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365個の物語  作者: ひなた
睦月 休み明け、寒いしだるいし。
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睦月十三日

  年賀状 これ以降には 届かぬか

    零は嘘だと 信じさせよと


 結局、一枚も年賀状が届かなかった。

 遅くなってしまっただけかもしれないと、随分届くのを待ったものだ。

 しかし気付けば一月も十三日。

 これ以降に年賀状が届くなんて、そんなはずないだろうな。いくらなんでも遅くなりすぎだ。

 諦めるしかないのだろうか……。

 零って、そんなの嘘だろ?

 たしかに僕だって、年賀状を一枚も出していない。

 僕が一枚も出していないのだから、一枚も届かないことだって、悲しむようなことではないのかもしれない。

 一方的な好意を寄せられるほど人気者じゃないんだから、当然のことではないか。

 毎年数十人に年賀状を出しているのに、一枚も届かないだとか、そんな悲しいことにはなっていない。

 そうだよね。出したのが零、届いたのも零、同じじゃないか。

 だとしても、やはり悲しくなってくるな。

 新年が始まって二週間が経とうとしているのだから、これから届くということは諦めよう。

 諦めるけれど、零は嘘だって、信じさせて欲しい。

 せめて、せめて一枚だけでも届かないかな。

 あ、お店の宣伝的な年賀状はなしで。

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