第5話 ルイス王の召喚状
ライマーは勝どきを上げる。
「タイニードラゴンを倒したぞー」「「「おう」」」
タイニードラゴンの死体と3匹の子供の死体はフルートが回収する。犠牲者はカルラのハイヒールで命を取り留める。エルマーも無事だ。
俺は村へ転移する魔法陣を描く。俺たちは村へ戻る。犠牲者は村人で俺たちがタイニードラゴンの巣に向かった後で攫われていた。
フルートがタイニードラゴンの死体を取り出して村人に見せると安堵の声が上がる。
冒険者ギルドに戻ると報酬6千コルが支払われる。タイニードラゴンの死体はギルドが400万コルで買い取ろうとする。しかし、ライマーが納得しない。
「子供が3匹いるから安すぎないか900万コルでどうだ。」「タイニードラゴンだぞ。高すぎる500万コルだ。」
「800万コル。」「600万コルだ。6人でちょうど割り切れるだろ。これ以上は出せないぞ。」「仕方ないな。分かったよ。」
俺たちが稼ぎを山分けしているとギルド長のクレールに呼び出される。彼は金髪のエルフだ。30代に見えるが本当の年齢は知らない。
「みなさん、銀翼の剣に国王から召喚状が来ています。」「用件はなんだ。」
ライマーが質問する。
「用件は分かりませんが、重要だそうです。全員揃ってきてほしいと言うことです。」「分かりました。」
フルートがあからさまに嫌そうな顔をする。
今日は依頼完遂の打ち上げをして、明日ルイス王に謁見することにする。エルマーが俺に質問する。
「翼、本当のステータスはいくつ何だ。」「見たとおりだよ。」
職種 魔法剣士 HP500 MP500 力200 敏捷性150 知力200 魔力600 剣技150 スキル 初恋童貞レベル2
「魔力が600だって。そんなに低いわけないだろ。」「コントロールがうまいんだよ。」
「フルートと同じか。仲間にもステータスを隠している。」「どう取られても構わないよ。」
「希望通り、強くなっがうれしいか。」「最初は楽しかったけど、どう力を使うか考えさせられるよ。」
「そうか、力に溺れていないな。いい傾向だ。」「ほめてくれるんだ。」
ちなみに俺の今のステータスは
職種 魔法剣士 HP2000 MP6500 力500 敏捷性500 知力700 魔力3200 剣技300 スキル 初恋童貞レベル2
だ。
いまだにフルートのステータス
職種 魔法使い HP5000 MP100000 力500 敏捷性500 知力1000 魔力30000 剣技40 スキル神の加護
に遠く及ばないが、力、敏捷性がフルートに追いつき、剣技はフルートより上だ。
翌朝、俺たちは王城へ行く。話が通っているようですぐに玉座の間に通される。ルイス王が俺たちに言う。
「銀翼の剣の活躍、私の耳にも届いていますよ。今回はタイニードラゴンを討伐したそうですね。」「はっ。」
ライマーが代表して返事をする。ルイス王の用件は分かっている。今は、ルイス王の笑顔が怖い。




