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半端者  作者: ランプ
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同居からはじめましょう

イケメン妖精との共同生活が始まりました

モパには いろんな力があるようで 不思議な能力を目の当たりに

驚きの連続です

モパは すらりと伸びた長い足を組んで 何やら探し物を初めたユイの様子を眺めていました


ユイは おっとりした感じで かわいいらしい顔立ちに きれいに化粧をしていて

恰好も若く 結婚しているとは思えない まして 子供がいるとは思えなかった

でも落ち着いた雰囲気があって 安心できるのは 独身にはないものだったのかもしれない


根掘り葉掘りモパについて詮索することもなく 前の同居人女子高生とは大違いだ

と 心地よく感じていた


育ちがよいのか 純真で 悪く言えばだまされやすい一図タイプなのかもしれない


こんな得体のしれな妖精を いとも簡単に受け入れてしまった


モパからしたらありがたいが まだすべてを話するには早いので すこしづつ理解していって

もらいたいと考えていた


・・・・・・・・・・・ユイになら あの人を救い出すことが出来るかもしれない・・・・・・


真剣な 表情でそう思っていたが


「あった!」と嬉しそうな顔をして 大きな段ボールから取り出した物に モパは驚いた


「・・・・・・・・ユイ それって・・・・・・もしかして わたしにか?」

顔をひきつらせながら言うと


「小さい頃に使ってたものなの。 きれいにしたら使えると思うのよ

本当は 子供に取っておいたんだけど 男の子だから こういうもので遊ばないのよね」

嬉しそうな表情で大きなドールハウスを手にしたユイは それを掃除し始めた


「・・・二階建てなんだな・・・・ キッチンや 風呂もある・・・・・

でも ユイ 悪いが これは必要ないよ」


ドールハウスには 小さな ウサギやクマ達も いた


「女の子っぽいから?」


「いいや そうじゃなくて・・・・・ 」


「でも モパにも 部屋が必要だと思うのよ やっぱり プライバシーってあるから

お互い 部屋をもった方がいいわ」


その考えには 納得できたモパだが

「でも この家は 半分丸見えだよな・・・・・・・・」


「・・・・・・そうね・・・・・おもちゃのお家だからね・・・

やっぱり 駄目かしら いい考えだと思ったのに」

掃除を止めて ユイは がっかりした様子だった


その様子に モパはクスッと笑うと

「心配いらない ユイ達のプライバシーは守るから むやみに動きまわらないよ

私には 部屋は用意できるから そのおもちゃはいらない

そうだな この部屋は 私が行き来してもいい部屋なのか?」


リビングとなりの和室を指して モパは尋ねると


「みんなが集まる場所で 申し訳ないんだけど 家が狭いから ここなら自由に使って」

と ユイは答えた


「分かった ありがとう 十分だよ」

お礼を言うと モパは壁に向かって 片手をかざすと そこに 丸い白い空間が出来た

ちょうどモパが出入りするのに十分な大きさで モパはゆっくりとその空間へ 入っていった


ユイはびっくりして 固まってしまった


すると 顔をピョコッとのぞかせて ユイを見て

「わたしの部屋は ここにしたから 何かあったら 声をかけてくれ」


ユイは そろりとそこへ近づいて 空間を見てみたが そこだけ白く光ってるだけで

中は見えなかった


「ちなみに ユイにしか この空間も見えないから 家族は気付かないよ

中は わたしが必要とするのものが揃っているから 何も用意しなくて平気だ」

空間から出てきた モパが 驚いてるユイにそう言った


「すごい・・・・モパってやっぱり妖精なのね」

心から感心してるようだった


そのとき 時計が鳴り出した


気がつくと もうすっかり日が落ちて あたりは暗くなっていた


ユイは時計を見ると

「もうこんな時間だったのね」と 急にあわただしく家の中を動き始めた

鏡の前に立ち ピアスやネックレスを外し始める


「どうしたんだ? せっかく似合ってるのに外すのか?」

その様子を見て モパは尋ねると


「もうすぐ 子供が帰ってくるのよ  今日は おばあちゃんが たまに一人の時間を過ごしたらって

子供を預かってくれてたんだけど

そろそろ 帰ってくるわ。

アクセサリーしてると ひっぱられちゃうのよね」

すべてを外し終えるとそれをジュエリーボックスにしまって 隣の部屋の前に進んでいった


入り口で クルッと振り返り

「着替えてくるから モパはここにいてね」

そう言って 戸をしめた


ユイはドキドキしながらも 急いで着替えをしはじめた

こんなに 信じられないことが起きてるのに 余韻にも浸っていられないなんてね・・・・

と そんな自分に笑えてきた


ジーンズにトレーナーと ラフな格好に着替えると モパの待ってる部屋に現れた


「まるで シンデレラだな」

笑いながら そういうモパに


「そうなの 母親に戻る時間がきたわ

でもね モパに出会えたことで 嬉しい秘密が出来てうれしいの」

やさしい笑顔でそういうと 

「今日 一人の時間をもらっても 何もすることなかったのよ

おしゃれして 買い物したりしたんだけど なんだか気持が晴れなくて・・・・

友達も子供のいる人ばかりになっちゃって 一緒に出かけることも難しかったから 一人で退屈してたの」

ニコッと笑うと

「モパ

不思議なことがいっぱいで お互いわからなことだらけだけど ゆっくり話していきましょうね」

そうっいった ユリは すっかり優しいママに変わっていた


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