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森勝蔵長可 転生者は家族を守りたいが為、狂い笑う。  作者: 確かな嘘
第3章 京とあいつとあいつと。
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勝三会議④

京から帰ってきても、織田家を騒がす勝三君。

いつもの勝三会議が始まります。

京の報告も終わり、勝三が帰った後始まるのが、

そう織田家中の問題児、勝三に関する会議である。定例会議である。

森、林の親戚、竹中、前田、各務の部下たち、堀、木下の縁深い者、そしている意味あんの柴田、で、信長だ。今回は慶次と各務の初参加だ。参加するだけだが。


「えぇ。ではお屋形様、面白い勝三定例会議を始めます。」

堀だ。こんな悪辣な始め方は人格というものがあるのか疑うことすら悍ましい男、堀だ。

この言葉で森可成の申し訳なさゲージが高くなる。

「うむ、久よ、もう少し三左衛門をいたわれ。まぁ始めろ」

「はっ。では林様、勝三君のありえない行動を」

最近、信長は堀を久と呼び、より信頼している。

なお、注意しても「ありえない行動」と言う堀は人として、家臣としておかしい。


「はぁ、今回はある程度は予定通りです。」

「ほう」

「かねがね、うまくいき。特に堺の反応はよかったです。塩が効いているようです。そのおかげで長島への封鎖がうまくいきましたね。」

「ふふふ、あの腐れ坊主供。もう共食いし始めそうか?」

「まぁ想像はしたく無いですが、早晩にはそうなると報告を受けました。」

「そうか、久」

信長は楽しそうだ。


「まぁ続けます。さらに近衛様にもしっかりと勝三の案を飲ませました。さらに山科様にも援護射撃をお願いできましたし、細川には義昭の援護はしないと言いました。各務の協力もあり、明智も排除できました。彼奴等は近衛様がほかの将軍候補に乗り換えたことを知らなかったようで焦っておりました。」

「良いぞ。じぃ。」

最高に機嫌のいい信長。特に林をじぃと呼ぶのは珍しい。


「ここまでは、予定通りです。」

「また勝三が何かを。林様申し訳ありません。」

森は心配そう。各務はむしろ嬉しそう。


「いや、森殿、むしろ褒められることです。」

「えっ」

「森よ、いつも儂は褒めておるぞ。あやつの行動は織田家のためになる。」

「ありがたき幸せ。」

森が焦る中、平然としていた各務は勝三が褒められていることを察していたようだ。


「続けましょう。まず堺にて津田堅物様とお会いして、話あっておりました。

そしてその堅物様とは国友でも会い根来衆の協力を仰ぐことに成功しました。」

「なっ、根来を」

「ほう、素晴らしい。」

木下が驚き、竹中は褒めた。最近の木下藤吉郎は驚き役だ。


「さらに山科様が後見人になった画家という絵描きがおりまして。此奴は近衛様が最初後見人となったのですが、ほかの公家の方々に馬鹿にされたのでしょう。彼の方が捨てましたところ、山科様が後見人になりました。その者とは堺でも会いまして、それを勝三は、山科様に『自分も後見人になりたいと夢想しましたが、私ごときでは無理でした。』と言い、『山科様が後見人なされるならば、きっといい絵が出来上がるでしょう』と褒め称えましたところ、山科様は上機嫌になり寺勢力に圧力をとおっしゃっていただきました。」


「はははははは。森、勝三に褒美をやる。明日来させろ。」

「はっ」

「すごい。」

各務は声ならない賞賛をした。

同じく堀や木下、竹中もだった。この結果には嫉妬も起きない。

なぜなら凄すぎるから。


「ところで、その画家という名の者を知りたいのぉ。山科様ほどの風流人が褒めるのだ。

きっといい絵だろう。」

林は来たと思った。

「画家というのは職業の名らしいです。絵描きの別名でしょう。その者は加戸といい、山科様が後見人ですので、後日お会いする際に絵を買い付けて来ましょう。」

「むっ、画家は職業の名か?知っていたか、久?」

「いえ、多分その加戸という者が勝手に名乗っているのでしょう。」

そつのない返しだ堀。そう林は思いヒヤリとする。

「堀殿のいう通りです。それに山科様とは良い関係を築けています。京に上洛すれば、手に入れることも可能かと。」

「そうか」


一瞬機嫌が悪くなるところだったが、勝三と堀のおかげで機嫌は止まった。

これが勝三会議でなければ、信長の機嫌は急降下し、林は無礼切りもあった。


こうして会議は終わった。

またも壁という存在、いや透明人間の柴田。本当に何をしに来ている。最近は勝三の活躍を単純に楽しんでいる柴田。


(ふっ。もう、居ても居なくてもを超え、タダ飯くらいに成り果てましたか柴田様?)

そもそも堀は一度裏切っている柴田が実は嫌い。そんな堀が最悪の性格。人あらず性格をすれば、柴田の発言など許さない。


信長様に呼ばれ、

どうなる勝三君

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