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Illegal Race  作者: 白雪の気(三狂)
第2レース トベルからルブルブルまで
13/22

余儀ない休み

注意!!

この作品はR15です。

グロテスクな表現があるかも知れないので注意してください。

朝になった、どうやら疲れて随分寝込んでしまっていたらしい。

ビラノ「起きろ、起きろ、寝坊だぞ〜」

フィラ「フワぁぁぁ……え?」

(ドタドタドタッ)

他選手は既に馬でテントをまたぎ、バイクで通り過ぎて行った。

ビラノ「早くバロに乗れ、めちゃくちゃ寝坊だ。」

フィラ「なんでそんな冷静なんだッ!!」

(ブィィィィンッッ)

ビラノ「おい、バロの調子は?」

フィラ「絶好調だッッ!!」

ビラノ「じゃあ、今夜も進むぞッ!!」

フィラ「…は?」

フィラは(何言ってんだ?夜間に行動したら事故るとか行ってたのはそっちじゃないか。)と思った。

フィラ「無理なんじゃあないのか?」

ビラノ「最終兵器よ、最終兵器」

〜3時間後〜

午後17時になり、日が少し落ちてきた。

実況「1位はジャルト、2位にチャスティが迫るが、今日の所は少しばかり休憩した方が良さそうですッッ!!」

フィラ「ちゃんとチャスティが2位に着いてくれてるぞッ!!」

ビラノ「ツレにしといてよかったァ……」

走行している間に、いつの間にか小さな村に着いた。

関係者「ここは中間ポイントです。今夜はここに泊まることを強制します。」

ビラノ「そこをどうにか出来ねぇか?おっさん」

関係者「しかし、ここにとどまらせるよう言われているので……事故が起きてからなんか言われなんじゃあ、たまったもんじゃないですよ。」

ビラノ「チッ…フィラ、今夜はここで足止めらしい。」

フィラ「なんてことだ…!!」

関係者「ちなみに、貴方様方がここに来たのは11番目と12番目ですね。賞金などには関係ない数字ですので、気にしないでください。」

ビラノ「「気にしないでください」って言われると、気になっちまうんだよナぁ……」

フィラ「ちなみに、ここに最初に着いたのは誰ですか?」

関係者「それでしたら、ジャルト選手ですね。」

ビラノ「ジャルト…そろそろ警戒しないとな……」

辺りは暗く染まり、村にランタンが灯された。

〜午後9時〜

フィラ「ここ、建物内だよな…?」

ビラノ「あぁ…」

フィラ「馬鹿寒いッッ!!」

フィラは思わず口に出してしまった。それ程寒いのだ。(この時の気温はマイナス10度)

フィラ「寝れたもんじゃあないよッ!!逆に寝たら死ぬんじゃあないのかぁ?」

ビラノ「フィラ、お前これから行けんのか?」

フィラ「へ?」

ビラノ「これからのルブルブル町と、これから行くルーラ地方はもっと寒いんだぞ?実際、雪が積もっていたのは山だけで、ここは全くをもって雪が降っていない。」

フィラ「ハェェェ〜……」

すると、廊下をペルとチャスティが通るのが見えた。

ビラノ「あのこと、伝えなくていいのか?」

フィラ「あぁ、Sパット!!」

ビラノ「おーい、ペルゥ!!」

フィラとビラノはこれまであった経緯を伝えた。

ペル「それは凄いッ!!父が送り込んだ幹部も倒すとは……この「モドロック」なら父よりもSパットを回収出来るかもしれないッ!!」

チャスティ「というか、ペルもなんか話すんじゃないの?」

ペル「あぁ、そうでした」

すると、ペルはSパットを見せた。

フィラ「あ!!」

ビラノ「オメェも持ってたのかあ!!」

ペル「能力は「ワ・ロック」、どんな性質のどんなサイズ(半径3cmから1.5m)の「輪っか」も出現させる能力なのですが……ビラノさん、そこに立ってください。」

ビラノ「んあ?こうか?」

ペルはSパットをビラノに向けた。

ペル「ワ・ロックッッ!!」

すると、ビラノの体を輪っかのゴムが覆った。

ペル「それなら出れますよね?」

ビラノ「あぁ」

ペル「じゃあ……」

(ズズズ……)

ビラノ「おぉおッ!?」

輪っかのゴムは、たちまち太く、頑丈な鉄の輪になったのだ。

ペル「この輪、出してる途中でもサイズや性質を変えられるんですよ。」

フィラ「この能力をどう使うんだい?」

ペル「敵の捕縛です。」

ビラノ「ただ、同じSパットを持ったやつに通用するのか?」

ペル「この輪、操ることもできるんです。」

ビラノ「WOW、有能〜」

ペル「そして「輪」という概念さえ壊さなければ……」

ペルはそういいながら、輪っかを刃に変えた。

ペル「こんな感じで、刃に変えたあとに操ることもできるんです。」

フィラ「うっらやましい〜」

ビラノ「お前にはもう能力があるだろうが。」

ペル「てな訳で情報交換は終了です。固まると怪しまれるので、早めにこの場を……」

ジャルト「へぇ〜」

瞬間、背筋に冷たいものが走った。

チャスティ「会話を聞かれたッ!!」

ジャルト「まぁさぁかぁ?それで?そんなカス能力で?この僕に?勝とうとしてるわけじゃあないよねぇ〜??」

フィラ「勝つさッ」

ビラノ「馬鹿、相手にすんな」

フィラ「チッ」

フィラ達は、ジャルトを無視し、その場を立ち去った。

ジャルト「ふんッ、あの主催者が「成功したら母は逃してやる」と言ったんだ……あのイキリカスも、あのファントムも、主催者の息子も、そして…あの鼻につくカウボーイ気取り野郎もッッ!!」

(ピキィィンッッ)

ジャルトはあからさまにキレて壁1面を凍らせた。

ジャルト「全員粉々にしてやるッッ!!」

ジャルトは妙な足取りで廊下を歩いてった。

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