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弥生二十八日
新年が 始まりたった 三ヶ月
別れの頃には 早かないかと
あけましておめでとうと、今年もよろしくお願いしますと、たった三ヶ月前に言ったはずなのだ。
それなのに、時間というのはかくも残酷なものだ。
一年からしたら、三ヶ月なんて、四分の一に過ぎないのに。
どうしてもう別れの季節が訪れてしまうのだろうか?
永遠に一緒とはいかないまでも、せめて笑いあったこの年が終わる日までは、待ってくれても良いと思う。
まだ別れたくないという気持ちが、三月じゃあまだ、胸のうちを締め付けるから。
だから刻々と去る時間よ。
少しだけ、僕たちのために止まっておくれよ。あと少しだけ、一緒にいたいんだ。




