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掌握ヒトデ大活躍



 アッシュアとアッシュイが戻った。

【主様は真の時流を確かめねばならぬと籠られた。

 真偽を確かめる間、私達は地星を滅の流れに引き込む事はせぬと約束する。

 直ちにアッシュイ達と共に地星に戻り、アッシュクとアッシュトを救ってもらいたい。

 そうすれば主様も地星を保護しようとお考えになるだろう】


【アッシュム様とアッシュラ様みたくブルー様トコ保護なるかもだよ?】


【構わない。

 遠く離れようとも主様には存在していると感知できるのでな】


【また来ていい?

 俺、時流様とも宇宙様ともお話ししたいの。

 しなきゃなの】


【会えるなんぞと思わぬ方がよいが……。

 アッシュイ、連れて来ても構わぬが、その時は話し相手を頼む。

 では私は主様の代わりに時流を見ていなければならぬのでな。

 それにしても物生体とは……面白いモノだな】

薄く笑って彩桜の頬に触れ、手を引きつつ消えた。



【今回は、これで満足してくれ。行こう】


【ん。仕方にゃいにゃ~ん】むぅ。


アッシュアを真似たのか、むくれた彩桜の頬をアッシュイがツンツン。


アッシュオとアッシュカが笑ってしまった。

青生と瑠璃は とっくに笑っている。


チラリと睨んだアッシュイだったが、堪えきれずに吹き出した。

【物生体は闇禍の大敵らしい。

 弟達の救出を頼む】


【ザヒディス様トキも俺達に頼んだよねぇ?】


【捕らえられるのならば攻撃も可能であろうと判断した。

 奴は私より遥かに上位だからな】


【超越者様て上とか下とかコダワリ大っきぃよねぇ。

 ソレ邪魔だと思うのぉ。

 でも言ってにゃいで行かにゃいとだよねぇ】

【そうだよ彩桜。少し落ち着いてね】

【ほぇ~い。帰るのぉ~】




――カソーディア上空。戦闘中だった。


【行くぞ!】

兄弟を背に掬ったラピスリが飛ぶ。


アッシュイ達も追って飛んだ。

(アッシュク! アッシュト!

 攻撃を()めよ!)


【アッシュイ様、意識ナイから聞こえにゃいよ。

 操られて動かされてるだけ。

 でも闇禍達、近くに居ない。

 もぉ誰かナカ入っちゃった?

 あ~あ。拾知、正解だってぇ】

彩桜はアッシュクとアッシュトから噴き出ている不穏禍を闇呼吸着しつつ神世中に拾知を広げている。

【超越者様の力も繋がってる闇禍からの遠隔。

 抜かれちゃったみたいだねぇ】

【紅火、堅固で超越者様を保護して】【む】

【ソラ兄 ショウ! 投げて! 雷雷相殺!】


 紅火が姿を消した。

超越者達が放つ乱射雷撃に桜色の雷撃が的確に当たって全て弾け消えた。

ソラがカケルを、ショウが縄鞭を使ってトシを、暴れる2超越者に向かって投げた。

【三度目の正直!】【ひゅ~~~ん♪】

【オイまたかよ!】【もう慣れたぞ♪】

全て同時進行だった。


【昇華煌輝、魂縛堅固保護】

【極大昇華闇障暗黒、闇呼膜保護で外界遮断!】

【極大昇華光明煌輝、浄破邪治癒で光鏡面化!】

超越者達を羽交い締めにして動きを止めたカケルとトシごと続け様に膜が覆う。

紅火が成した堅固結界に彩桜と青生が重ねて、アッシュクとアッシュトが消えるのを阻止したのだった。


外界遮断で操りの糸も断てたので、脱力した2超越者は落下し始めた。


即座にオニキスとジョーヌが背に掬う。

乗っている黒瑯と悟 竜騎が横たえて治癒を当て始めた。

アッシュオとアッシュカが各々に加わる。


【【なぁ、俺達コミコミか?】】


【今は我慢して!】【響、落ち着いてね】

響とソラも龍神の背に。治癒に加わる。



【アッシュイ様、闇禍を捜す事は可能ですか?】

【拾知サーチにも引っかからにゃいのぉ】


【無理だ。闇禍は滅の側なのでな】


【どぉしよ。ねぇ青生兄――あ……あらら~】

【彼を捕まえれば見つかるんじゃないかな?】

彩桜が上を向き、青生も上を見た。

【瑠璃姉 行こっ♪ 挟み撃ち~♪】

【やはり無謀兄弟なのだな】諦め溜め息。

遥か上空――おそらくは宇宙空間を天竜達に追われて逃げている真っ最中のザヒディスに向かって飛んだ。

【月の方が近い。術移する】




――ザヒディスの前。

【無化パクパクちっちゃヒトデ万華掌、行っけー!!】


驚いて急停止したザヒディスが一瞬で掌握ヒトデ達に覆われた。


【こちょこちょマシマシ♪】【【彩桜……】】


ザヒディス大騒ぎでジタバタ。


【【無化無神(ムゲムジン)!!】】【【光神輝煌(コウジンキコウ)!!】】

到着した天竜達は容赦なく攻撃した。

【【(カイ)! 櫚堅牢(ロケンロー)!!】】

【【真化(シンカ)封乱悪牢(フウランアロー)!!】】


彩桜のヒトデまみれなザヒディスは光矢に押されて、金庫みたいな箱に吸い込まれた。

即座にパタンと扉が閉まる。


【【彩桜! あのヒトデ教えて!♪】】


【うんっ♪】手繋ぎ輪になる~♪


【【あっりがと~♪】】早速 出して愛でる~♪


アオ達と青生も情報交換中。


【【サクラ】】【彩桜、月に行くぞ】

【【アオも】】【青生も後にしろ】

女神(ルリ)達が囲んで月へ。



――月の裏側。

地下シェルターを守っている皆から離れたクレーターの中に身を(ひそ)めた。


【ええっ!?】


【彩桜?】【どうしたの?】


【ザヒディス様、消されちゃった……】


【逃げたんじゃなく?】


【くすぐったい初めてで余裕なかった思うの……】


【そう……】【【有り得るよ。滅の主ならね】】

【【消すの得意だから~】】【【常套手段だ】】

【ん?【彩桜?】】


彩桜は俯いて泣いていた。

青生と瑠璃が挟んで抱き締める。

【悔しいだろうけど、俺達がまだまだなんだよ】


【ん……友達なれる思ったのにぃ……】


【そうだね。彩桜なら、なれただろうね】


【なるんだもん。次ヒト……来ちゃう!】

【此処も危険だから】【もっと離れよう】

【【巻き込まぬよう】】【【火星にね♪】】

天竜達が囲んだ。




――火星。

【【【【不通闇化結界!】】】】【【光神透化!】】

出る直前に成して、着地。

【滅の側の者にのみ対する結界なんだけど】

【残念ながら短時間しか保てないんだよね】


【その箱、開けてください。

 ヒトデ達から情報を貰います。掌握ですから】

青生そっくりな話し方で、彩桜が真剣な眼差しをアオ達に向けた。


【もしかして内側にビッシリとか?】

【サクラ達なら平気だよね? 開扉(かいひ)


アオ達は離れ、箱に手を入れた彩桜にサクラ達が寄った。


集積(しゅうせき)。おいで♪】手乗りヒトデ~♪

箱から出した掌には桜色のヒトデが1匹。

【集めたから青生兄も瑠璃姉も平気だよね♪】

【【アオ兄とルリ姉もねっ♪】】


【んと、こぉして~】ヒトデ掌握を額にピトッ。

【情報共有♪】サクラ達と手を繋いだ。


皆で輪になり、流れてくる情報に集中した。



 流れ込みが終わり、目を開けると天竜達は集まって話し始めた。

なので青生 瑠璃 彩桜も集まる。

【彩桜、無理に明るくしなくてもいいんだよ?】


【でもねぇ……次ヒトと友達なるからいいの~♪】


【そう? 無理はしないでね】よしよし。


【だいじょぶにゃんだも~ん♪ ん?

 ・・・ええっ!?】


【どうしたの?】


【ザヒディス様いる! 掌握(ヒトデ)ナカ!

 お目覚めキョロキョロなのっ!】


【そう】アオ達と視線を交わす。

【ザヒディス様、ご無事とは言えないでしょうが、お話しできますか?】


〖私に話し掛けているのか?

 何も見えぬが誰だ?〗


【俺は地星人。青生です】

【俺、彩桜♪ ザヒディス様、友達なって~♪】


〖ザヒディス……それが私の名なのだな?

 私は……私とは……何者なのだ……?〗


【うんうん♪ だいじょぶだから、お友達ねっ♪

 ザヒディス様、滅の主様に消されそぉなったの。

 俺の掌握(ヒトデ)が ちょっとだけ、ギリギリ吸着したみたい~♪

 だからヒトデから断片記憶 貰ってねっ♪

 もぉ流れ込んでるでしょ♪】


〖これが……私の記憶なのか……?

 しかし、これでは……私は敵なのではないのか?〗


天竜達が額にヒトデな彩桜を囲んだ。

【これまでの貴方は滅の主様の命で動いていただけです】

【失敗すれば滅すると脅されて。

 だから滅の主様は貴方を監視し、失敗すれば即座に滅する為に貴方の魂を縛り、繋いでいたんですよ】

【保護したのに滅されてしまったから、俺達は繋がっていたのを確信したんです】

【その繋がりは切れた筈です。

 切れていなければ貴方の魂内では滅の主様が大騒ぎでしょうから】

【伝わるのは叱咤激励と言えば聞こえがいいでしょうが、強い脅迫としか言いようがない言葉でしょう】

【そんな激しい言葉が聞こえますか?】


〖いえ……何も〗


【それは良かった】

【もう滅される心配はありませんよ。

 ですから名乗りますね。

 俺達は【ヒノカミ。青身神(あおみかみ)とも呼ばれています】】


〖ヒノカミっ、様……なのに……それなのに私なんぞを……〗


【これからは仲間として生の主様の元で闇禍から世を守りませんか?】

【滅の主様を説得するのは俺達が続けます。

 俺の複製体で、青身神として生きませんか?】

【滅の主様に狙われた魂生体や、魂だけにされてしまった物生体の方々が、そうして協力してくださっているんですよ】

【滅される恐怖を知り、生きていたいという思いが芽生えましたよね?

 俺達と一緒に、お願いします】


〖確かに……生きていたいと思います。

 ですが……〗


【俺達の主、ブルーの所で ゆっくり話しませんか?】

【もうアッシュク様とアッシュト様も運ばれている筈ですから】

【それに、この結界も そろそろ限界です】

【滅の主様に気づかれないうちに移動しましょう】


【うんうん。行ってく~ださい♪】

一方のアオにヒトデを渡した。


【【ありがとう彩桜】】よしよし×2。


【俺、いつか会いに行けるよね?】


【【もちろん】】


【だったらいい~♪】


【サクラ、皆さんをお願いね】

【ルリ、急いで戻ろう】



 アオ達が先に移動し、結界が薄れて消えた。

結界が残るのも痕跡だからと、サクラ達は完全に消してから彩桜達を連れて地星へと移動した。




――マヌルの里。兄弟の部屋。

「お♪ 無事だったか♪」


「白久兄さん、無事なのは当然ですよ。

 他の皆は?」


「兄弟は客人を紹介しにカウベルル様の所だ。

 黒瑯達は厨房だけどな♪

 ユーレイ探偵団は闇禍捜しに出たよ。

 けど心配すんなよ。護衛に乗ってったからな♪」


「護衛?」「ドラグーナ様かにゃ?」

「「兄貴達、来てるんでしょ♪」」


「その通りだ♪

 ハク達が乗せてったから俺だけで待ってたんだよ♪」







また彩桜は変な武器を生み出しました。

サクラ達だけは大喜びですけどね。


そんな掌握ヒトデに吸着されたザヒディスもブルー様の所で働くようです。


そして地星には天竜兄弟が揃っていて、様々に手助けしてくれているようです。



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