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弥生二十九日
別れには 必ず出会い 着いて来る
春はこんなにも寂しいけれど、冬が終わり暖かくなる、人々が待つ春という季節は、待たれるが所以もあるというもの。
寂しいばかりでは、だれも望みはしない季節さ。
たしかに春というのは、別れの多い季節であるとも。
けれどもそればかりでなくて、別れというものの傍には、必ず出会いというものがあるものなのだ。
別れと出会いは反対なようにも見えて、等しさにも近いほどに、同じ場所に在しているもの。
それこそ春が待たれるもの。人々に好かれるもの。そう、あり続けることなのだろう。
だから、寂しがっている必要などない。
笑顔になったらば、そのすぐ隣には、出会いが待っているのだから。




