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第4話[やってやろうじゃない]
「ねえ血子、喉乾かない?良かったら私の血、吸う?」
血の提供に喜ぶ血子。
何度も蛇乃に血を吸っていいのか確認し、血子は蛇乃の腕にかぶりつく。
伯爵様から輸血パックを貰い、過ごしているが、やはり生き血の方が美味い。
蛇乃の血を堪能し、血子の様子が変わっていく。
それを見て、ニタリと笑いながら、蛇乃は血子に話しかけた。
「早速で悪いんだけど、アリスと戦って欲しいの。あんたの事を師匠と思っているから頼めば引き受けてくれるわ。」
これで血子がアリスを倒せば、私の方が上だと証明できる。
何故なら私はこの状態の血子に負けた事がないんだもの。
そう思い、心の中で笑う蛇乃。
そんな蛇乃に血子が言う。
「何で私がそんな事しなきゃいけないのよ。」
そう言うと、血子は達子の所へ走って行く。
忘れてた。
血を吸うと、その人物の性格も取り入れるんだった。
仮に、私も血子の立場ならそう言うわ。
達子にべったりの血子を見て、後悔する蛇乃。
血子の積極的な行動と蛇乃の欲望が混ざり合った血子はたちが悪い。
瞬時に異変を察した達子が蛇乃を問い詰める。
蛇乃は素直に白状し、血子が吸血鬼だという事にアリスが驚いた。
「くっ、かくなる上は…。」
蛇乃がハナに電話する。




