表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
6章 災いは突然に
170/214

6-5-3 まさか姉にXXされることになるとは・・・・・・・・

ちゃんとKENZENです。

あの後医者が来て病状を説明してくれた。

で、入院期間はまず2週間くらいでそれから検査の結果次第でそこで伸びるかどうかってところらしい。

医者による説明が終わり帰っていったあと姉が俺に今欲しいものを聞いてくる。



「健くん。今欲しいものはある?」

「PCですね。あと例の書類と勉強道具・モバイルwifiを」

「わかった。取りに行ってくるね。

わたしが来るまでの間はこれをテレビに刺しておくからテレビで見ててね」



姉がそう言ってテレビのリモコンを俺に渡して立ち上がる。

姉が1時間くらいで戻ってくるからと言って病室を出ていく。

俺は姉の言う通りテレビを見て時間を過ごす。

休日の朝ってあんまりこう、面白い番組がないんだな。


俺はテレビで暇をつぶしていると病室の扉が再び開かれる。



「お待たせ。健くんが今欲しいもの全部持ってきたよ」



姉がかばんを持って戻ってくる。

で、そのとき今更に思った。

やることやらねばという気持ちが先走って忘れてたが着替えとか日用品を持ってきてもらわないと。

そう思いそれらを追加で持ってきてほしいと言う。



「姉さん、着替えとか日用品も持ってきていただきたかったです」

「あ、言い忘れてた。そういうのはもう持ってきてるよ」



俺の頼みに姉がそう言ってベッド横でガサゴソとした後俺の服を俺の前に出して言う。



「大丈夫、どんなお世話もわたしがしてあげるからね♡」



姉が恍惚とした表情で俺にそう宣言する。

しかし姉に実際にやってもらうことなんてあるのだろうか?

そんな疑問が沸くがとりあえず俺は姉の言葉にうなずいた。


とりあえず俺は姉から受け取った書類の束を取り出し書き始める。



「あ、しまった。書き損じた」

「大丈夫、代わりの用紙は用意してるから」



姉が大量の紙を取り出して言う。

一体どこから出したんですかねぇ・・・・・・・。



「すみません。1式ください」

「はい、健くん♡」



姉がうれしそうに俺に渡してくる。

俺は姉から用紙を受け取り再び書き始める。

そして書き終わったところで昼食の時間が来るので食べようとする。



「健くん、あーん」



姉が看護師がテーブルに病院食を置き去って言った瞬間箸を奪う。

そして箸で一口分とって俺に差し出してくる。


病院食でやらなくてもと言おうとしたが姉があまりにもニコニコと笑って差しだしてくる。

なので耐えかねて俺は姉から差し出されたそれを食べる。


結局最後まで姉に病院食を食べさせられる形で昼食を食べる。

それからまた書類を書き始める。



「ふふふ」

「?どうしたんですか、姉さん」

「ううん、何でもない」

「はぁ」



隣で頬をついてこちらを見ている姉がなぜかうれしそうにしているがその理由は教えてくれない。

俺は何だろうかと思いながら書類を引き続き書いていく。



「これで必要な書類は全て書けたな。

あとは資料を作らないと」



俺はPCを開き資料の作成に取り掛かる。

ときどき休憩をはさみながら資料を作成し夕食の時間となる。

夕食の際も俺は姉に食べさせてもらう形で食べた。


その後姉がお風呂行ってくるねと言ってまた病室を出て行った。

風呂は医者曰くまだ入ってはいけないとのことで入れない。

だからそのまま消灯までまた資料を作るかと思いPCを再び使う。


しばらくして姉が帰ってきて俺のとばりへとくる。

そして姉はウェットティッシュを持って俺に話しかけてくる。



「健くん、体拭くよ」

「え?いや大丈夫です」

「ダメー。ほら、脱いで」



姉が俺の上着に手をかける。

俺は逃げようにも腕に点滴が刺さっているため下手に動くとどうなるかわからないので動けない。

なので姉が脱がしにかかるのを俺は止めることはできなかった。



「ふきふき♪」



俺の服を上半分脱がした姉が俺の体を拭く。



「力強すぎたりしない?」

「大丈夫、です・・・・・・」

「そっか、良かった」



顔、首、背中、腰、腹。

腹、はっ。

ふと俺は気づき姉が今拭いている腹の部分を見る。

するとそこにははっきりと誰にでもわかる傷があった。



「わたしは健くんの身体にどんな傷があっても嫌いにならないから」

「あ、はい」



俺が腹の傷に気づいてすぐ姉が俺に言う。

少し気まずい感じになりながら引き続き姉に体を拭かれる。



「はい、終わったよ」

「あ、ありがとうございます」



姉が俺に服を着せて宣言する。

結局俺は姉に本当に全身を拭かれることとなった。

その後姉ははまた俺の隣で何をするわけでもなく俺がPCを使っているのを見ている。



「消灯の時間です」

「わかりました」



看護師のその言葉で俺はPCをシャットダウンをして寝る準備をする。

すると姉は立ち上がって反対側に移動し何かし始める。

音がするほうを見ると姉が折り畳み式のベッドを組み立てている。



「姉さん、一体何を」

「わたし、今日から隣で寝るからね」

「えっと、それは病院は許可したんですか?」

「うん!」



本当かな、とは思いつつ俺はそれ以上姉を追及しなかった。

姉が消灯時間に合わせて電気を消し、お休みというので俺はそれに合わせて目をつむり、就寝した。


誤字・脱字報告はお気軽にしてください。

確認次第修正を行います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ