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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
3章 美女たちからの好意をどう受け取ればいいのか
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3-1-6   俺は綾瀬先輩とプリクラを撮る

「着いた」



ゲームセンターに俺と綾瀬先輩は着いた。



「ここがそうなのね」



綾瀬先輩は感慨深く入り口を見つめる。



「やってみたいゲームはある?」

「そうね・・・・・クレーンゲームっていうのかしら?あれをしてみたいわ」

「了解。確かあっちにあるからやってみよう」



俺はゲームセンターの中に綾瀬先輩と入ろうとするが俺は。

あ、そういえば綾瀬先輩は硬貨なんて持ち歩くのか?

そう思った俺は硬貨を持ってるか訊いてみる。



「そういえば桔梗は普段硬貨は持ち歩いてる?」

「いいえ。それがどうかしたの?」



綾瀬先輩は硬貨を持ち歩いてないとのことで

硬貨でしかプレイ料金を払えないことを俺は綾瀬先輩に説明する。



「桔梗、ゲームセンターでは硬貨以外は使えないんだよ」

「そうなの?私、今硬貨なんて持ってないわ」

「千円札はある?」



綾瀬先輩に紙幣があるかどうか俺は聞いてみる。



「千円札もないわね」



綾瀬先輩は財布を取り出して千円札はないという。



「わかった。じゃあここの支払いは俺が持つよ」

「え、それは健一郎くんが」



綾瀬先輩が止めようとするので



「ここは俺に払わせて」



と言う。

綾瀬先輩は俺の言葉で大人しく引き下がる。


両替機でいくらか両替したあと綾瀬先輩に硬貨を渡す。

そして綾瀬先輩をクレーンゲーム台の前まで連れて行き、操作方法を説明する。



「なるほど。早速やってみるわね」



綾瀬先輩が財布を取り出し、500円を投入しクレーンの操作を始める。

ん?500円?いや、気にしない気にしない。



「なかなかうまく取れないわね」



生徒会長がひどく落ち込んだ顔をする。



「クレーンゲームはそんなものだよ。

今日は色々したいことがあるんだろ?次に行こう」

「そうね。次はシューティングゲームがしてみたい」



生徒会長からリクエストがあったのでそのゲームがある場所まで行く。



「じゃあ、やろうか。操作方法はチュートリアル見れば理解できると思うから」

「わ、わかったわ」



緊張した面持ちで生徒会長がガンコンを持ち、ゲームに臨む。



「うまいじゃん」

「そうかしら?ほとんど健一郎に助けてもらってたわよね?」

「いやいや、桔梗の咄嗟の判断のおかげでかなり助かったよ」



「ふふ、心が通じ合ったってことね。うれしいわ」



と綾瀬先輩は頬を赤らめて言う。



「健一郎のおかげで今すごく楽しい。デートがこんなに楽しいだなんて知らなかった。

楽しい時間を共有する喜びを教えてくれてありがとう」



・・・・・・・・・!

俺はとても恥ずかしくなりうつむく。



「次、行こうか」

「ええ」



その後俺は綾瀬先輩と一緒に様々なゲームを遊び倒した。



「一通りは遊んだかしら」

「そうだね。他にしてみたいことはある?」



綾瀬先輩は少し考えるしぐさをして



「プリクラを撮ってみたい」



と希望する。



「俺もプリクラは行ったことないな」

「あらそうなの?じゃあ一緒に初めての体験をしましょう」



綾瀬先輩は周囲の人間を勘違いさせるような言い方をしてプリクラの筐体に向かう。



「桔梗、周囲を勘違いさせるようなことを言うなよ」

「あら、間違ったことは言ってないわよ」



綾瀬先輩は俺が筐体に入った後に言った言葉に対していたずらを成功させた子供のような笑みでそう言う。



「ところで、これはここに書いてあるように操作すればいいのかしら」

「たぶん。二人で操作してみよう」



綾瀬先輩と俺はタッチパネルとその周りに書いてある説明を見ながら操作する。



「あ、これでやっと撮影みたいね」



綾瀬先輩がそう言ったので俺は前方を向く。

だが



「健一郎くん。そっちじゃなくてこっち」



と言って綾瀬先輩に両頬を手に添えられて彼女がいる方向を向けさせられる。

そして



カシャ



という音とともに綾瀬先輩にキスされる。




「桔梗、今のはいったい!?」

「私は健一郎の唇にキスしただけなのだけれど」



あっけらかんと綾瀬先輩はそんなことを言う。



「そういうことではなくて!なんでキスなんて」

「あれよ、キスプリっていうのを撮りたかったのよ」

「なんでキスプリ!?」



俺が訊くと綾瀬先輩は



「だって今は恋人同士でしょう?私達。だからその証拠を残すために」

「何もキスプリじゃなくても普通に撮ってもいいだろ!」

「嫌よ。だって好きな人とキスできたっていう証が欲しかったんだもの」



綾瀬先輩の言葉に俺はそうですか、と無理やり納得する。



1回目の写真をプリントし終わり、次の写真を撮るところになる。

すると綾瀬先輩は今度は



「んん!ん、んむ!」



また俺にキスをして俺の口の中に舌を入れてくる。



カシャ



というシャッター音がし、機械が操作を促す。

が、綾瀬先輩はそれを無視して俺と濃厚なキスをし続ける。



「き、ききょ・・・・・むぐっ!んんんっ」



綾瀬先輩は周りの声など聞こえないというように俺の顔を両手で抑えて一心不乱にキスをする。



「ふぅ」



綾瀬先輩は機械がすでに撮影を終え落書きをする段階でキスを終える。



「私のキス、どうだった?」



綾瀬先輩は俺にキスの感想を訊いてくる。



「気持ちよかった」



と綾瀬先輩に感想を言うと



「良かったわ。それじゃ、これはそのままプリントするわね」



と言って本当にキスしてる様子が写ったプリクラをそのままプリントする。



「桔梗、それはその、かなり恥ずかしいから」

「はい、健一郎くんの分」



とにこやかに俺にディープキスのプリクラを渡してくるので



「ありがとう」



と言って受け取る。




「それじゃ、今日はここまでにしましょうか」



綾瀬先輩がモールを出た後デートはここまでにしようと提案してくる。



「そうだな。そろそろいい時間だし」

「ええ。今日は楽しませてくれてありがとう」

「いえいえこちらこそ」



お互いにお礼をした後



「桔梗はこれからどうやって帰るんだ?」

「私は迎えを呼んで車で帰るわ」

「なら心配ないな」



俺がそう言った後綾瀬先輩がニコッとして電話をする。

すると数分で放課後デートのときに後ろについていた高級SUVがくる。



「それじゃ、また学校で」

「ああ。また」



綾瀬先輩が車に乗る前に挨拶を互いに済ませ、綾瀬先輩は車に乗り込んで去っていった。

俺も駐輪場に行きバイクに乗って家へと帰った。

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