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森勝蔵長可 転生者は家族を守りたいが為、狂い笑う。  作者: 確かな嘘
第5章 生き残りをかけて
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包囲網打開③

包囲網第三弾です。ついに一戦目

信長は焦っていなかった。なぜなら、金ヶ崎を取ったが陣を置いたのはもっと手前の近江塩津に近いところだった。金ヶ崎には嘘の陣(羽柴ら)を引いていた。本当の陣は数カ所に分け、塩津近郊においた。

久政らは

金ヶ崎が落ちたという一報に踊らされたのだ。


そして、隊を2つに分け、浅井久政と朝倉攻めに。

普通であれば、愚策だ。

しかし、今回は良策である。


それは、浅井と朝倉に裏切り者がいたから。

浅井側は浅井長政ら。

朝倉は義景の従兄弟の景鏡(かげあきら)と加賀一向宗だ。

彼らは浅井久政と朝倉義景を後ろから狙う予定。

つまり、朝倉と久政は挟み撃ちを狙い、反対に自分らが挟み撃ちに合うのだ。

明智は影鏡の裏切りを読んでいたが、勝蔵はその先まで読んでいた。


まずは信長の本陣に近い浅井久政との戦が動く。

久政は北近江の長浜城を出るとすぐに織田軍とぶつかる、織田の先鋒は森可成と馬廻衆だ。

久政は驚く

「もう金ヶ崎から戻ってきた?いや、遅れている陣か?」

混乱に陥る久政

「もしや市か。くそ、信長の妹などもらうからだ。」

そのお市の方をもらったから、ここまで浅井家は残ったのだ。


すると伝令が

「後方より近づく軍あり、浅井家の家紋、長政様と思いまする。」

「そうか、さすが我が息子だ。市を騙すための演技だったか」


しかし、この納得はすぐに間違いとわかる。

「浅井久政、謀反者は浅井の恥。当主たる浅井長政がその首をいただく。」

「!?」

久政は声も出せず、驚いた。

まさか長政が親殺しをするのかと。

この時代の親殺しは重い。儒教の考えが広まっているためだ。

親殺しは信じない。この風潮により、信玄は追い出ししかできず。義龍は殺しによって、同盟を増やせずに、京に上洛を出来なかった。

そして、前面からはけたたましい音が鳴り響いた。

根来と馬廻り衆による鉄砲射撃だ。500丁もの鉄砲の連続的な音はものすごい。

久政らの馬は混乱に陥り、雑兵は逃げ出した。これにより、さらに久政は混乱した。


そして、赤尾清綱が久政のところに来た。

「大殿、ここまでございましょう。若のお邪魔になられないよう自害いたしましょう。」

忠臣であり、久政の父らも支えてきた赤尾清綱にこう言われ、

久政は思った。

自分は夢想していたのか。

長政は、現実を見つめ、しっかり当主に足り得たのだと。


「うむ、この首、長政に届けてくれ。」

「はっ、久政様のお首届けましたら、この老将もお供します」

「ならぬ。長政を支えてくれ。」

久政は自害した。そして清綱はその首を持ち、降伏した。

こうして、浅井との戦は終わった。


ついで、朝倉との戦も動きが出た。

金ヶ崎で羽柴と前田と佐々が先鋒を務める。

対するは明智と朝倉の武将、朝倉景健と前波景当と鳥居景近である。


織田側からは先陣である鉄砲隊が打ち始め、その後に佐々と前田が一斉に攻撃を開始。

その姿に明智は驚く。

挟み撃ちにあっているのに士気が高いこと、さらに鉄砲隊の運用及び数と質にだ。


(おかしい。完全に予想と違う。逃げ惑う織田を追撃するはずだ。織田軍にいるあいつらも何ら言ってきてない。何だ。何が起きてる)



浅井ととの決着です。久政が死亡。それ以外は許す展開です。浅井は長政が残り、領土を減らしますが生き残りです。

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