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デタラメ学園  作者: 鴉α
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第12話[ハナの過去]

こっそりと廃ビルから抜け出してきた達也は人気の無い場所で座り込んでいた。

顔中痛む中、達也はタバコに火をつける。

自身の再生能力を使えば一瞬で怪我が治る。

だけど、それはあまり使いたく無い。

使ってしまえば自分が…。

達也は考えるのを止め、タバコを吸いボーッとする。

「お久しぶりですね達也さん。」

声がする方を向き、達也は苦笑いを浮かべる。

「久しぶりだね守君。会いたくなかったよ。」

守の顔を見ると嫌な過去を思いだす。

年の離れた友人の事。

その友人を見捨てた事。

そんな自分が悪だった事。

達也にとって守は嫌な過去でしかない。

「君もデタラメ学園に通ってるんだって、どう、学校生活は楽しいかい?」

煙たいのか、守はハンカチで鼻を押さえながら答える。

「別に普通ですよ。クイーン様に害なす者が居ないか調査しているだけですし、それより達也さん。僕達の仲間になりませんか?仲間になれば…。」

達也は首を横に振り答える。

守達の企みは知っている。

過去に僕達はそれを阻止しようと頑張った。

だけど…。

「悪いけど仲間にはなれない。」

クイーンの仲間になれば家族、友人の命は助けて貰える。

敵対していたとはいえ、同じ仲間。

だから守君も誘ってくれるのだろう。

だけど、僕は知っている。

この先に起こるであろう未来を…。

それに、彼を裏切れない。

命の恩人であり、同士であり、友人の彼を…。

「あのバンパイア戦士の為を思ってですか?僕を…、恨んでいますか…。」

達也は首を横に振り答える。

「確かに彼を思ってだけど、別に君を恨んではいないさ。」

彼自身もそう思っているはず。

あの人は子供に優しいから。

だから、守君相手に殺されたんだ。

達也のスマホが鳴る。

友人の修道院修(しゅうどういんしゅう)が迎えに来てくれたのだ。

「そろそろ僕は行くよ。守君、またね。」

達也はそう言うと友人が待つ場所へ向かった。

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