転生者たちの嘆き
敵の転生者目線の話
さぁ始めよう。最後の戦いを。
後世で、森勝蔵長可、治部卿長可または中納言長可の戦はどれも苛烈と言われる。
共食いの長島
焼き殺しの比叡山
瞬殺の岡豊
フルコースの徳川だ。
もっと過酷なのはどれかというと徳川と言える。最悪の戦いだった。まさに徳川家の者は、蟻一匹とて逃さない。皆殺しがその言葉のままに行われた。なお、この皆殺しという言葉はこの徳川戦で森中納言長可が戦の最後に叫び、その後に日本中で、ある宗教の信者がよく使い、日本語として後世に残った。当時は、意味としては聞けば分かるが使う者はいなかった。ただし、森中納言長可の部下だけは前から文や日記にて使っていたと言われる。
家康はまさに包囲を受けていた。血に飢えた武田家が甲斐より、北条が相模より、
上杉が信濃より、そして森中納言長可が、尾張から攻めて来た。
本命は中納言だ。
他はもちろん、囲うだけ。
中納言の苛烈さは畏怖を呼ぶ。人の本能が恐怖するのだ。
あいつの戦は狂っている。
クソ、半蔵が転生者だから上手くいくなど言うから。俺が江戸幕府を作る予定だった。
しかし、そんなことは起こらなかった。
記憶を取り戻したのは、松平信康と名乗ってからだった。
元服後に記憶が戻るとか。
まぁ竹千代時代に戻っても何もできないけど。
桶狭間で戦をし、本陣で義元殿が亡くなったのを契機に、独立して、ある程度で清洲同盟を結んだ。その後に記憶が戻った。
あんまり歴史に詳しくないから、しょうがなく、半蔵の言うことを聞いた。
あいつは、俺は転生者だし、ゲームで知識もあるからと。
その後は流されるまま家康をしていた。
俺は前世の記憶を持っている。
最後の記憶もだ。
派遣で働いていた。
ある奴が憎かった。初めて会ったのは商社に派遣された時だった。その会社は一流企業だった。
あいつは美人の社員に言い寄られてた。
先輩社員まで嫉妬していたそいつは正社員で、家は金持ちでだ。
しかも…。
クソ、思い出しただけで腹がたつ。
そいつを辞めさせるように、先輩の嫉妬を煽った。
そして、そいつは辞めた。
俺は派遣最終日にあの美人社員に告白した。俺の上司でもあったんだ。
もちろんフラれた。興味がないと言われた。
好き嫌いではなく興味がないときた。
そして、ある派遣先でそいつにあった。
派遣になりやがったらしい。
笑えた。
でも、バレるかと思ったが、「はじめまして」ときた。
こいつも俺に興味がないらしい。
俺はそれからあいつをつけて、交通事故に合わせた。
運が悪いことに、俺も交通事故に巻き込まれて、死んだ。
クソ、全部あいつのせいだ。
服部は、
なぜ上手くいかないのかと嘆いていた。
あぁそれもあいつのせいだ。
俺は、ある女性に恋をした。
その女性は、社長のところのお嬢様だ。
家も近く、親父が彼女の父親のところで働いていたから、幼馴染だ。
俺はそう思っていた。
そんな中あいつは現れた。
特に特徴のない優男だ。
そいつは彼女を奪っていった。俺も告白したが、彼女に誰?と言われた。
俺は暴れた。
俺は彼女と結ばれずに、不遇な時を過ごした。
親父も塩の作成が国によってダメになった時に彼の方の元で異なる事業で働き、その後にその方から事業を貰い受けたが。継承後は上手くいかなった。
俺はいくらか仕事を変え、最後は有名な歴史ゲームの会社に勤めたが、バイト扱いで働きすぎで42歳で亡くなった。幼少の頃の半蔵となり、記憶を取り戻した。
クソ全てはあいつのせいだ。
明智は。
クソ。ゲームの世界でなんで上手くいかないんだ。
森のガキは同じ状況で。
俺は、子供の時から人とうまく付き合い。頭も良かった。
勉強はできた。
周りはすごいと言うが、親は褒めてくれなかった。教育に熱心といえば聞こえがいいが、プライドの高い家だ。
あいつが悪い。うちの近くに住み、勉強もスポーツもできるあいつが。
あいつは人付き合いはそんなに上手いわけではないが、親友が多かった奴だ。
俺は親友なんかいなかった。人は利用するものだろ。
あいつと比べる両親はいつも、あんな出来た子を持てていいわ。と言う。
くそ、あいつがいたせいで全て上手くいかなくなった。
大学受験で医大を受けるも3浪した。それで壊れた。
あいつは一発で早稲田らしい。
クソ、俺は親に医者になれ。と言われたのに。
あいつは好きなことである歴史の勉強だかのために早稲田に行った。
やりたいことをできるなんて。
それから俺は引きこもり、ゲーム三昧だ。
で、一年後の22になる頃こっちにきた。
来た時はもう明智光秀で、信長が尾張で家中の争いをしている時だった。
森可成経由か竹中半兵衛経由で織田家に入り、
上手く秀吉を潰して織田家をいただこうと思ったので、
各務元正という森の家臣みたいな奴と仲良くなった。
こいつは竹中半兵衛とも仲が良かった。
それなのに。
クソ上手くいかない。全部あいつのせいだ。
もう、終わります。




