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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
5章 文化祭と夏祭りと海水浴と
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5-6-2 俺と姉はデートの目的地を目指す


「電車に乗るのは何年ぶりかな」

「中学生までは乗ってたんじゃないのか?」

「小学校・中学校は家から歩いていける距離にあったから。

うーん、思い出せないなぁ」



姉が昔を思い出しながら唸る。


今俺と姉は電車の入り口近く、座席の背もたれの中に埋め込まれた座席を引っ張り出して座っている。

周りにはそこそこ人がいる。



「やっぱり思い出せないや」

「とういことは実質初めてということか」

「そうだね」



姉は電車にほとんど乗ったことがないのか。

あそこに住んでたら電車もバスも乗る機会自体がないから当然か。



「健くんは電車乗ってた?」

「ああ、俺はときどき電車で買い物行ったりしてたな」

「そうなんだ」



姉とそんな会話をしつつ目的地に向かう。



「次は、倉市、倉市です。お出口、左側です」

「ん、降りる駅にそろそろ着くな。静、準備して」

「うん」



それから少しして目的の駅に着いたので俺たちは電車を降りる。



「目的地はここから歩いて10分くらいのところだから、歩こうか」

「わかった」



俺と姉は目的地をを目指して歩く。



「ここ」

「ああ、ここね」



目的地に到着すると姉はなるほどという顔をする。

俺と姉が電車で来た目的地。

そこは全国的にも恐らく有名だろうアウトレットモールだ。



「まずはここで服を見ようと思って」

「いいね。健くんの服をまずは買おう!」



まず俺は姉の提案に合わせてメンズの服を取り扱う店を回ることにする。



「これ着てみて」



1軒目に入ってすぐ姉が店内を物色し、俺に服を見繕ってくる。



「わかった」



俺は姉から服を受け取り着替える。



「ん、やっぱり健くんに似合ってる」

「そうかな?」

「うん、似合ってる」

「ならこれ買おうかな」

「ほんと?ふふ」



そう思い服を着替え会計に服を持っていく。



「次行こうか」

「ああ」



俺と姉は結局午前中は俺の服を見て回っていった。



「もうそろそろお昼だしどこかでごはん食べようよ」

「そうだな。でも時間が時間だから並ぶかもしれないけど大丈夫?」

大丈夫。健くんとなら何時間でも並ぶよ」



姉のその言葉に俺は少しどきっとしてしまった。

俺はその動揺を隠しつつ姉の言葉に答える。



「そうか、わかった。それじゃあどこで食べるか見ながら考えようか」

「うん!」



俺と姉はレストラン街がある方向へと行く。

そしてそこに入って俺と姉はどこにするか話しながら歩く。



「じゃあここにするか」

「うん!」


俺と姉は話し合った結果ちょっとオシャレなレストランに入っていく。



「いらっしゃいませ。2名様ですか?」

「はい」

「テーブル席へご案内いたします」


俺と姉は店員さんに案内されテーブル席へと座る。



「何食べる?」

「うーん・・・・・・・これにするか」

「これだね。じゃあわたしはこれにする」

「わかった。店員さんを呼ぶよ」



俺は店員さんを呼び注文をする。

そして運ばれてきた料理を食べ終え会計をしようとすると姉が止める。


「健くん、ここはわたしが払うよ」

「そういうわけには」

「いいから」



そう言って姉は食事の代金を全額払う。



「健くん、デートだからってかかったお金の全部を健くんが払う必要はないからね?」

「いやでも」

「わかった?」

「はい」



姉に諭されうなずく。



「じゃ、昼からはわたしの服も見ようね」



俺はそれにうなづき姉と一緒にまた服屋を回ることにする。

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