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弥生十一日
もう終わり 君との日々も 思い出も
全てが終わってしまったんだ。
この気持ちは結局、胸のうちに秘めたままで、彼女との唯一の関わりを失ってしまった。
連絡網があるから、彼女の家の電話番号なら知っているけれど、理由もなく掛けることができるものか。
だってそれで彼女が僕のことを嫌いだったら、僕は気持ち悪い、下手したらストーカーだと思われるんだからね。
卒業をしてしまった後じゃ、もう、無理なんだよ絶対に。
終わってしまったんだと、諦めるしかないんだ。
君との日々。思い出。
どれも過去のものとなってしまって、もう二度と、更新されていくことなどない。
止まってしまって、動かなくなってしまったんだ。
僕と君の時間が重なることはなくて、僕は僕の時間を、君は君の時間を生きていくんだ。
最初から、接点なんてないようなものだったけれど。君からしてみれば、僕なんてエクストラでしかなかったのかもしれないのだけれど。
せめて、僕との別れを悲しんでくれていたら。
僕はそんな、自分勝手な願いを星に乗せる。




