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365個の物語  作者: ひなた
弥生 迷いと別れ
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弥生二十三日

  嬉しいの 君がくれたこの キャンディーが


 今、ふと思ったんだけどさ、ホワイトデーでキャンディーをもらえたら嬉しいよね。

 自慢じゃないんだけど、あたしももらっちゃったから、もう本当に嬉しくってしょうがなかった。

 けどね、そんなことは、最初っからわかっていること。

 今、ふと思ったことというのは、そんなことじゃあない。

 このキャンディーってのを、飴ちゃんに変えたらどうなのかな、って話。

 ほら、全然違うでしょ?

 飴ちゃんをくれるって言ったら、急におばちゃんな気がしてきちゃうでしょ。

 ホワイトデーに飴ちゃんくれたって、それはバレンタインデーもホワイトデーも関係なく、普段から飴ちゃんくれてる人だろうけどね。

 ちなみに、ホワイトデーをもう何日も過ぎているのに、どうして今更ってとこにも、ちゃあんと理由はあるの。

 今の今まで、喜びに浸っていたからよ!

 だってもうほんと、喜びのあまり、お返しもらった当日には、死ぬかと思ったんだから。もう本気で。

 この歓びが薄れることなんてないんだけど、やっと落ち着いてきて、他のことを考えられるようになったら、飴ちゃんって思っちゃったの。

 最終的な結論とすると、君のことが大好きなんだよ、ってこと。

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