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365個の物語  作者: ひなた
睦月 休み明け、寒いしだるいし。
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睦月十四日

  二週間 覗き続けた このポスト

    裏切られる度 すり減る心


 昨日、これ以降はないと諦めたはずだった。

 それなのに、今日も家のポストを覗いてしまった。

 二週間もの間、家にこもるという選択肢も取れたというのに、わざわざポストを見るために外へ出るだなんて……。

 こんな寒い冬空の下で、僕はばかみたいだ。

 最初っからわかっていたじゃないか。期待するだけ無駄だったのに。

 期待なんてするつもりなかったのに、年が明けるとどうしても、僕宛の年賀状なんか期待してしまうんだ。

 ないってわかっているのにっ!

 そのはずなのに、年賀状が見当たらないことを確認して、裏切られた気になって、勝手に傷付いて。

 諦められなかったんだ。

 裏切られるくらいなら、期待なんてしたくないのに。

 そうして裏切られる度に、毎朝毎朝、僕の心はすり減っていったんだ。

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