いやぁな奴ら
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
〜レース当日〜
実況「さぁて!!レースまで残り10分となりましたァ!!今回のレース参加者はなんと867人ッ!!有名なジョッキーやバイク、車乗りが集まっていますッ!!」
〜控え室〜
アナウンス「今回の優勝候補は?」
開催者「みな、名のある人ですが、私が思う優勝候補なら、
その筋肉のあまり、「女子から嫌われる」と母に言わせるほどの筋肉の持ち主「カルル」。乗るのは肉質が強い愛馬、「カルカル」。
1000年に1度しか現れないと言われた天才ジョッキー、「ジャルト・ニール」。愛馬は美しい白馬、「5ニア」です。
そして、彼が走った後に車やバイク、馬が走ると事故が起こると言われた呪いガール、「チャスティ・スパゲティー」。愛車の名前は公開したことがなく、謎が深い女性です。」
〜現場、ソルト地方端〜
実況「さあ、第1レースのソルトからトベルまでの80キロ、無理をさせれば馬はバテてしまうぞ!!皆様の愛車もエンジンがきれないよう、ガソリンを十分積んでから挑むようにしてくださいッ!!」
カルル「ケッ」
ジャルト「……」
チャスティ「どいつを呪おうか……きヒヒヒ……」
フィラ「なあ、ビラノ…今回は癖が強いやつが多いみたいだね……」
ビラノ「あぁ、だがボウズも癖強ぇぜぇ?」
フィラ「?」
ビラノ「ロバで参加なんて前代未聞だろ。」
フィラ「だが、こいつ細マッチョっていうのかなァ?馬力はあるんだよ。」
ビラノ「あらそうッスか」
フィラ「てか、ビラノこそ珍しくない?他の選手は手に入りずらい名車やバイクなのに、君のだけ随分手作り感強いじゃないか。てか、ガソリンタンクが見当たらないんだけど……」
ビラノ「ガソリンは要らねぇ」
フィラ「はぁ??」
ビラノ「このバイクはタイヤの中にガソリンがはいってんだ。」
フィラ「へ?」
ビラノ「触ってみな」
(カンカン)
フィラ「硬っ!?」
ビラノ「タイヤ自身がタンクなんだよ。1ヶ月は切れないし、パンクの心配もない。」
フィラ「走りずらくないのかい?」
ビラノ「ボウズの目は節穴かぁ?よく見てみろ。」
(ジィィィ……)
フィラ「デコボコしてる!?」
ビラノ「あぁ、これだったら岩場なんかでもタイヤがフィットして走りやすいんだ。わかったか?ボウズ」
フィラ「はぇー……ってか、俺ボウズじゃないよ。17だし」
ビラノ「まだまだボウズだ、気に召さないならちゃぁんとフィラって呼ぶぜ。」
フィラ「あぁ、それの方がしっくりくる。さぁ、始まるよ。」
そのとき、フィラの後ろに男子の2人組が近寄ってきた。
???「よう」
ビラノ「なんだぁ?フィラ、知り合いか?」
しかし、フィラの表情は何故か曇っている。
フィラ「お前ら…ナダとサベだな……ッ!!」
ナダ「おいおいフィラ君、そんな顔してどうしたんだい?」
サベ「そこの男は彼氏かぁ?」
ビラノ「俺はそんなんじゃあねぇよ。うるさいんで失せな。」
フィラ「お前ら、許さねぇッ!!」
(ガシッ)
フィラはサベの胸ぐらをつかんだ。
フィラ「俺はテメェのせいでッ!!テメェらのせいでッ!!」
ナダ「おい離せよ?あんときは進めて悪かったって。飛べたか?」
フィラ「吸ってねぇッ!!」
サベ「でも買うって言ったろ?」
フィラ「テメェらが売りつけたんだろッ!!」
そこでビラノが割って入った。
ビラノ「おいおい待て待て、過去引っ張っても仕方ねぇだろ?ここは受け流せ、こんな煽りカスどもに体力使ってたらぶっ通し80キロなんで無理だぜ?」
ナダ「言ってくれるじゃないかカウボーイ君。」
ビラノ「とにかく、このフィラは優勝すんだ。無駄な神経使わせんじゃねぇ。」
サベ「チッ、行こうぜ」
ナダとサベは去っていった。
フィラ「ありがとう、ビラノ…」
ビラノ「いいいい、そんなことより、お前はなに持ってきたんだ??」
フィラ「あぁ、俺は……」
ビラノ「!?」
ビラノはひったまげた。そこには「スカプッシュ」と書かれた箱が2個積み上げられていた。
ビラノ「要らなくねぇか……?」
フィラ「俺の燃料だよ。レモンの風味とガツンとした炭酸の甘みがたまんないんだよなぁ〜」
ビラノ「マジか…」
フィラ「はぁ?もうビラノには分けてやらねぇ!!」
ビラノ「要らねぇよ……」
そうこう言ってるうちもうレースが始まろうとしていた。
ビラノ「着いてこれるかな…?」
フィラ「着いてくるとも…!!」
アナウンス「さぁ今……」
(時計が7時10分を刺した)
アナウンス「レースが始まったァァ!!」
(ドンッ!!)
バロは、(バローん)と鳴いた。




