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【連載版】氷の騎士団長からの求婚〜補佐官に溺愛は不要です〜  作者: 漆原 凜


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「カレン嬢愛してます。」




騎士団長の執務室で壁の隅においやられている。私は何故こんな事になっているのだろうか…。




ーーーーー




「婚約解消ですか?」


お父様が帰宅してすぐ来るようにと呼ばれ行くと、私の婚約が解消されたのだと言う。婚約者のロビン様とは数年前に婚約し、お互い愛情は無かったが仲が悪いわけでは無かったと思う。


たまに領地へ遊びに行ったり一緒にお買い物など最低限のお付き合いをしていた。


お父様に詳しく聞けばロビン様に好きな人が出来て、婚約の見直しをして欲しいとの申し出があったそうだ。共通の趣味で出会い意気投合し、申し訳無いが破棄してもらえないかと。


元々親同士が親交があったため結ばれた婚約だったので、当主同士の話し合いで解消の形になった。好きな人が出来たなら仕方ない話だ。



「カレンどうする?新しい相手を探すか、仕事を探すか…相手を探すなら各方面へ打診してみるが…良い相手がいるかどうかは正直難しいかもしれん。」


半年後に卒業を控えていて、卒業後すぐ向こうに嫁ぐ予定だった。今更嫁に行かず実家にいつまでも居るわけにはいかない。後継者のお兄様にも迷惑がかかってしまう。


うちは平凡な伯爵家。私は見た目も茶髪に茶色の瞳とその辺にいる顔なので今から新しい婚約者を見つけるのは難しい。


「私働きます!」


昔から勉強が好きだったし結婚しないなら文官になりたかった。王宮関係の採用試験が直近にあったはずだ。私は働く事を選択する。採用試験を受けて独り立ちする事にした。



数ヶ月後、私は無事採用試験に合格し卒業後は騎士団で働く事になった。



ーーーーーー

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