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糜芳andあふた~  作者: いいいよかん
70/111

その7

読んでくださっている皆様へ


前回、前後書きをうっかり忘れていました。


それと相変わらずの遅筆ですみません。


仕事が忙しく、思うように更新が叶わず・・・平にご容赦を。


後、なんかPV?の数が、エラい数になっているのは一体?・・・ヨクワカラナイ・・・。


誰か教えて欲しいです・・・謎過ぎる。


いいね、感想をありがとうございます!


非常に感謝感激であります!

        司隷河南尹(かなんいん)洛陽付近


曹操との歓談?を終えて就寝した糜芳は、翌早朝に夏侯淵邸を出発、喪中で出られない曹操と、夜通し寝ずの番を果たした夏侯淵を除く、曹仁・曹純兄弟を加えた豪勢な護衛隊で、一路洛陽を目指した。


先日は地元徐州東海郡から豫州沛国迄は、東海郡太守として糜芳自身が知られていたので、小休止以外ほぼノンストップで通過。


そして、洛陽に向けて沛国から司隷州境の穎川(えいせん)郡までは、汝南郡を避けて陳国(ちんこく)を通過する、北側ルートを選択。


すると沛国・陳国・穎川郡の太守や、各郡内の県令らは、許家か袁家の足止めの指示を受けていたのか、歓待だの何だのと、やたら引き留めをするので、最初に歓待を申し出た県令に、


「え?良いのですか!?ありがとうございます!

()事無(ごとな)い事情で、皆様にご迷惑を掛けないよう、駆け抜ける積もりだったのですが、無下にするのは悪いので、遠慮なくお世話になります。

もし管理区域内で僕に危害があった場合、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、宜しくお願いしますね!」

にこやかに、遠慮なく歓待を受ける糜芳。


「え”?」

何故か笑顔のまま硬直する県令。


恐らく足止めの指示だけ受けて、その結末がどうなるかまでは、全く想定してなかった模様。


「さあさあ惇殿、ご厚意に預かって休ませて頂きましょうか?

勅命とはいえ、時間の余裕もありますし。

何せ族滅の覚悟で歓待してくださるのです。

あ、案内宜しくお願いします。」

「は、左様ですなぁ。

馬も疲弊しておりますから、丁度良いですなぁ。」

糜芳の意図を汲んで、此方も同調する夏侯惇。


「お、お待ちを!お待ちください!?

勅命でお急ぎの処を知らず、誠にご無礼仕った!

又の機会に致しましょう!」

糜芳が自身にとって、最強最悪の疫病神だと理解した途端、必死に出発を促すのであった。


名家連中の十八番(おはこ)蜥蜴(とかげ)の尻尾切り」に、このままだと確実に遭うのだから、無理はなかった。


「いや~そう言われましても、馬が疲弊しているので1日は休もうかな~と。」

「それでしたらウチ(県)管理の馬を、幾らでも換え馬用に、どうぞどうぞ乗っていってください!」

どうにかして、出て行って貰おうとする。


「いや~返しにいく時に、止ん事無い事情に巻き込む可能性がありますし、正直恥ずかしながら、手許不如意(てもとふにょい)(金銭不足)で、飼い葉代や宿泊費も乏しくて・・・。」

ポリポリと頭を後ろ手で掻きながら、臆面もなく堂々と、状況を逆手にとって宣う(強請る)


「いやいや返さなくて結構ですよ!?

今すぐ(お金)お持ちしますし、飼い葉・食糧等必要な物は、自由に好きなだけ持って行ってください!

荷馬車も付けますから、お願いしますぅ!助けてください!お願いですからぁぁぁぁ!!」

何処ぞの通信販売も真っ青のサービスを宣言し、必死に縋り付いて泣きつく。


「はぁ、其処まで言われては仕方ありません。

では、遠慮なく頂戴致します。

曹洪殿、曹仁殿宜しく~。」

「え?ちょっ、そっちは某の役宅・・・!?」

そう言って県役場ではなく()()()()()に赴き、金目に敏い曹洪と馬の目利きに鋭い曹仁に頼み、容赦なく県令の馬・金銭・食糧を毟り取った。


「いや~県令殿()()の寸志、快く頂戴しました。ではさようなら~。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

ぺんぺん草も生えないくらい取るものを取って、尚且つさりげな~く、お宅が袁家・許家を裏切ったと、三公(許相)にチクりますんでと離間策を施しつつ、茫然自失状態でへたり込んでいる県令を尻目に、にこやか~に手を振って立ち去る疫病神。


この一連の行動を、引き留めてくる太守・県令共に悉く行い、しっかり仕返しをするのであった。


(どんな経緯だろうが、袁家や許家に組した以上、俺の敵と見做す。

そんな輩に容赦する必要ねーし。

彼奴等(あいつら)も俺という疫病神との、手切れ金だと思やあ安いモンだろうしな~・・・ケッケッケッ)

己の襲撃の危難すら利用する外道な男・糜芳。


「うひひひ、儲け儲け。」

そうして()()()()()()()()()結果、州境を越える頃には、元手ゼロで大金持ちの資産家状態に成るという、錬金術も裸足で逃げ出すぐらいの、えらい有り様に成っていた。


「「「えげつない・・・えげつなさ過ぎる。」」」

「すげーよ、スゲーわ、先生と呼ばせてくれ!」

どす黒い笑顔を浮かべて笑う、糜芳の背後で余りのえげつない仕返しに、ドン引きしている夏侯惇・曹仁・曹純と、キラキラとした瞳で尊敬の念を送る、守銭奴兼銭ゲバの曹洪。


「太守・県令達から毟り取っただけなら、やり過ぎと私も流石に責めるんだが、貧しき者達に施しをしているから、何とも言えん・・・。」

司隷に入ってからは歩を緩め、早足程度で移動しながら、馬上で頭を抱えて呻く夏侯惇。


最初の段階では苦言を呈した、清廉潔白な(たち)の夏侯惇だったが、「まぁまぁ、ちゃんとした理由がありますから」と糜芳に言われ、貧しい村々を発見する度に、小休止して村に立ち寄り、馬に水分補給の為の水を求めて、そのお礼と称して過分な銭と食糧を渡しているのを観て、何も言えなくなったのであった。


「そんなに気に病む事ねーよ惇兄、糜芳殿がやっているこたぁ立派な善行だろうに。

飽食でブクブク肥えてる奴等から取って、貧窮している民百姓に配ってるんだからよ。」

えげつないやり方にドン引きしつつも、やっている事は良いことなんだから、気にする事はないと夏侯惇に諭す曹仁。


「それはそうなんだが・・・糜芳殿、見た所だいぶ銭が残っているようですが、如何なさるので?

まさかそれらを懐に入れるおつもりか?」

訝しげに糜芳を見つめる。


「う~ん、そうですねぇ・・・先ずは夏侯惇殿達に、手厚いお礼を払う、ですかね。」

「なんと!?某達にですか?

ありがたい事なれど、叔父上に言われてやっているに過ぎません。

それで謝礼を頂くのはちょっと・・・。」

頭を振って拒否反応を示す。


「いやいや、幾ら曹嵩様から言われたとはいえ、厄介事に進んで参加してくださったのですから、謝礼を出すのは当然でしょう?

貴殿達烈士を、無報酬で扱き使ったとあらば、僕の面子に関わりますし、何よりも夏侯淵殿の為にも、是非受け取って欲しいのです。」

「はて?淵の為・・・ですか?」

理解が出来ず首を傾げる。


「正確には亡き添殿の為ですけどね。

貴殿達が受け取らないとなれば、淵殿も一本気な御仁の様子なので、受け取らないでしょう。

さすれば添殿のご息女に、将来嫁入りの際の支度金、持参金の足しを渡す事も叶わないのです。」

「な、何故その様な事を?」

目を見開いて驚く。


「亡き添殿に出会ったお蔭で、貴殿達とも縁が出来、今こうして助けて貰っております。

それ故に、添殿にご恩返しをさせて頂きたく。

どうか受け取ってください。

それと後の残りは軍部に、軍資金・軍馬として供出するつもりですので、気に入った馬がいたら、各自で確保してくださいね。」

ぺこりと馬上で頭を下げる。


「糜芳殿・・・有り難く、有り難く頂戴致します。

其処までのご配慮、一族の頭領として厚くお礼を申し上げます。

又、某の浅慮、平にお許しを。」

馬を停めて拱手しながら、頭を下げる。


(まぁ、無料(ただ)程怖いモノはないからな~。

恩には恩で返しとかないと、居心地悪いし)

内心ぶっちゃける。


こうして色々とキッチリしながら、洛陽に入った糜芳一行であった。


         司隷洛陽内曹嵩邸


「おお、おお、ようこそお出でくだされた。

歓迎致しますぞ糜芳殿。

無理を言って済まんかったのう、惇。」

そのまま難なく入京した糜芳は、夏侯惇達の警護の下曹嵩邸に到着、一家総出で歓迎された。


「は、お邪魔致します曹太尉様。

急な事を言って、ご迷惑をお掛けします。」

「いやいや此方こそ、儂が主上に要らぬ事を言ったばかりに、迷惑を掛けてしまって申し訳ない。」

温和な顔に眉間を寄せて、謝罪する曹嵩。


「さて挨拶はそこそこにして、だ。

旅路で疲れている処申し訳ないが、実は大将軍府から早速、糜芳殿に使者が訪ねておってな。」

「使者ですか・・・。」

仕事がはえ~なと感心する糜芳。


「何進閣下の使者とあらば、直ぐに会いましょう。」

「左様か、では此方へ・・・。」

挨拶もそこそこに、曹嵩に案内されて庭の東屋に赴くと、荀攸が座って待っていた。


「ようこそ洛陽へ、糜芳殿。」

「これはこれは荀攸殿、お久しぶりです。

まさか荀攸殿がいらしていたとは。」

「なに、軍部から太尉様への、連絡事項があったものですので、ついでにと言うことで・・・。」

「はぁ、成る程。

あ、荀攸殿、コレをお納めくださいませ。」

毟り取った残りの金銭等が書かれた、目録を渡す。


「うん?コレは?」

「洛陽に入る前の、豫州の各太守・県令殿達から()()()()()、金銭・軍馬・食糧の目録です。

許家との諍いを話した途端、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と言って来たので、()()()()()()()()()()()()()()()()。」

いけしゃあしゃあと宣う糜芳。


「成る程、では遠慮なく預かります。

ああ、後でその太守・県令達に、大将軍府と軍部から、感謝状を送っておきましょう。

それと、曹嵩太尉兼()()()()?」

「うん?何かな?」

「近々豫州の郡県で()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が出るやも知れません。

監査役の派遣を大司農府(財務)で、是非とも実施して頂きたく。」

糜芳の話を理解した荀攸は、遠慮なく貰った上で、予防線を張りに掛かる。


「なんとそれは由々しき話。

分かった、直ぐ様実施する様取り計らおう。」

コクリと頷く曹嵩。


因みにだがこの時点で、豫州の太守・県令達は、感謝状を送る=軍部と大将軍府が、お前らの()()を糜芳経由で有り難く受け取ったぞ?なんか文句あんのか?あぁん!?という意味であり、例え訴えても、糜芳に毟り取られた私財の回収は不可能となり、泣き寝入りが確定。


ついでに監査役が派遣される=勝手に増税して搾取したり、勝手な名目で税金を取ったら、国家の罪になるのは理解しているよね~?ねぇ!?という意味であり、コレによって私財の補填も不可能となり、強制大質素生活も確定したのであった。


「宜しくお願いします。

さて、余談はさておき本題に入る前に、曹嵩様?」

「何か?」

「これより話す内容は、国家規模の秘事になりますが、聴かれる覚悟は有りますか?

無ければ退席願いたく。」

覚悟を問う。


「うむむ、儂とて三公の1人じゃ。

国家の秘事の1つや2つで怖れていては、太尉など務まるまい。

荀攸殿、覚悟を決めて聞こうではないか。」

「了解しました・・・では、早速。

糜芳殿が計画した策謀ですが、主上が正式に了承なされました。」

「ブホッッ!?ゴホッ!しゅ、主上~!?」

急に皇帝の名が登場して、大いにむせる曹嵩。


「え~と、では?」

「はい、糜芳殿が年始の挨拶の際に、歌曲を披露した後に計画が始動します。

とりあえず主上が演奏を喜び、糜芳殿に褒美云々を言う手筈に成っていますので、それとなく許劭の名前を出してください。

後は閣下と主上で話しを運び、三公にして許家当主・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()よう、持っていきますので。」

「了解しました、その様に持っていきます。」

荀攸の説明に頷く。


「しかしながら糜芳殿、敵に等しい許劭を尚書台(しょうしょだい)(公文書の上奏可否の取り扱い・皇帝への取り次ぎの有無が主な業務の機関で、それらの影響力から人事権にも影響が大きかった)に出仕させ、許劭と許家の破滅を画策するとは、中々剛胆ですなぁ。」

「ご迷惑をおかけします。

一歩間違えば僕自身に返ってくる諸刃の刃ですが、閣下や主上にはどう転んでも、損はさせませんのでご安心ください。」

ぺこりと頭を下げた。


2人の密議を聴いている曹嵩は、「許家を破滅!?諸刃の刃って!?」と、息子と同じリアクションをとり、ワタワタしているが、当の2人は無視して密議を続けていく。


「まぁそれに関しては間違いないので、問題視していないのですが、もう一つの策謀について・・・。」

「ああ、それならこうして・・・。」

ボソボソと質疑応答をしていく2人。


曹嵩は、出るわ出るわの際どい話に、「聴くんじゃなかった」と後悔したそうな。


そして、密議を聴いて眠れない夜を過ごす、曹嵩に反比例して、ぐっすり快眠の糜芳は、正月の新年の主上への挨拶に、遂に臨むのであった。


         洛陽宮中謁見の間


前回の謁見の時と同じく、待合室で周囲の視線をかわす為に、「俺は樹木、俺は樹木」と木になる文言を唱えつつ過ごし・・・たかったのだが、行事進行役の役人に、しっかり役職名・官位・姓名を、大声で呼ばれた挙げ句、代表して挨拶する事と、歌曲を御前で発表する事をバラされ、前回以上に居心地の悪い思いをした糜芳。


(ぬぉぉ・・・腰が、腰に来るぅぅ・・・。

誰かこのけったいな礼法を改正してくれ~)

相変わらず拱手して頭を下げた状態で、銅鑼が鳴るまで小走りに走る。


そして銅鑼が鳴った所で拝礼して停止、霊帝の2度目の呼びかけで頭をあげて、挨拶開始。


(うん?白アン○ンマン、前より肥えたか?

なんか益々白くなって、不健康に観えるし・・・。

確か来年ぐらいにポックリ逝くんだっけか?

・・・こりゃ不摂生に拠る病死だろうな~)

挨拶が終わった後、チラチラ観察して感じる糜芳。


それはさておき、


「さて、糜芳よ。

朕に良き歌曲を聴かせよ。」

「はは!精一杯楽しんで頂けるよう、努めまする。」

拝礼して演奏を開始する。


(予定通りチャンポン組曲にすっか・・・)

事前に考えていた曲を演奏していく。


霊帝の要望に応えて、幾つもの曲を演奏した後、宮廷楽士のお偉いさんらしきオッサンから、「雅が足りない」とかイチャモンを付けられたので、「栄光的ノブの欲望」から雅っぽい曲を幾つか弾いた後、


「では宮廷楽士様、どうぞ雅な音色で僕以上の、()()の演奏をお願いします!

まさか他人に言っといて、自分は弾けないなんて事はないですよね?宮廷楽士様と在ろうお方が?」

しっかりと煽って仕返しをする。


案の定顔を真っ青にして、しどろもどろになり、霊帝に急かされても演奏しなかったので、「不粋且つ不愉快である」と霊帝から強制退場させられた。


強制退場の後に、今度は中年文官の1人が進み出て、


「貴様!名士とは血筋・家柄で成るものでなく、生き様で成るものとほざいているそうだが、如何なる根拠を以てほざいているのか!?」

いきなり論戦を仕掛けられる。


(は?いきなり何言ってんだ?コイツは)

論戦をふっかけて来た、オッサン文官に呆れつつ、


「貴方様は、かの著名な史家・司馬遷(しばせん)公が著した「史記」はご存知ですか?」

「無論、当然知っているわ!」

「なら史記に登場される、漢高祖様の生い立ち・生き様を知っておられる筈。

それを踏まえて、まさか漢の一臣たる貴方様が、高祖様が名士では無いとは言いませんよね?」

しっかり論破する。


肯定すれば不忠・不敬になり、否定すれば「学の無い馬っ鹿で~す」と自身が証明する事となるため、顔を真っ赤にして沈黙、これ又強制退場となった。


(エラいやたら突っかかってくんな?・・・うん?)

そう訝しんでいると、


「・・・・・・・・・。」

心配顔で糜芳を観ている太尉・曹嵩の隣で、無言で敵意剥き出しに睨み付ける中年と、目があう。


(・・・ああ、彼奴が許相って奴か。

成る程な、許劭と同じく公衆の面前で、恥を掻かせようって魂胆かよ)

2人の異常な行動を示唆した、首謀者を睨み返す。


「フホホホッ!相変わらずお主は面白いのう。

さて、恩賞を授けようか、何を望むのじゃ?」

霊帝から計画開始の合図が入る。


「は、実は先日、人物鑑定・批評の大家と言われる、許劭なる御仁と出会いまして・・・。」

チラッと許相を観ると、何か言いたげに口をパクパクしていた。


「ほう、許劭とな?」

「はい、中々に我が故郷・徐州でも()()()が高く、優れた鑑定眼をお持ちとか。

それにも関わらず無官であり、()()()()()に過ごされており、日の目を観ないのは惜しい御仁かと。」

心にも無い事と有る事を喋る糜芳。


「ほう、何進大将軍、お主は存じておるか?」

「は、名前ぐらいは・・・某めよりも、司徒殿の方が存知よりでは?

確か司徒殿のご一門だったかと。」

「何と許相、誠か!?」

「は、はは、左様でございます、私めの族弟に当たる者ですが・・・。」

急展開にしどろもどろな許相。


「ふむふむ、有為な人材登用も、国家繁栄には必要な事よのう・・・。

よし、その許劭なる者を召してみるか。

司徒・許相に命ずる。

お主の()()を以て、許劭を召喚せよ!」

「は?はは!承知致しました。」

責任はお前に有るぞと何気に宣言し、許相は二つ返事で了承する。


「ふむ、頼んだぞ許相、尚書令・盧植よ。」

「はは!」

「お主の下に、許劭とやらを就けるので、宜しく指導をしてやってくれ。」

「はは!承知致しました!」

拱手して快活に答える盧植。


(お~お、そう言や人事部門トップは、謹厳()()の盧植だったっけ?

益々俺には都合が良いわこりゃあ)

人知れずニヤリとほくそ笑む。


(さぁ~て、仕上げをご覧じろ。

計画の始まり~始まり~ってか)

こうして、許劭が朝廷に仕官する事となり、許劭及び許家滅亡計画が開始されたのであった。


そして・・・


「おのれ~あの小僧が!まんまと逃げおおせたか!

何時か必ずや、受けた恥辱を返してくれるわ!」

地団駄を踏んで、興奮しきりの許劭。


許劭にとって憎き小僧・糜芳は、1月の謁見を終えると、賊徒討伐に赴く軍部の軍勢に便乗し、サッサと帰郷していた。


挙げ句に暗殺依頼をした事が、どこからともなく漏れて騒ぎになった上、袁家が許家に泥を被せて、失脚を画策しているという情報まで流れ、それを防ぐ為に暗殺する処か、不本意にも警護依頼に変更する有り様だったので、余計に苛立ちが募っていた。


2月、族兄の許相からの推挙という形で、許劭は朝廷に出仕。


盧植に次ぐ次官として、尚書台に所属する事となり、現在は洛陽の本家邸に逗留していた。


「せ、先生!先生大変です!」

「何事だ!?後貴様も儂の副官になったのだから、先生呼びは止めろ!」

「は、失礼しました、許劭様。

門前に人集りが出来ておりまして、許劭様に要件が有るから取り次げと、騒いでおります!」

「なにぃ!?」

元弟子・現副官の話を聞いて、驚いた声を上げる。


(フフン、大方儂の声望と役職に釣られて、批評希望の輩が大挙してきたのだろうな)

そう思って鼻を鳴らし、


「良かろう、会ってやろうではないか。」

スタスタと門前に赴く。


そして、門前に行くと、


「「「「「おお!許劭先生、一別以来お久しぶりにございます!」」」」」

一斉に拱手して頭を下げる。


「うん?・・・おお、久しいな皆の者。」

見知ったというか、見覚えの有る顔を観て、自分が批評した者達なのが判明する。


「先生に於かれましては、朝廷への仕官が叶い、誠におめでとうございます!

なんでも尚書台の役職に就かれたとか。

其処で我々、先生から名士認定を受けた者達が、先生の御為(おんため)に駆けつけた次第です。

どうか我々を存分にお使いくださいます様!」

「「「「「宜しくお願いします!」」」」」

一斉に拱手して頭を再び下げる、批評を受けて許劭から名士認定された者達。


「・・・ハハハ・・・。」

引きつった笑い声を上げる許劭。


策謀その1、「自縄自縛(じじょうじばく)の計」発動。


全国の許劭から名士認定を受けた者達に、許劭が尚書台に仕官した事を、浮屠の情報網を利用して糜芳は、意図的に流した。


結果、「我こそは許劭先生に認められた名士なり。今こそ世に出て名を馳せん!」と意気込み、仕官を求めて許劭の元に、わんさか集ったのであった。


ハッキリ言って名前すら曖昧な者達でも、許劭は無下に扱う事は、難しいと言うより出来なかった。


何故なら、名士認定した彼等を無下にするのは、自身の批評家としての存在意義(アイデンティティ)を、全否定するのに等しいからである。


拒否すれば自身の批評を覆す事になり、詐欺師の誹りを受けるのは確実であり、許家という三公の家柄と、自身の泰山の如き自尊心(プライド)が、それを認める事は出来ず、己の批評を絶対視してしまう。


そして彼の目の前には、朝廷内の一定の人事権という、自分の自尊心と存在意義を満たす事が出来る、甘~い果実がぶら下がっており、それを貪るのに許劭には躊躇が、否、それ以外の選択肢がなかった。


コンボ、「反間の計」が連鎖発動。


許劭が自分で選択したと()()()()()()は、三日月形の邪悪な笑みを浮かべた、とある悪辣外道に選択肢自体を(せば)まれて、誘導されたものであり、自身が頭上から悪辣少年に依って、糸を引かれて動いている、哀れな操り人形(マリオネット)に成っている事には、気付く事は無かった。


3月、外面的には許劭が、精力的に人事を一新して批評家の面目躍如をした・・・様に観えたが、内面的には強引に人事権を濫用する許劭と、それに組していると思われている許相に対する、怨嗟(えんさ)の声に満ち満ちていた。


なにせ役職のパイには限りが有り、功績を立てた人物に役職を奪われて、降格・解任されるのでも恨み辛みが募るモノなのに、何の功績処か実績も碌に無い、ポッと出の輩に役職を奪われたのだから、当然の帰結であった。


無論、それらを承認した尚書台(人事部門)トップの尚書令・盧植に、真っ先に抗議・非難の意見が届いたが、


「今は未だ始めたばかりで、許劭の人事の良し悪しを述べる段階ではなく、成敗を断じる時ではない。

しかし、降格・解任された者達は、職務に対する勤務態度が悪く(サボり)、適応性に欠け(無能)、公私混同(賄賂受領等)が著しい者達である。

他人の事を非難する前に、職務に於ける常日頃の己の所業を、省みてから物を申せ!」

盧植は許劭の成敗は保留とし、抗議に対して降格・解任した事由を述べて一喝、一刀両断して退ける。


策謀その2、「怨恨指向の計」発動と同時に、コンボ「離間の計」・「2者2得の計」が連鎖発動。


許劭が行った一連の行動は、現代で言えばリストラ対象の選定役という、首切り役と同様の事をしており、当然リストラを敢行した会社・役員(尚書台・盧植)よりも、直接名指しでリストラを宣告した分、許劭の方が遥かに怨恨を買っていた。


つまり、許劭に名家・宦官閥(アホ共)の怨恨を、集中させて押し付けながら、しれっと中間管理職の悪吏・汚吏の排除を行っており、2者(何進・霊帝)にとっては、国家予算の中抜き・横領・給料ドロボーや、無能の尻拭い・不徳がウンたらと無茶ぶりな、責任転嫁等が減るという、かなりの大儲けであった(1得)。


因みにだが、優秀な人材に対しての人事権濫用は、盧植(荀攸)が却下してしっかりとブロックしており、ちゃんと悪吏・汚吏のみ排除されている。


そして、許劭が推挙した形の人材が、優秀で有ればそのまま留任させて使い、無能で有ればサッサと解任(クビ)にして、空いた穴に何進配下を繰り上げるなり、優秀な人材を抜擢するなりと、自由にカスタマイズ出来、ついでに無能な人材の責任は、当然推挙した事になる許劭の責任になり、当人の失脚や()()()()()()()()()、大義名分を得れるというオマケ付きである(2得)。


これにより許劭の人事一新が、成功しても失敗しても損失が殆ど無く、「悪吏・汚吏排除に依る国家の清浄化と、優れた人材獲得の可能性」という、利益を得れる何進・霊帝であった。


これが糜芳が荀攸に言っていた、「両者にはどっちに転んでも、利益になる」の内訳であり、失敗したら何進には、「優れた人材のお蔭で、民部の負担が減るor無くなってラッキー!」という、最大の利益になる理由である。


それはさておき、


知らず知らずの内に、「得れる利益・成功は何進・霊帝のモノ、(こうむ)る損失・失敗は許劭(許家)のモノ」という、状態に陥っているのに気付かず、哀れな許劭(ピエロ)は、益々状況を悪化させるのであった。


4月、前述の通り役職パイには限りが有り、最初の内は、政敵・宦官閥や何進からパイを奪って賄い、やりくりしていたのだが、遂には自勢力以外の名家閥の役職パイにも手を出し、他の名家閥勢力と深刻な関係悪化を招き、派閥内で孤立化を深めていく。


しかしそれでも許劭は、自身の批評家としての体面を保つ為に()められず、後見人的立場である許家頭領・許相も()めなかった。


何故ならパッと見は、自分の息の掛かった人物を、どんどん管理職に就かせている事で、自勢力が飛躍的に大きくなっている、様に観えたからである。


このままいけば、「四世太尉の楊家を(しの)いで名家閥筆頭に、四世三公の袁家を抜いて、豫州の名家筆頭格になれるかも」という野心を抱き、猛プッシュをしていた。


確かにこのまま何事も無く、許劭の人事登用が上手くいけば、許相の思惑通りになったかもしれないが。


5~6月、許劭が推挙した形で登用された、許劭公認名士達が、横領・賄賂受領といった不祥事、職務を全う出来ずに滞らせて、機能不全を引き起こす不始末をしでかし、証拠・証人・証言の3拍子揃った状態で、次々と告発された。


しかも告発したのが、政敵の宦官閥だけでなく、身内の名家閥からも告発されるという、前代未聞の珍事を現出させる程である。


余程の怨恨を買っていた模様である。


丁老師の如く、長年の付き合いでその人物の、人柄・能力・適性を観たうえで、内面的要素を厳選して評価して推挙したのとは違い、許劭の場合は、家柄・血筋が良い=良いから自然と出世出来る=出世出来るという事は、優れている証=名士認定という、外面だけを観て評価し、野放図(のほうず)に大勢の人物を、家柄・血筋を観点に評価して、役職に推挙した結果であった。


助けを乞おうにも恨み辛みを、身内の名家閥にすら買っており、孤立無援になっていた。


7月、これらの告発を受けて、許劭公認名士達は次々と逮捕され、厳しい取り調べ(拷問付き)を受け、自白の後処断される。


一連の騒動を見定めた盧植は、


「許劭の批評は全く当てにならず、それ処か国家に害悪を齎しました。

それに加えて、虚言を(ろう)して悪人達を名士と評し、世間を(たぶら)かす事もしております。

依ってを厳しい処罰を以て、綱紀粛正に努めるべきかと心得まする。」

霊帝に上奏し、霊帝も有る意味、面子を汚された形になるので、2つ返事で了承される。


8月、不祥事を起こしたとして、役職を解任されて蟄居謹慎(ちっきょきんしん)中の、許劭・許相の下に勅使が訪れ、許劭は「虚言を弄して世間を欺き、国政を乱した」と責を問われ、許相は「許劭の悪罪を知りながら、頭領として、これを正さず処罰せず放置し、国政を乱したのを助長させた」と責を問われ、両者共々「国家騒乱(こっかそうらん)罪」に処せられた。


これにより許家一族は、一応父祖の功績が考慮されて死一等を減じられ、所有する財貨・土地屋敷等の全ての財産を没収、爵位剥奪の上で庶民に落とされる、改易処分となり、司隷(洛陽)を追放され没落。


事実上許家一族は、再起不能の滅亡を迎えた。


そして許家一族の処分後、同月に何進が上奏し、


「先の許劭同様、世には官爵を賜っているにも関わらず、出仕もせずに批評と称して虚言を弄し、世間を騒がす不届き者が、少なからず居ります。

又、世間を騒がせずとも、父祖の功績に臑を齧り、同じく官爵を賜っているのに出仕せず、国難を他人事の様に傍観している、不忠者もいるとか。

何故にその様な国家に害を為し、国難を放置する不義不忠の穀潰しに、官爵を与え俸給を与えなければいけないのでしょうか?

然るに穀潰し共の爵位・俸給を没収し、真に国家に尽くして、国難に立ち向かっている者にこそ、キチンと与えるべきです。」

適正な名誉授与と(とみ)の分配を訴えつつ、詐欺師紛い(人物批評家)クソニート(隠者気取り)の、社会的制裁も訴えた。


この時代属尽(ぞくじん)と呼ばれる、ボ○ビー(劉備)を含む劉姓の末端(分家の十乗)以外にも、官爵持ちの貴人=貴族の一定数が、五体壮健の癖に働き(出仕)もせず爵位別俸給(生活保護費)を貰って、遊び呆けているクソニートだった。


そのクソニートの中で、許劭の様に偶々生まれた家柄が良く、意識高い系がやっていたのが、人物批評家という名の、詐欺師紛いor占い師擬きであった・・・世も末である。


そんな(うらや)ま怪しからん、怠惰な生活を送っている許劭の様な輩に、太守としてヒイコラ働く、糜芳の羨望と嫉妬と私怨が、三体合体して三位一体化した結果、「働け!!男授苦」が考案され、今実行に移されたのである。


早速朝議に(はか)られて、両派閥連中が形ばかりの反対をした後に可決され、霊帝の承認を得て正式に決まったのであった。


因みにだが、両派閥連中が何進の意見を、素直に認めた理由は、「自分達は、真に国家に尽くしているから、分配金が貰える」と考えたからである。


・・・面の皮の厚さと、それに比例する皮算用は、大したモノであった。


それはさておき、


そうして、「働け!!男授苦」計画が実施され、全国の出仕していない、官爵持ちの爵位を没収して民爵に落とし、庶民に落とした。

(因みに夏侯家は、民爵なのでセーフ)


これにより、大勢のクソニート連中は、生活保護費を貰えなくなった上、国家に納税の義務も果たす事となり、隠者気取りは余程の土地(農地)持ち以外は、税の取り立てに依って、生活難に陥って仕官を目指し、批評家連中は、自身が国家から批評されて、庶民に落とされたので、批評家としての声望を失い、面目丸潰れで失業した。


そして同時に、策謀「太閤検地(たいこうけんち)に於ける、国人一揆(こくじんいっき)顛末(てんまつ)の計」が発動。


「もしも、不穏な動き(反乱)を元官爵持ち達が、企ていてそれを知った場合は、お上に訴え出よ。

高額の報奨金を、主上の名に於いて与える。

もし、不穏な動きを知って、それを未然に防いだ者・者達の場合(首謀者を討ち取る等)は、その元官爵持ちの財産(財貨・土地)を、全て分け与える。

例え奴隷・罪人であっても赦免し、布告通りに与えるものとする」

何進は全国に布告を出して告知された。


布告を告知した事で、クソニート連中の不穏分子・反乱分子に掣肘(せいちゅう)を加えて、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、反乱抑制と制圧・鎮圧策を施したのであった。


実は荀攸がこの爵位没収に於いて、1番の懸念材料が元官爵持ち連中に依る、集団的反乱が勃発して全国に燃え広がる事だった。


しかし糜芳は前世の歴史知識に於いて、似たような事例を知っていたので、説き伏せたのが、曹嵩邸に於ける密議の内容である。


糜芳が参考にした、「太閤検地国人一揆」の内容は、かなり端折って言うと、豊臣秀吉の検地(土地の境界線と税率の確定宣告)に拠って、中間支配層と呼ばれた豪族(国人)の、既得権益である兵権・税徴収権等が失われて支配大名に奪われ、それに怒り狂った国人達が結託、北は東北から南は九州までと、全国各地で大規模な反乱を興したのであった。


これにより、さぞや豊臣秀吉や支配大名は、厳しい窮地に陥ったかと思われたが、全くそんな事は無く、殆どが即座に鎮圧されて、国人一揆自体ぶっちゃけ半年も保たなかった。


その理由は単純明快、今まで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


何故そうなったかと言うと、単純に国人達に味方しても領民達には、()()()()()()()()()()()()()()


同じ税を払うのなら、兵力が数十・数百の豪族と、数千・数万の大名、どちらの下が身の安全か?

豪族に(くみ)して戦って手柄を得ても、雀の涙程の報奨と、大名に与して戦って手柄を得たら、()()()()()()()()()()()()()()()()()報奨の、どちらが利益になるか?と、天秤に架けた結果だった。


・・・まぁ、言わずもがなの選択であったが。


皮肉にも散々国人連中が大名の間で、利害得失を天秤に架けて、離合集散していたのと同じく、領民からも利害得失の天秤に架けられ、女子供の区別無く一族一門が(ことごと)く、元領民兵達に依って討ち取られ族滅、しっぺ返しを喰らって滅亡したのである。


領民達からすれば、国人の一族一門を生かして置けば、最悪再興が認められて復讐されたり、貰った土地の返還をさせられたりと、己達の将来の禍根になると判断して、徹底的に滅ぼしたのだが、結果的にその行為が、豊臣秀吉の残虐的行為として、後世に残す事となり、結構な風評被害を、己の預かり知らぬ所で被った太閤さんだった。


それはさておき、


そうした内容の話しを、対象者を国人=官爵持ちに、既得権益を税徴収権=生活保護費に置き換えて、実際の史実の結果を、荀攸に説明した所、


「お、恐ろしい結末ですな。

しかも非常に説得力が有るのが何とも・・・。」

真冬なのにダラダラと冷や汗を流し、若干震えているようだった。


因みに密議を聴いていた曹嵩は、許容量オーバーして、意識を失っていた。


「しかしながらコレでは、何進閣下の中央・地方名家の支持を失って、後々面倒になるのでは?」

という疑問を荀攸がしてきたので、


「寧ろ地方では大歓喜されますね~。」

はっきりと地方の実情的感想を述べた。


「大歓喜、ですか?」

「ええ、真っ当な地方名家は大体州・郡・県に出仕して働いています。

ハッキリ言って属尽や、出仕しない官爵持ちを、穀潰しと毛嫌いしている人達が、圧倒的ですね。

遊び呆けている輩を、真面目に働いている人々が、快く思う筈が有りませんから。」

間違いなく閣下の声望が上がると、太鼓判を押す。


「それに、中央名家・名家閥自体が閣下に取って、政敵なのですから、今更(おもね)っても無意味です。

そして、名家出身ではない、閣下ならではの意見として、支持母体である軍部や、真っ当な名士達には高く評価されましょう。」

「う~む、確かにそうですな。」

糜芳の意見に頷く。


こうして発動した策謀、「許家一族破滅に託けて、朝廷内部清浄化及び、クソニート撲滅計画」の成功により、糜芳は許家から身の安全を十全に確保。


何進は政敵の減退と、内部権力の拡大に成功。


霊帝も無駄飯喰らいから国家予算支出を取られる処か、税徴収してしっかり回収出来る事となって、大喜びであった。


因みに、この策謀計画の成功を収めた何進は、「絶対に糜芳君とは、敵対しないぞ儂は!」と心に誓い、ご機嫌取りに国家最高権力者が、せっせと()()()()()一地方官の糜芳に逆賄賂を贈るという、珍事態を起こしたのであった。


                   続く

え~と、これで許家一族との、確執とその結末は終わります。


作文構成が下手で、起承転結が長くなり、申し訳ありません。


作中に書いている、「太閤検地に於ける国人一揆の顛末」については、個人的な独自解釈ですので、悪しからずご了承ください。


次話からは、作中の末尾にちょっぽり書いてあった地域をメインに、話を書いていこうと思っております。


楽しんで読んで頂ければ嬉しいです。


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― 新着の感想 ―
[一言] ここまで鮮やかな謀略を見せたら曹操が権力者になったらお仕事をいっぱい持ってこられそうだね。 優秀さを知らない劉備の所が唯一ブラック労働を免れる陣営になってそうで笑える。
[一言] 出ましたな!糜芳殿お得意の極悪コンボ! いや~、いつ見ても惚れ惚れしますな~!
[一言] 作中では、順調に崩御まっしぐらな霊帝ですが、ここまで改革が進みながら崩御というのは惜しいですね。後の歴史ではどの様な評価が成されるか。 しかし、主人公の身分を担保しているのは突き詰めると霊帝…
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