模型ってことは……
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
(シュルシュル……)
模型の手刀は回転を始める。
マルピリ「カウントダウゥン…5数えるまでに逃げてみなァ。」
ビラノ「ちくしょォォッッ!!」
(パァンッッ)
(チッ)
ビラノの放った弾丸はマルピリの頬を掠め、遠くに飛んでった。
マルピリ「バカが、寿命が少し伸びただけだったな。そして……」
(シュルシュルッッッ)
ビラノ「なんだ……?」
マルピリ「いまのでカウントダウンで数えてた数字忘れちゃったァ。とりあえず「1」から再開再開。1……」
ビラノ「お前……数えてたカウントダウンを忘れただァ?こっちにとっちゃ好都合。」
マルピリ「0(なにいってんだ……?こいつ)」
しかし、その時だった。
(ドシュッ)
マルピリ「は?」
後ろから弾丸が撃たれたのだ。
弾丸はマルピリの耳を貫き、ビラノの片足の銃口の中に入っていった。
マルピリ「何ィィッッ!?」
ビラノ「俺が貴重な貴重な弾を無駄撃ちしたと思ったかぁ?狙ったのはお前じゃあない……「後ろからきたフィラ」だ。」
マルピリ「なんだとッ!?あいつはパヤちゃんに任せたはず……」
フィラ「ビラノッ!?大丈夫かッ!?」
ビラノ「大丈夫大丈夫、そんな事よりナイスだ。「モドロック」で弾丸を戻してくれると信じてだぜぇ。」
マルピリ「モドロック……?まさかそのSパット……」
マルピリは目の色が変わる。
マルピリ「そいつを渡してもらおうフィラ・ファンデ……そいつは、ビルさんの探し求めていたSパットだ。お前が使える物じゃないッッ!!」
フィラ(なにいってんだ?こいつ)
模型は標的をフィラに変え走っていった。
ビラノ「いまだッ!!」
(パァン)
模型が離れたのをみて、ビラノは残った足でマルピリに弾丸を放った。
しかし……
(コロン……)
ビラノ「なんだ…と?」
弾丸はいきなり宙で静止し、地面に転がった。
マルピリ「「マキロック」弾丸の螺旋を逆回転で相殺。弾丸じゃあ通じないんだよ。」
(ドガァッッ)
ビラノ「がァァァッッ!?」
マルピリ「お前ごときに、ヒトロックは使わなくても良かったかもな。」
(グリグリ……)
マルピリは裂けたビラノの頬にわざと拳を押し付けた。
マルピリ「さあ、今度こそぶっ殺してやるよ。」
フィラ「糞ッ!!なんでこんなやつに追いかけられてんだ……」
(ドゴゴゴゴゴ……)
模型はフィラを殴ろうとするが、フィラとバロはそれを全て寸前で避け、空ぶった模型の拳はずっと地面に当たり続けている。
しかし、ここでフィラは気づいた
フィラ「あれ…こいつ物質じゃ……「モドロック」」
すると、模型は元の位置に戻って行った。
マルピリ「死ねぇぇ!!」
マルピリは石で作った即席ナイフを回転させ、ビラノに突きつけていた。
ビラノ「クソォォォッッ!!」
(ドスッッ)
その瞬間、目の前が真っ赤に染った。
ビラノ「なに……!?」
マルピリ「あ……が……」
なんと、模型は回転した手刀でマルピリの背中からみぞおちを貫いたのだ。
マルピリ「何ぃぃぃ!?」
ビラノ「そうか……これは模型だ、生物と判定されなかったのか!?」
フィラ「あぁ、こいつにモドロックしたら、元の位置に戻って行ったんだ。」
フィラはようやくビラノと合流した。
マルピリ「ち…くしょ……」
マルピリは穴の空いたみぞおちを必死こいて抑えている。
フィラ「そんな重症じゃ、死ぬのも時間の問題だな。ビラノ、こいつのSパット奪ったら放って置こうぜ。」
ビラノ「いや、その必要はない」
(カチャッ)
ビラノは片足を構える。
マルピリ「ま…て……まさか……」
ビラノ「よぉくも俺の義足をやってくれたなァ…こんの顎髭やろォ。」
フィラは横目でニヤリと笑う。
ビラノ「覚悟しろォッッ!!」
マルピリ「ま……」
(ババババババッッッッッ)
ハチノスになったマルピリは、木に吊るされて死んだ。
遅れてきたパヤは、ハチノスになったマルピリを発見し、少しばかり哀れんだ。




