これがSクラス
"ゼクスの叫び"から数ヶ月が経った。
あの決闘以来、ミリアルドはユリウスへの評価を改めた。
むしろ、ユリウスを憎んでいた自分の愚かさを恥じ、ユリウス及びアルスタイン家への発言の撤回・謝罪をしていた。
二人はもはや親友である。
ユリウス、ミリアルド、ゼクスのアラムス王国の次代を担う三人はすでに絶対的な信用と信頼を築いていた。
また、ルナがユリウスに対して好意を抱いていることはユリウスを除いてSクラスの全員が知っている。
ルナが分かり易すぎるのだ。
観ている側が恥ずかしくなるほどに。
それに気づかないユリウスの鈍さも奇跡的だ。
ここでSクラスの面々を紹介しよう。
ユリウス・アルスタイン
神聖騎士カイル・アルスタインと大賢者ハイネ・ラインハルトを祖父にもち、史上二人目の光魔法の使い手である。
剣術・魔法を高いレベルで使用する。
"神速"を用いた高速戦闘を得意としている。
Sクラス主席である。
ゼクス・ディセウム
アラムス王国の王位継承権第一位の王子。
王族らしく、大局的に物事を観ることに長けており、判断力も高い。
幼き頃よりカイルから剣術の指南を受けており、剣術のみであれば、ユリウスと対等である。
魔法においても、希少属性である闇魔法の適正があるため、ユリウス、ミリアルドには劣るものの、智力で補う。
カイルのような絶対的な剣術の強さを目指している。
Sクラス次席。
ミリアルド・ラインハルト
ユリウスと同じく、ハイネ・ラインハルトを祖父にもち、ユリウスとは従兄弟にあたる。
常に冷静である。
ハイネに憧れ、魔導に対しての努力は人並みならない。
希少属性への適正はないが、オリジナル属性の魔法を使い多彩な戦闘スタイルをもつ。
魔法の展開速度はハイネにも引けをとらない。
Sクラス三席。
フミ・クロスロード
武家の名門、クロスロード家の長女。
物怖じせず、好き嫌いがハッキリしている、天真爛漫な性格。
使用する武器は近接戦闘対応の特殊な長弓で、矢に魔法を纏わせて使用する。
生まれ持った身体能力の高さを活かしたアクロバット戦闘を得意としている。
背が低いのが密かな悩み。
Sクラス四席。
ランスロット・アルスタイン
ユリウスと同じくカイル・アルスタインを祖父にもつ。ユリウスが本家、ランスロットは分家であり、常にユリウスを建てることを忘れない。
槍を使った戦闘スタイルを得意としているが大抵の武具に対して深い知識をもち、戦法論にも詳しい。
Sクラス五席。
ルナ・ナイト・カミーノ
騎士の名門カミーノ家の次女。
6歳上の姉がいる。
性格は基本的にはしっかり者だが天然であり、学園の癒しとも呼ばれている。
攻撃魔法よりも治癒魔法を得意としている。
ユリウスが好きなのは周囲にもろばれである。
Sクラス六席。
以上6名がSクラス所属"奇跡の世代"だ。
この"奇跡の世代"という言葉は後に学園から国内そして、世界的に有名な言葉となるが、それはまた先の話だ。
はぁ、真面目に説明するの疲れるわ…
チャラ神の僕にはお堅い事は向かないぜ!
最近、ユーリ君が相手してくれないから無駄に独り言しゃべる僕ってもしかして、ぼっち?




