プロローグ
取り敢えず物語の大方針は考案出来たので、プロローグを投稿します。
細かい点はまだ定まっていないので、本編の投稿はまだ暫く後になります。
『第二次世界大戦は大日本帝国による核攻撃により、歪な形ながら終結した。大日本帝国が何故そのような形で、第二次世界大戦を終結させたのかは現在でも様々な意見がある。大日本帝国の公式発表では、[フランス共和国とオランダ王国の毒ガス使用に対抗し、更には連合国各国の経済的負担を軽減させる為に早期に第二次世界大戦を終結させた]、とされている。
とはいえその終結によりフランス共和国とオランダ王国のヨーロッパの占領地域、アメリカ合衆国の占領地域はそのままで固定された。それにより特にヨーロッパは[ヨーロッパ共同体(EC)]という地域国家として大同団結し、第二次世界大戦勃発前よりも強大で纏まった国家が成立したのである。そしてカナダを占領したアメリカ合衆国は北米地域にまたがる大国となり、ヨーロッパ共同体と安全保障条約を結び強固な連携を見せた。
大日本帝国もただ事態を静観していた訳では無くアフリカや中東・東南アジア・中南米・カリブ海の植民地は、全て独立させる事になった。それは大日本帝国率いる連合国がヨーロッパ全域以外は、解放するか影響力を行使出来ていたからである。フランス共和国とオランダ王国にしてみれば植民地を失う事になったが、ヨーロッパ全域を支配下にいれる事が出来た為に了承した事であった。
そして大日本帝国は東南アジア地域を中心に亜細亜全域を網羅する、大東亜共栄圏を設立してヨーロッパ共同体に対抗したのである。そしてヨーロッパ共同体は西洋諸国が主体である為に西側諸国、大東亜共栄圏は東洋諸国が主体である為に東側諸国と分類された。アメリカ合衆国も西側諸国とされ、南米やアフリカは大日本帝国寄りながら[第三世界諸国]と呼ばれた。
そして東側諸国と西側諸国の東西冷戦は、核兵器を筆頭に汎ゆる兵器を突き合わせた睨み合いになったのである。』
小森菜子著
『帝國の聖戦回顧録』より一部抜粋




