表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/25

22.ブルの肉は美味し。

 あれから一週間、爺さまに教えを請い、とにかく刀を振りまくって無事術技を習得する事が出来た。

 刀術は勿論、見切り、抜刀、納刀、一発必中、渾身、達人、飛燕、集中などの術技も覚えたようだ。


 ただ、爺さまも自己流らしいしここは異世界なので元の世界における武術や剣術、刀術とは型やらなにやらが違うと思う。

 私は割合身近にあった剣道ですら良く分からないけど、これだけは言える。

 元の世界とは相手にするモノが違う。 

 此方の世界では相手が人じゃない方が多いから。

 それプラス魔法ね。

 魔法で身体強化したり、刀に属性魔法纏わせたり、根本的に戦い方が違うんだよね。


 

 うーん、でも一週間でこの技の数は……やっぱり習得するのが早いと思うわ。

 確かに朝から晩まで刀を振っていたけれども。


 そーだよー超回復スキルのお陰で体力、気力なんか回復するのが早いからー

 爺さま婆さまはことこういう修業に関してはスパルタなんだからさー

 まぁ、そのお陰で技とか教えてもらえてありがたいですけどね。


 

 とにかく、明日から森に向かうよ。

 ちょっとドキがムネムネ・・・じゃなくて、ムネがドキドキ~

 



 ◇◇◇

 



 今回初めて中層に向かうと言うことで、念のため防具も付けてきた。

 防具は神様に頂いたものを使うんだけどーー


 頂いた時は、神話級の品だし、ましてや名前からしてアレだし、武骨な感じなのかなーって。

 まぁカスタマイズして使いましょうなんて思っていたけれども。

 

 そんな考えは無用でしたよ!

 なんですかね?!

 このなんちゃってシスター風のゴスロリルックは!

 

 いや、正直言って自分でいうのも何ですが似合ってますよ、ええ。

 前の容姿ならともかく、今の自分可愛いですよ?

 自分でいうのも何ですが。

 大事な事なんで二回言っときますよ。


 

 アイギスの盾は・・・てっきり髪の毛が蛇の、石化させちゃう怖いお姉さまの顔がモチーフかと思いきや、リング付きブレスみたいになっている。


 左手専用で、見た感じはアーマーリングとブレスレットが一体化したシルバーアクセ風(鑑定ではゴッドマテリアルと表示される)。

 てか、見た目はもはや盾では無いが、一応自動で盾展開されるらしい。

 いかなる攻撃も受け付けず、あらゆる邪悪、災厄を祓う破邪機能に加え、やっぱり石化機能も付いてるらしいですよー


 これが破邪機能付きだから、なんちゃってシスター風なんだろうか……


 あ、因みに腕輪(メタルピース)は右手にしているよー



 ハデスの兜・・・ヘッドドレス風カチューシャ。

 断じて兜では無いが、神話と同じように姿隠し機能があるらしい。

 それに加えて隠密機能付き。



 アキレウスの鎧・・・鎧では無い。

 襟付近と袖口部分が白でそれ以外は黒の、膝丈ゴスロリワンピース。

 どういう仕組みか分からないが、どんな体勢をしてもスカートの中が見えない安心設計。

 温度調節機能、自動修復機能(サイズ調整含む)と言うか、そもそも破れない、清浄機能付き。



 ロキの靴・・・見た目は黒の厚底ロングブーツ。

 厚底なのに何故か動きが阻害されない絶妙なフィット感。

 こちらも鎧(?)と同様三徳機能付き。

 神話と同様、陸海空どこでも自由に走り回る事が出来るらしい。



 タルンカッペ・・・見た目はまんまフード付きゴスロリポンチョ。

 こちらも勿論三徳機能付き。

 兜(?)同様、姿隠しと隠密機能付き。



 どれもこれもぶっ壊れ性能なんだけれども……

 ……可愛いのは嫌いじゃない。


 …………くっ、正直に言おう、可愛いもの大好きですよ。

 何ですかこれは、なんて言ったけど嬉しいです。

 優希時代には無理だったけど、実はちょっとだけ着て見たかったんですよー!



 おっと、防具の話が長くなっちゃった。

 おばちゃんは話が長くなっていけないねーって今は六歳ですけど。

 そんなことは良いんですよ、森に行きますよ!


 

 

 お家から二時間位森に入ったところの、未だ浅い層なんだけども、出て来る魔物は殆どがランクCっていうね。

 結構家から近いところなのに、こんなのが居たんだってちょっと驚いた。



 「ユーキ、そっちに行ったよ!」


 「うん!はーーぁっ」


 ーースパン


 

 今は斬鉄剣を使ってるけど、切れ味抜群すぎだよこれ。 

 ランクCともなると身体強化されててかなり硬いはずなんだけど、「スパン」だもの。


 この辺に出るのはレッドブル(翼は授けないよ)、ブルーブル、グリーンブル、イエローブルと、名前でも分かる通り火、水、風、地の各属性を持つ牛系の魔物。


 よーーーく見ると尾や手足の先の毛が属性の色になっていて、属性以外の魔法ならダメージを与えられるんだけど、間違って同じ属性を打ち込んでしまうと吸収されてバーサク状態になってしまう非常に厄介な魔物なのだ。でも肉は美味し。


 なので魔力感知が出来る者や、熟練の魔法使いがいないパーティーの場合は物理攻撃で倒すのが定石だ。

 ん?私?勿論魔力感知出来ますけど……

 下手に魔法で仕留めるよりも一気に刃物でスパンした方が肉が美味しいじゃないですか!


 

 優希時代はそんなに食にこだわってなかったんだけど。

 この世界ってあんまり娯楽も無いし、まぁ勉強とか修業とか色々覚えるのは楽しいけれどねー

 それとはまた別物っていうか。


 何か楽しいことは・・・って考えたら、せっかく健康でいくら食べても太らない形態記憶身体(笑)、異常状態無効と言うことは何を食べてもあたらないって事で、勿論毒なんかも。

 それに錬金術と薬草術をかけ算すると日本の調味料が再現出来るのですよー

 やっほーい!ステーキソース万歳。今日はおろし醤油にしよう。

 ブルの肉は美味し。

いつもお読み頂きありがとうございます。

もうすぐ12月も終わりですね。

皆様も体調には気をつけて下さいね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ