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変死 第22話

 綾乃は、南部の汚れた爪をじっと見つめながら、


「南部さん・・・・。

 その爪の汚れ、どうしたんですか?・・・・」


 と尋ねた。


「え?・・・・」


 南部も驚いたように自分の手を見る。


 そして、慌てたように指先を確認すると、


「あれ・・・・?

 何で爪がこんなに汚れているんだ?・・・・」


 首を傾げる南部。


 その様子を見ていた綾乃は、


「昨日、どこか外に出て、

 土か何かを触ったんじゃないですか?・・・・」


 そう尋ねた。


「いや・・・・。

 昨日は大学から帰ってきてから、

 ずっと家にいたはずなんですが・・・・」


 南部がそう答えた、その時だった。


 突然、


 ――♪♪♪


 拓哉の携帯電話が鳴り響いた。


「・・・・はい、拓哉です」


 拓哉は携帯電話を取り出すと、着信に応じた。


 綾乃と南部は、拓哉の方へ視線を向けた。


「えっ・・・・?」


 拓哉の表情が、みるみる変わっていく。


 その声に、綾乃は何かただならぬことが起きたのだと感じた・・・・。

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