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半端者  作者: ランプ
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秘密を共有

この情報は やはりミクに伝えるべきだろうなぁ

シリアスな表情でそう思ったのは一瞬で ミクのことを思い出すと 自然と笑いがこぼれる

センバティだった


なかなか リーダーで忙しい彼女に接近するチャンスがないので

これはチャンスだ!と 人知れずガッツポーズをとる


けれど・・・・・・・・ モパはどうなるんだろう?


自分たちとは違う種族で もしかしたら その情報を伝えることによって

敵となるかもしれない


「悪い奴じゃないしな」

モパを敵に回したくない センバティは また 悩んでしまった

短い期間だけど モパと一緒にいて 心地よいのだ

そういう相手には そうそう出会えない


男らしい外見とは 反対に 心優しい一本気な所があるので 友情は売れない!と

立ち上がって 自分の胸に秘めようと決めたとき


聞き覚えのある声で 声をかけられた


「こんなところで 何してるの?」

振り向くと タイミング良いのか悪いのか 愛しのミクだった

濃い紺色の服が きめの細かい肌を引き立たせて いつもよりさらに美しい


思わず見惚れてしまうところだったが

「わたしに何か用か?」

と 言う声に 視線を右にずらすと モパもいた


二人一緒だったことに 驚くセンバティは 急に焦り出した


用事があるといえばそうだが まだ心の準備が出来ていない

当然のように一緒にいる二人を見て 少なからずショックを受けた


「モパとの友情 やめたくなったよ」

と 小声でつぶやくと


ミクと一緒のに居たことにやきもちを焼いたと察したモパは 笑いながら

「ミクに会いに来たんだな?」と ミクに聞こえるよう大きな声で言うと

センバティの肩に手を置いた


「わたしに?」

ミクは センバティに目線を移すと 用件を聞いてきた


「い・・・・いや そうなんだけど・・・・・それより

2人は どうして一緒なんだ?どこかへ出かけていたのか?」

先に 気になっていたことを聞いた


ミクとモパは目を合わせると 軽くほほ笑み

モパが

「この前ツフュールが言ってた 居なくなった彼女のことについて聞いてたんだ」

と言った


ミクは 

「わたしも 直接面識はないけど 見かけたことはあるのよ

でも 役に立てる情報はないんだけどね」

と 申し訳なさそうに言った


「あぁ・・・可憐な彼女のことか・・・・・」

リュウが言ってた内容を 思わず繰り返すと


「知ってるの!?」

と ミクが驚いていそして また3人でミクのアジトへ移り 話を再開した



センバティは 2人に リュウが言ってたことを伝えた

モパは真剣な表情で聞いていたが 一言も発さなかった


彼女が純粋な妖精ではないということは伏せていた


ミクは センバティは話し終えると ゆっくりと喋り出した


「あの頃って 悪魔が拠点をはってたのよね  わたしはまだ

力が弱くて 拠点に入れないくらいだったけど

彼女は私達の味方じゃなかったわ・・・・・・でも拠点に近い場所に居れた・・・それって・・・・・」

きれいな眉をしかめてそう言うと


センバティはドキっとした

長くこの土地にいるだけあって さすがにミクは彼女のことについて知っていた

何も言わずに モパを見ると モパは軽く笑って


「あぁ 彼女は妖精と悪魔のハーフだ  わたしもそうなんだ」

と あっさり告白した


ミクは信じられないという表情でモパを見ている


センバティは あまりに簡単に正体をバラしたことに驚いていた

違う意味で固まっていると言葉を失ってしまった


ミクはチラリとセンバティのその様子を見て

「センバティは知ってたのね」

と それにも気づかれてしまった


「・・・・・リュウから彼女のことを聞いて モパも もしかしたらって思っていたんだ」

正直にそう言うと


モパもセンバティも怒られた子供のように 首をすくめてミクを見た


ミクは ため息をつきながら

「わたし リーダーなのに何も知らなくて 残念だわ・・・・・・

・・・・・・・・・・わたしの能力ってね 敵か味方かを瞬時に判断出来ることだと

思ってるの  モパは敵じゃないわ

それは 以前からそう感じている」

フッと笑いながらそう言った


「そういう種族と直接話すのは初めてで びっくりしたけどね

あぁ・・・・・・でも 初めてじゃないわね 彼もだわきっと・・・・

モパと同じ波長を感じるもの」

少し 悲しそうにため息をついた


「彼って?」

ミクの次の言葉を2人は待った


「・・・・・・・口外しないでね・・・・・・・ツフュールのことよ」

少し険しい表情で 答えた


これには かなりの驚をうけた


ハーフと言われる種族が ついこの間まで 妖精のリーダーで悪魔と戦っていたのだ


「それ 本当か!?」

思わす身をのりだしたセンバティは 信じられないという表情で驚いていた


「彼の力は強くて わたしたちとは異質だわ

悪魔と接触があるのも そういうのを感じとって悪魔が寄ってきてたのかもしれない」

と ミクは答えた


続けて

「わたしたちが警戒すべき相手は モパじゃなくて 彼よ

早く 力をつけないと この土地が崩壊するかもしれない」

若きリーダーであるミクは 自分に言い聞かせるようにそう言った








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