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弥生三十日
耐えられぬ 愛しえるのは 君だけだ
わかっている。新しい場所に行って、新しい生活を始めれば、新しい環境の中で、新しい人との出会いに満ち溢れていて。
少しずつ僕も、新しい自分に変わって行けるのだろう。
それくらいのことは僕だって理解している。
しかし人恋しさに悲しむのではなくて、僕は、彼女だけが好きなのだよ。
そのところをわかってほしいのだ。
春の別れを寂しがっているわけでなくて、彼女との別れを寂しがっているのだ。
だって僕には彼女以外の隣にいることなんて、耐えられないのだから。




