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Illegal Race  作者: 白雪の気(三狂)
第4レース ルーラからラルソまで
30/32

模型ってことは……

注意!!

この作品はR15です。

グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。

(シュルシュル……)

模型の手刀は回転を始める。

マルピリ「カウントダウゥン…5数えるまでに逃げてみなァ。」

ビラノ「ちくしょォォッッ!!」

(パァンッッ)

(チッ)

ビラノの放った弾丸はマルピリの頬を掠め、遠くに飛んでった。

マルピリ「バカが、寿命が少し伸びただけだったな。そして……」

(シュルシュルッッッ)

ビラノ「なんだ……?」

マルピリ「いまのでカウントダウンで数えてた数字忘れちゃったァ。とりあえず「1」から再開再開。1……」

ビラノ「お前……数えてたカウントダウンを忘れただァ?こっちにとっちゃ好都合。」

マルピリ「0(なにいってんだ……?こいつ)」

しかし、その時だった。

(ドシュッ)

マルピリ「は?」

後ろから弾丸が撃たれたのだ。

弾丸はマルピリの耳を貫き、ビラノの片足の銃口の中に入っていった。

マルピリ「何ィィッッ!?」

ビラノ「俺が貴重な貴重な弾を無駄撃ちしたと思ったかぁ?狙ったのはお前じゃあない……「後ろからきたフィラ」だ。」

マルピリ「なんだとッ!?あいつはパヤちゃんに任せたはず……」

フィラ「ビラノッ!?大丈夫かッ!?」

ビラノ「大丈夫大丈夫、そんな事よりナイスだ。「モドロック」で弾丸を戻してくれると信じてだぜぇ。」

マルピリ「モドロック……?まさかそのSパット……」

マルピリは目の色が変わる。

マルピリ「そいつを渡してもらおうフィラ・ファンデ……そいつは、ビルさんの探し求めていたSパットだ。お前が使える物じゃないッッ!!」

フィラ(なにいってんだ?こいつ)

模型は標的をフィラに変え走っていった。

ビラノ「いまだッ!!」

(パァン)

模型が離れたのをみて、ビラノは残った足でマルピリに弾丸を放った。

しかし……

(コロン……)

ビラノ「なんだ…と?」

弾丸はいきなり宙で静止し、地面に転がった。

マルピリ「「マキロック」弾丸の螺旋を逆回転で相殺。弾丸じゃあ通じないんだよ。」

(ドガァッッ)

ビラノ「がァァァッッ!?」

マルピリ「お前ごときに、ヒトロックは使わなくても良かったかもな。」

(グリグリ……)

マルピリは裂けたビラノの頬にわざと拳を押し付けた。

マルピリ「さあ、今度こそぶっ殺してやるよ。」

フィラ「糞ッ!!なんでこんなやつに追いかけられてんだ……」

(ドゴゴゴゴゴ……)

模型はフィラを殴ろうとするが、フィラとバロはそれを全て寸前で避け、空ぶった模型の拳はずっと地面に当たり続けている。

しかし、ここでフィラは気づいた

フィラ「あれ…こいつ物質じゃ……「モドロック」」

すると、模型は元の位置に戻って行った。

マルピリ「死ねぇぇ!!」

マルピリは石で作った即席ナイフを回転させ、ビラノに突きつけていた。

ビラノ「クソォォォッッ!!」

(ドスッッ)

その瞬間、目の前が真っ赤に染った。

ビラノ「なに……!?」

マルピリ「あ……が……」

なんと、模型は回転した手刀でマルピリの背中からみぞおちを貫いたのだ。

マルピリ「何ぃぃぃ!?」

ビラノ「そうか……これは模型だ、生物と判定されなかったのか!?」

フィラ「あぁ、こいつにモドロックしたら、元の位置に戻って行ったんだ。」

フィラはようやくビラノと合流した。

マルピリ「ち…くしょ……」

マルピリは穴の空いたみぞおちを必死こいて抑えている。

フィラ「そんな重症じゃ、死ぬのも時間の問題だな。ビラノ、こいつのSパット奪ったら放って置こうぜ。」

ビラノ「いや、その必要はない」

(カチャッ)

ビラノは片足を構える。

マルピリ「ま…て……まさか……」

ビラノ「よぉくも俺の義足をやってくれたなァ…こんの顎髭やろォ。」

フィラは横目でニヤリと笑う。

ビラノ「覚悟しろォッッ!!」

マルピリ「ま……」

(ババババババッッッッッ)

ハチノスになったマルピリは、木に吊るされて死んだ。

遅れてきたパヤは、ハチノスになったマルピリを発見し、少しばかり哀れんだ。

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