隙間にピース
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
フィラ「ヒトロックにマキロックかァ……」
(パシッ)
すると、いきなりビラノがマキロックを奪ってきたのだ。
フィラ「あッ!!」
ビラノ「お前は俺から螺旋を習うんだろうが。これ使ったら習う意味無いから預かっとく。」
フィラ「えェェェ……」
ビラノ「そんなことより、ヒトロック出してみろよ。」
フィラ「確かに気になるな、「ヒトロック」」
すると、フィラの後ろに白い模型が現れた。しかしマルピリが使っていたものとは違い、関節部分が浮遊していなかった。
ビラノ「なんか違くなァい?」
フィラ「これ、「ヒトロック」は他のSパット能力を「吸収」出来るんじゃないのか?」
ビラノ「やってみろよ」
フィラ「じゃあ、「ビリロック」」
すると、模型は稲妻を纏った。
フィラ「スゲェ!!試しに……」
フィラは模型に近くの木を殴らせた。
(ピシャァァンッッ)
すると、殴ったところに稲妻が発生し、木が焼け折れたのだ。
フィラ「怖い、もう、使わない」
ビラノ「こりゃあスゲェ能力だな……マルピリはこれを使いこなしてたんだし、モドロックがなかったらマジに全滅だったかもな。」
フィラ「てか、義足大丈夫!?服もボロボロだし、顔血まみれだし。」
ビラノ「治してくれると嬉しいなぁァァ」
フィラ「治すよ治す、圧すごいなぁ」
ビラノのへし折れたダイアルは、ミルミル元の姿に戻った。
ビラノ「治ったァァ!!ッパ歩きやすィ」
フィラ「てか今更だが暗いなぁ…そろそろ寝るか。」
(パチパチ……)
寒く冷えた体に、焚き火の火は染みた。
ビラノ「なあフィラ」
フィラ「なんだい?」
ビラノ「エロビデオってさ、全部見る派?冒頭スキップしてヤルとこだけ見る派?」
フィラ「っ!!なに聞いてんだよ……」
ビラノ「で、どっち派なノォ?」
フィラ「冒頭は一応全部見るなぁ…」
ビラノ「でさ、あの女優なんだけど、ちーっとブスなんじゃ無いのかなぁ?」
フィラ「え、あの人には悪いけど、正直俺も思ったァ。」
ビラノ「だよなだよな、それで……」
そんなしょーも無いことを話していると、いつの間にか2人は眠りに落ちていた。
次の日
バロ「バロぉぉン!!」
フィラ「さあて、今回の1位は俺だっ!!」
ビラノ「いいや俺だねッ!!」
2人は並んで走りながら話していた。
やはり、辺りは砂嵐で全く見えない。
ビラノ「ゴールまで残り数キロ、これは勝負あったな。」
フィラ「俺の勝ちってこと?」
ビラノ「はァ?俺の勝ちに決まってんだろ。」
(キキィィィッッ)
しかし、突然ビラノが停止した。
フィラ「おい、どうしたんだ?」
ビラノ「行き止まりだ」
フィラ「え?」
フィラは目の前を見た。すると、岩山が邪魔して先に進めなくなっていた。
ど真ん中には、辛うじて人1人通れそうな隙間が空いている。
フィラ「仕方ない、引き返して別ルートを……」
(シュルシュル……)
フィラ「え?」
ビラノ「引き返すなら引き返しな、俺は行く」
(ガシャ)
すると、ビラノは回転したダイアルをタイヤに噛み合わせた。
ビラノ「マルピリから習ったんだぜェ。あいつは回転で弾丸を受け流した、じゃあ」
(ガガガガッッ)
フィラ「何ぃぃ!?」
すると突然ビラノは隙間に突っ込んだ。
フィラ「なにしてんだ!?そんなことしたら挟ま……」
しかし、バイクは不思議と減速せずに隙間スムーズに進んでいる。
フィラ「そうかダイアルだ!!ダイアルで隙間に当たる箇所を受け流しながら進んでいるんだッ!!」
バロ「バロロォォンッッ!!」
フィラ「え?」
すると、バロはバイクに釣られ進んで行った。
フィラ「まずいッ!!早く引き返……ってそうだ、ロバだ!!馬より一回り小さいロバなら隙間なんてスイスイなんだッ!!」
フィラはビラノを追いかけ、進んで行った。
体に当たる砂嵐が痛い。




