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9話 本当のピンチは試験前に

あけましておめでとうございます

今年も良い年になるよう私もがんばります!

今年もよろしくお願いいたします。

~本当のピンチは試験前に~


ふぁぁぁぁぁっもう朝か。

今何時だ?

俺は、机の上に置かれた時計に視線を向ける。

七時半か。

・・・ん?あれ?五月五日?

時計壊れたか?確か俺、三日に此処についたはず。

ま、まさか俺、丸一日寝てたってのかよ!?

まずい! 今日だよな、転入試験って。

俺は、急いで用意されていた服装に身を包み、部屋を後にした。

急げ!

ただ今の時刻七時四十五分。

俺は、試験会場と指定された場所まで全力疾走。

た、確かここだったよな。

ガチャ。

俺は、筆記試験会場である視聴覚室の重い扉を開ける。

時計は、七時五十五分を指している。

ふぅ間に合ったか。

ガチャ。

俺が、指定された席に着くと同時に試験官が入室。

そして試験官の手からテストが渡された。

では、筆記試験開始!

静まり返ったこの教室に戦いが始まるかのような大声が響き渡る。

俺は、ペンを持ち、テストに向き合う。

よし!


----約一時間後-----


やめ!

その声によって俺に握られたペンのダンスが終わりを告げる。

俺は、試験官にテストを手渡し、教室を後にする。

すると、そこにはシャルルとメアリーの姿があった。


「どうだった? できた?」


純粋な少女たちの純粋な問いによって、すでに崩壊寸前だった俺の心を完全に砕かれた。


「あはは、終わったよ。私の答案は、まるでこの晴れ渡った空のようだったよ。」


と、俺は青く晴れ渡った空を仰ぎながらつぶやく。

そんな俺を励ますようにシャルルは、


「だ、大丈夫だ。ルクスならきっと実力試験で挽回できるさ。」


俺は、シャルルの激励の言葉に背中を押され実力試験会場である総合訓練場に向かう。

一応、筆記試験五十点、剣技試験五十点、魔技試験五十点で計百五十点のうちの百点を取れば合格らしい。

だが、今回の筆記試験では、おそらく一桁だろう。

実力試験で何とかしなくては。

よし! どうにかしてみせる!

俺は、気合を入れなおし再び、歩み始める。

しかし、試験前の俺に大きな壁が立ちふさがる。

そ、そんなことよりさっきからトイレを探しているのだが、一向に見当たらない。

まずい、はやく見つけなくては。


校舎内のトイレを探すこと約三十分後-----


本当に広いなこの校舎。

てか、こんなに探して女子トイレは何個か設置されていたものの、なぜ男子トイレが一個もない!

本当にまずい。 と、焦りを感じた時、


「こんなところで何している?」


と、尿意がピンチな俺を一人の教師が発見してくれた。

あの女子寮で出会った鬼教師だ。

俺は、単刀直入に今の状況を説明する。

すると、ついてこい。と言い、俺をトイレへと案内してくれた。

どうやら男子トイレは校舎裏の物置みたいなところに設置されていたようだ。

わかるわけない。

でも見つかったわけだし、鬼教師意外といい人じゃないか。

俺は、用を足しながらそう思った。

ふと時計を見る。

ただ今十時。

剣技試験は、十時半からだからまだ間に合うな。

今度は、絶対合格点を超える。


ふぅよかった間に合ってもし。間に合わなかったら・・・

俺は、ここまで案内してくれた鬼教師、いや女性教師に深々と頭を下げ


「ありがとうございました。」


と、感謝の意を表した。

その後、あの教師と別れ、総合訓練場に向かった。


称号

「勘違い」「ピンチを乗り越える者」「準備万端」

を獲得しました。

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