥ずかしそうにする。



「姉さん、そろそろ」



健くんが離してほしいというのでわたしは健くんを離す。



「今日はお風呂にする?ごはんにする?それとも」

「まずは部屋に戻ります」

「あ、うん・・・・・・・」



健くんはわたしが新婚三択を何度聞いてもわたしと言ってくれない。

でもいつかはわたしと言わせるつもりだ。



「そっか」



わたしはそう言って健くんが上に行くのを見送る。

麦茶をリビングで飲んでいると



「健一郎にお風呂入りなさいって言ってきて。あ、今日は変なことをしちゃダメよ」



と、お母さんがわたしに釘を刺しながら健くんに言いつけを頼む。



「うん、わかってる」



わたしはお母さんにそう言って健くんの部屋へと向かう。

ごめんなさい、お母さん。わたしこれから健くんに変なことをします。というよりお仕置きをします。

そう心の中でお母さんに謝罪する。



「健くん、お風呂入ってね」



健くんの部屋に着きお風呂に入るように言うと部屋着を持って健くんがお風呂場に向かう。



「それじゃ、わたしも行かなきゃ」



健くんがお風呂場に向かった後わたしも部屋着を準備してお風呂場に向かう。

健くんは耳がよく、ちょっとした音にも敏感に反応する。

だからわたしは音を立てないように細心の注意を払って静かに脱衣所に入って服を脱ぐ。



そしてお風呂場の入り口のドアを素早く開いて入る。

すると



「ね、姉さん!?一体何してるんですか!?」



と、湯船に入ってた健くんが壁のほうを向きながらすごく驚いた声でわたしに訊いてくる。

どうやら健くんは脱衣所のほうに意識を全く向けてなかったみたい。



「これはね、お仕置きだよ」



わたしは健くんにお仕置きの始まりを宣言する。



「お、お仕置きって何ですか!?」

「ん?わたしに嘘ついて女の子と逢引をしたお仕置きだよ」



そう、わたしはあの後すぐに家に帰った。

その後わたしは健くんに私に嘘をついてあの子と逢引してイチャイチャしたお仕置きで何をするか考えていた。

そしてわたしが考え付いたお仕置きがこれなのだ。



「健くんには今日わたしに嘘ついて綾瀬っていう子とイチャイチャしながらデートをした罰としてお姉ちゃんと裸のお付き合いをしてもらいます」

「姉さん、何言ってるんですか!?ダメですよこんなの!」

「健くん?」



わたしはお仕置きだからね?という意味を込めて健くんのことを呼ぶ。



「わ、わかりました。私は何をすればいいですか?」

「お背中流してあげるから湯舟から出て」



わたしは健くんにそう言うと健くんはこっちを一切見ずに湯舟から出て椅子に座る。



「それじゃ、流してあげるね」



体洗うためのタオルをとってボディソープをつけ、背中をこする。



「どう?」

「ちょうどいい、です」



健くんはうつむきながら言う。

わたしの背中をこする強さはちょうどいいようね。



「次は腕」



わたしは恥ずかしそうにする健くんの背中を洗い終え、次は腕を洗う。



「姉さん、さすがに前は自分で洗います」



腕が終わったから前を、と思ったけど健くんに止められる。

これ以上やると嫌われちゃうかもしれないから止めておこう。

わたしはそう思いタオルを健くんに渡す。


その後健くんが全身を洗い終えたので、


「髪も洗ってあげる」



と言って健くんの髪を洗い泡を流す。

そのあと、



「健くん、お姉ちゃんの背中を流して」



と健くんにお願いする。



「・・・・・・・・わかりました」



とおどおどしながら健くんは答え、わたしの後ろに行く。



「お姉ちゃん、肌がそこまで強くないから手で洗ってね」

「えっ」

「いい?」

「はい」



健くんに手で洗うようにお願いするとちゃんと手でこすって洗ってくれる。

腕も健くんに洗ってもらった後わたしは



「ここも」



と言って腰とお腹を健くんの手をとって洗う。



「健くん、どう?お姉ちゃんのお腹の感触」

「私に触らせながら一体何を聞いてるんですか!そんなのわかりませんよ!」



健くんはわたしにお腹を触らされてそんな感想をいう。

これ以上は刺激が強いからここでわたしは健くんに



「わかった」



と言って手を離す。

次に健くんに髪を洗って、と言って髪を洗ってもらい泡も流してもらう。

その後健くんと一緒に湯舟に入り向かい合わせになるように座る。



「ねぇ、健くん。そんなにわたしのことが信じられない?」



湯舟に入ってすぐ健くんに私は問いかける。



「いえ、そういうわけでは」

「でも健くん、今日お姉ちゃんに使ってないバイク動かすだけって嘘ついてデートしてたよね。

それって結局わたしに言ったら止められるとか怒られるとか、そんなことを思ったんじゃないの?」



わたしが問い詰めると健くんは観念したように話し始める。



「そうですね、姉さんに正直に綾瀬先輩にデートするって言えば絶対に止められると思っていました。

綾瀬先輩との今回のデートは何ら危険はないと言っても信用してもらえないと、そう思いましたので」



と正直に健くんが話してくれる。



「そうか。でもね、正直に言ってくれたらわたしは別に止めなかったのに。

でも、そうだね・・・・・・昔のことがあるもんね。簡単には信じれないよね」



わたしがそう言うと健くんは



「申し訳ありません。姉さんのことを信じ切れなくて」

「ううん、いいんだよ。こっちこそごめんね。健くんのことを信じてあげられくて」



わたしは健くんとお互いに謝りあった。



その後、



「それじゃ、お互いにもっと気持ちをさらけ出そう。

もっといっぱいコミュニケーションしよう。

そしてもっとお互いに信頼し合おう。いい?」

「はい」



と、健くんとお風呂場で話し合った後にこれからの行動をお互いに確認し合う。



「じゃ、一緒に出よっか」

「は、はい」



わたしは健くんと一緒にお風呂を出て一緒に着替え、その後の時間を過ごした。

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