6-4-9 俺は姉とベッドの中で甘い?時間を過ごす
夕方。
目を覚まして横を見ると隣に姉がいた。
「やっと起きた」
姉が待ってたという感じで俺に話しかけてくる。
「いつの間に帰ってきてたんですか?」
「ん?ついさっき。
そうそう。例のアレ、手に入れてきたよ」
姉が起き上がり封筒を渡してくる。
中身を確認し姉にお礼を言う。
「ありがとうございます。
助かりました」
「よかった、ちゃんとそろってたんだね。
足りなかったらどうしようと思ってた」
「いえ、ちゃんとそろっています。
これで戦えます」
姉は俺の言葉を聞いて安堵した表情を見せる。
「それじゃ、健くんの部屋の机の上に置いておくね」
「はい」
そう言って姉が部屋を出ていく。
少しして姉が戻ってきてベッドに入ってくる。
「健くん、体調はどう?」
「よくなりました」
「そっか、よかった」
姉が俺の目を見つめながら両手を優しく握ってくる。
すると姉が無言で俺の顔に自分の顔を近づけてくる。
数秒して姉と俺の唇が重なる。
「ん」
俺と姉は舌を入れないキスをする。
少ししてお互いに唇を離す。
姉と俺は何度かそうしてキスを繰り返す。
「こっち」
キスをし終わり姉が俺の腰に手を回し寄せようとしてくる。
なので俺は体を動かし姉と身体が当たるくらいまで距離を縮める。
それから姉は更に俺の首に腕を回してくる。
「健くんも」
姉に言われて俺も同じようにする。
互いに互いの身体を抱きしめ合い体温を確かめるように身体を密着させあう。
「健くん」
「何ですか?姉さん」
「呼んだだけ」
「?」
姉が俺の名前を呼ぶので何かと聞くとそんな答えが返ってくる。
俺が何だろうと思うと姉は今度は腰に回していた腕を背中へと持ってくる。
首に回してた腕も動かし後頭部に手を置くようにする。
そして俺の頭を動かし頬同士をこすり合わせられるようにすると姉は頬を頬ですりすりし始める。
「・・・・・・・・」
姉は何も言わず、ただどこかうれしそうに頬をすり合わせる。
そしてそれを終えた後は俺の目を至近距離で見つめながら頭をなで始める。
姉がなで始めたので俺も姉の頭をなでるとうっとりとした感じで目を細める。
「もっとなでて」
姉にねだられ優しくなで続けると姉は気持ちよさそうにする。
俺もまた姉に頭をなでられているのだが。
「健くん。
少しは幸せな気持ちになった?」
互いがなで終わった瞬間姉に突然そう聞かれる。
さっきまで姉が俺にしてたスキンシップはそういう意図があったのか。
姉の行動を理解した俺は姉の質問に素直に答える。
「はい」
「そっか」
姉が俺の答えを聞いて微笑んだ瞬間家のチャイムが鳴る。
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