第1章 キャラクター紹介
このたびは本作をお読みいただき、誠にありがとうございます。
拙作ではございますが、少しでも読者のみなさまの、日常のエンターテインメントに楽しみを添えられれば幸甚に存じます。
以下、登場キャラクターの簡単な情報です。
また今後、ビジュアルイラストを順次追加していく予定なので、そちらもぜひ楽しんでいってください!
◎表記について
HT=身長 WT=体重 AG=年齢
MP=マジカルパウアーの内容
◎主要キャラクター
1.商店戦士トリニティ/しょうてんせんしトリニティ
HT:1.79m WT:88.5kg AG:18
虚幌須市にある「みもみじ商店街」を拠点とする、非公式ご当地ヒーロー(公式には「ウコッケイ人の血を引いている」とされるが、中身はただの人間)。
活動内容はバイトのかけ持ち、SNS宣伝と路上ショーの実施が主で、市民の安心の向上を目指しておりそこそこの人気がある。
トリニティは「変身しないヒーロー」のため、いわゆる「中の人」はいないとしているが、実際は商店街育ちの青年「珠辻 園治」が市民への恩返しのために始めたコスプレである。
〈小ネタ〉
・鶏マスクについて、第一みもみじ商店街のツテで造形師を見つけ、商店会理事長に借金してつくった。
・ショーについて、地元民から「子どもがマネして危険」と指摘されて以来、正装のひじとひざにプロテクターを装着している。
・最終学歴は、双成中学校卒業。
・'20年の構想段階では『トリニティ』など存在せず、普通の男子高校生・園治がアルウゥスとマ・ラの戦いに巻き込まれていく、という設定だった。
しかし'25年の執筆開始直前に「戦う動機として、ヒーローに憧れる青年にしよう」と思い、劇中劇として『商店戦士トリニティ』を考案。
ただ、それだと『トリニティ』がただ園治のスタートダッシュの装置に成り下がってしまうと感じ、「いっそ園治=トリニティにしよう」と決め、現在の姿となった。
2.アルウゥス/ALWS
HT:1.42m WT:36.9kg AG:15(地球時間換算)
MP:細胞を生み出す力
→自身と同じ遺伝子構造をもつ「全能性(どんな器官にもなれる状態の)細胞」を生み出す、または消滅させることができる。
生み出したものは当然、時間経過により腐敗する。
異星で生まれた宇宙人型マ・ラ後継生物。ブリダナ・スココトゥル(BRIDANA SCOCOTUR)に人工授精手術を実施し、研究施設にて誕生後、担当職員によって8歳時点で精通させられマジカルパウアーが開花する。
高い頭脳をもち知識欲が強く、(自身を含む)後継生物の種の保存にむけて情報収集や戦闘を積極的に行う、使命感にあふれた人格をしている。
一方で、マジカルパウアーにより擬似的な友人「マジモス」を生み出す、地球での活動に際してトリニティの協力をあおぐなど、単独での行動が苦手で、孤立することを何より恐れているふしがある。
〈小ネタ〉
・異星での名は「ウェスタ・スココトゥル(VESTA SCOCOTUR)」。名の通り、ローマ神話のかまどの神「ウェスタ(ギリシャ神話のヘスティアー)」がモチーフ。
・高い言語能力をもっており、地球へ降り立つ前にはアルウゥスが主導して、後継生物たちに言語教育をほどこした。
このため作中でしゃべる後継生物たちは、ある程度の日本語を理解している。
3.マジモス/MAZIMOS
HT:0.6m WT:15.0kg AG:4(地球時間換算)
MP:細胞を生み出す力
→アルウゥスと同様。
アルウゥスのマジカルパウアーによって生み出された、巨大バエの見た目の生命体。
研究施設でのとある実験の結果、アルウゥスとまったく同じ機構・効果のマジカルパウアーが使えるようになった。
嗅覚と聴覚、さらに他者の感情をくみとる感受性に秀でており、戦地では誰よりも先に危機を察知している。
〈小ネタ〉
・'20年の構想段階では「マジマジモスキー(モスキートのもじり)」という名だったが、長いので「マジモス」に変更した。
だが「モスキート」は蚊であり、ハエではないため、この名付けは誤りである(今まで知らなかった。恥ずかしい///)。
・よくしゃべるマスコットキャラクターという案もあったが、うるさそうなので却下した。
4.セーメンティス/SEMENTIS
HT:1.45m WT:50.1kg AG:15(地球時間換算)
MP:遺伝子を操れる力
→触れた生き物のゲノムに干渉し、恣意的に操作することができる。
その権限は遺伝子の発現・削除から、それを通じて成長の促進・後退など多岐にわたる。
一方で、存在しない遺伝子の導入などは直接できないため、行う場合には、ゲノム編集技術など科学技術による拡張を必要とする。
異星で生まれた宇宙人型マ・ラ後継生物。メルケース・ベーケウス(MERCES BECEUS)に人工授精手術を実施し、研究施設にて誕生後、母であるメルケースによって10歳時点で精通させられマジカルパウアーが開花する。
強力なマジカルパウアーをもつことから過酷な人体実験や同族への力の行使を強いられたことで、全能感におぼれ、わがままに生命を軽視する人格が形成された。
挑発的だったり冷血だったりする言動が目立つが、それは相手の注意を引きたいという潜在意識のあらわれであり、アルウゥス同様に他者との関わりを求めている。
〈小ネタ〉
・異星での名は「カルメンティス・ベーケウス(CARMENTIS BECEUS)」。ローマ神話の女神「カルメンタ」がモチーフ。
なおこの名をつけたのは母メルケースではなく、養母となったアルウゥスの母ブリダナである。
・マ・ラたちと長い間行動をともにしたことでマズいメシに耐性がついているだけで、ひと並みにはグルメ。
人間の食べ物がうますぎて食べすぎちゃったため、現在はぽっちゃりしている。
誰かに指摘されると、その気になればマジカルパウアーで体型などどうとでもなるので構わないと言い返す。
5.マ・ラ/MA RA
HT:2.3m WT:約350kg AG:40(地球時間換算)
MP:万能生殖能(あらゆる生き物と交配できる力)
→あらゆる生き物(作中では動物に限る)のメスと子をなすことができる生殖器を生み出すことができる。
ただしこれはマ・ラの精子が、どんなメスの卵とも受精するわけではなく、精子との邂逅をへてメスの卵内に存在する「極体(きょくたい・減数分裂の際、二つに分裂した核のうち成長が止まったもの。通常はいずれ消滅する)」に精子的ふるまいをさせ、卵と結合する、「二卵性単為生殖」を誘発するのである(※)。
またマ・ラ精子は、上記単為生殖による受精卵に、睾丸力生成能とオス化の遺伝子を組み込むことで「後継生物」を生み出している。
異星で生まれた巨大カエル。
研究施設で実施された「睾丸力」の不妊治療に関する効果実験にて、脳内で睾丸力を発現する遺伝子操作を受けたカエルの1匹が巨大化、性成熟ののちマジカルパウアーが開花する。
つねに抗いがたい繁殖欲求にさいなまれており、無分別に交尾を繰り返すが、(異星人を含む)人間に対しては過去のトラウマから手を出すことを恐れている。
〈小ネタ〉
・(※)について、筆者の『考察~脳汁香るふくよかな駄文~』で詳細を記述する。
・「マ・ラ」含む、この形式の名前はすべてメルケースの共同研究者だったスピーカ・イェッシヒュイア(SPICA JESSIHYIA)が命名している。
ローマ神話の「ユーピテル(ギリシャ神話のゼウス)」がモチーフ。




