クズ男と不審者
注意!!
この作品はR15です。
グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。
〜凡そ2年前〜
保安官「10時35分47秒、麻薬取引で逮捕」
フィラ「クソッ!!離しやがれッ!!」
〜刑務所 取り調べ室〜
取り調べ員「なんでこんなことをしたんだ」
フィラ「俺は買わされたんだッ!!」
取り調べ員「じゃあ、誰に買わされたんだ?」
フィラ「耳がイカれてるのか?「買わされた」って言ったろッ!!名前なんんて……」
(カチャ)
フィラ「ッチ、ナダとサベだよ……」
〜そして、現在〜
俺の名前は「フィラ・フィンデ」、2年前に麻薬取引で捕まり、数ヶ月前に釈放された。
今は貧乏小屋暮し、幼いころから一緒にいたロバ、「バロ」と一緒に住んでいる。
しかし、ある日、小屋の前に1台のバイクが止まった。
フィラ「なんだァ?」
(キキィィィッッ)
???「フゥ、着いたー」
バイクは中々複雑な形状をしており、前輪の右側に電球が取り付けられていたり、左側にはバックパックがかけられていたり、ブレーキだのするとこには小袋が数個かけられてたり、後輪には人が1人入れそうな膨らみのある布がかけられていた。
そこに腰をかけていた男の風貌は不気味なもので、星柄のカウボーイハットを被り、全身は布切れで覆われていた。
フィラ「あんた、なんの用だよ。」
???「おっと、すまねぇな、これはアルバイトだ。」
落としは、フィラに新聞を渡し、その場を去っていった。
フィラ「これは……」
〜新聞〜
6月23日7時10分、名無しのレース開催。
ソルト地方から、トベル地方、ルブルブル地方、ルーラ地方、ラルソ地方、ソベト地方、トトパ地方、パホソ地方に行き、ソルト地方に1着で戻ってきた者は賞金……
フィラ「100億ベソッッ!!??(日本円と同じ)」
レースは8回、ソルトからトベルまで80キロ、トベルからルブルブルまで250キロ、ルブルブルからルーラまで550キロ、ルーラからラルソまで100キロ、ラルソからソベトまで10キロ、ソベトからトトパまで1120キロ、トトパからパホソまで860キロ、そしてパホソからソルトまで180キロ。
フィラ「なるほどなあ…だが、ロバじゃあ……」
なお、このレースを参加するに当たって、乗れるて動く物は全てありとする。
ただし、浮遊する物はなしとする。
フィラ「マジィ!?」
しかし、フィラは思った。愛馬、いや愛ロバに無理させてまで地方を渡る必要があるのか?
フィラ「やっぱ今回はやめに……」
バロ「ぶろローンッッ!!」
その時、バロが行きたいとばかりに嘶いたのだ。
フィラ「お前、行きたいのか…?」
バロ「ブロッ!!」
フィラ「よし…やるぜッッ!!」
参加料
10万ベソ
フィラ所持金
10万1ベソ
フィラ「クソが……」
〜レース前日〜
アナウンス「さあ名無しレース前日です!!辺りの馬小屋は嘶きで盛り上がっており、そこら辺にバイクや車が止まっております!!」
(ヒヒィーーーンッッ!!)
(ブロロロロロロ……)
通行人「オラッ!!バイクのエンジンがうるせぇぞ!!」
通行人2「テメェのお馬さんもだろうがァ!?」
フィラ「うるせぇとこだなァ…!!?」
すると、フィラはあの日の男を見つけた。
フィラ「あ…あんた……!!」
???「おう、ボウズじゃねぇかよ」
フィラ「一つ問いたい、何故あの日俺に新聞を渡したんだ?」
???「あぁ、それはなぁ」
すると、男はメカメカとした義手(右手)を見せつけた。
フィラ「は!?」
???「ボコす奴を増やすためだよッ!!」
(バッ!!)
???「あんた、フィラ・フィンデだろ?2年前に違法取引で捕まった。」
フィラ「何故……」
???「金が欲しいかなと思ってな」
フィラはやられたと思った。
ビラノ「俺は「ビラノ」、バイク乗りだ。とりあえずレースはよろしくな。」
すると、急に後ろにいた男がビラノのバイクを蹴り飛ばした。
フィラ「!?あんた、なにやってんだ!?」
通行人「うるせぇんだよ!!そこのカウボーイ気取り野郎ッ!!こんなとこに趣味悪いバイク止めてんじゃあ…」
(パァンッ)
フィラ「!!??」
その瞬間、辺りに血しぶきが飛んだ。
ビラノ「俺のバイクに触んじゃねぇ。足を打った。致命傷じゃねぇ。とっとと病院に失せな。」
通行人「ひ…ヒェェェェ」
フィラ「なんだ!?銃か!?」
ビラノ「教えねぇよ。知りたきゃ着いてこい。」
これがフィラとビラノの出会いであった。
フィラは、ビラノを追跡することを決めた。




